【硬式野球】(71)ドラフト会議後明スポ独占インタビュー 岡田啓吾内野手

2026.10.29

(この取材は10月25日に行われました)

岡田啓吾内野手(商4=前橋育英)

――ドラフト会議から3日ほど経ちましたが、今の実感はいかがですか。
 「先ほど(指名挨拶で)球団の人と会って話したりとか、この2日間すごくたくさんの人からメッセージが届いて、指名されたんだなという実感がやっと今じわじわと湧いてきているなという感じです」

――名前が呼ばれた瞬間はどの感情が一番大きかったですか。
 「安心でした。いろんな方が見守ってくださっていて、いろんな方に期待していただいている中でのドラフトだったので、ほっとした気持ちがだいぶありました」

――全体13番目という高い評価を受けました。
 「素直にうれしいですし、そこは裏返してみれば期待の表れだと思うので、そこを裏切らないようにしっかり準備していきたいなと思います」

――ドラフト会議後、さまざまな方からお祝いの言葉をいただいたと思いますが、特に印象に残っているものはありますか。
 「両親が一番ですね。ドラフト後にビデオ通話したんですけど、家族全員いて、兄弟もいて。すごくうれしそうに『おめでとう』と笑顔で言ってくれたので、だいぶきましたね。目から熱いものが少し出たりもしました。そういう瞬間はすごくうれしかったですし、指名された後に後ろの同期にも祝ってもらって、グータッチしてナイスとか言ってくれたので、そういうのはすごく良かったなと思いました」

――明大に入学した頃にはどのような選手像を目指していましたか。
 「具体的にどういう選手になりたいかはあまりイメージしてなかったんですけど、もうとにかく試合に出たい、結果を残したいと思っていました。同年代の榊原(七斗外野手・情コミ4=報徳学園)が1年生から(リーグ戦に)出ていて、内海(優太内野手・商4=広陵)、光弘(帆高内野手・商4=履正社)もU-18のジャパンで、レベルが高かったので、とにかく食らいつきたい、結果を出したいというハングリー精神でやっていた記憶はあります」

――1年時はBチームにいたことが多かったそうですが、当時がどのような気持ちで練習していましたか。
 「とにかく悔しかったですね。入ったぐらいの時はAチームに行く1年生が結構多かったのですが、自分はケガでスタートが出遅れたので、うわ、悔しいなって。また(同期が)A(チームに)行ったなとか思っていましたし、とにかく悔しい下級生でしたね」

――トレーニングは大学に入ってから始めたとお聞きしましたが、何がきっかけだったのでしょうか。
 「(1年時に)寝坊してしまって。その3カ月半の奉仕活動期間で、何か一つのことを毎日続けようというのでトレーニングを始めて、そこで体の小ささとか、スキルの小ささを実感しました」

――普段のトレーニングはどのように行っているのでしょうか。
 「体を部位で分けて、この日は胸、この日は背中、今日は肩、足、腕とか。いわゆるトレーニーがやるようなトレーニングをやっている感じです」

――トレーニングは岡田選手の武器である足の強化にもつながりましたか。
 「下半身のメニューの時に、ジャンプトレーニングだったり、瞬発系のトレーニングだったり、そういう体の動きを作るような動作のトレーニングをしていたので、それが足の速さにつながっていったのかなとは思います」

――3年秋にリーグ戦への出場が増えてから評価が上がりましたが、一番は何が評価につながったと考えていますか。
 「打率を残せたことが評価につながったかなと思います。初めてスタメンとして出たシーズンだったので、3割8分9厘も残せるとは正直思っていなくて。やっぱり打率が周りの評価につながったのかなと感じます」

――3年冬、大学日本代表候補選手強化合宿の50メートル走で5秒69の歴代最速タイムを出したことで一躍注目の的になりました。
 「自分でもびっくりして、誤計測かなとは少し思ったんですけど、あの中で1位になれて、歴代でも最速タイムというのは、足を売りにしている自分からしたらすごくうれしかったですね」

――4年生になり注目度も上がる中でプレッシャーはありましたか。
 「やっぱり足で注目されるので『盗塁できないな』みたいなことも言われることが多くなったので、そういったところで注目を浴びるようになったのかなと思いましたね。(盗塁に苦手意識はありますか)あまりないですかね。でも言われると意識は多少するので、そこはなるべく頭から消していました。今季も二つ盗塁できているので。でもこの秋はそもそも調子が悪くて、全然出塁ができていないので、まず塁に出たいというのが今の心境です」

――盗塁や走塁で意識しているポイントはありますか。
 「今は力みがちになっていたので、力みがないように力を抜いて走ることも意識しているし、ピッチャーの見る場所はピッチャーによって変えていて、例えば肩が動くようだったら肩を見たり、逆に動かなかったらぼやっと見たりとか、そういう固定観念を外してやるのは意識しているところではあります」

――成長できたポイントとして、今夏の大学日本代表での経験を挙げていましたが、具体的にどのようなところが成長したと感じますか。
 「台湾に旅立つ前の日本での最後のバッティング練習がすごく良くて。そこから台湾に行って、ボールに対してアクションの仕方だったり、変化球を待って打ったりとか、全ての球に対して同じ間で入っていくんじゃなくて、ちょっと違う間を作ってみたりとか。そういった対応力が試合を通してすごく磨かれていった感じがあったので、成長はすごく感じました」

――大学日本代表で得た経験が、今季のプレーに生きていると感じることはありますか。
 「序盤は結構いい感じに打てていたかなという感じもありますし、髙橋煌稀(投手・早大)からの2本打った時も両方とも変化(球)だったので、変化(球)に対してのアクションの仕方は去年より良くなっているかなと感じました」

――東北のイメージはいかがですか。
 「ご飯がおいしい。海鮮とか、仙台牛、牛タンも自分大好きなので。仙台育英(高)出身の子がいっぱいいるので話を聞いてみたら『海鮮はマジでおいしいですよ』って言っていたので、海鮮をめっちゃ食べたい気持ちです」

――東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天)の選手で話してみたい選手はいらっしゃいますか。
 「辰己(涼介)さんは見ていて、野球の技術もすごいことはもちろんですけど、おもしろそうなので話してみたいです」

――楽天のファンの皆様にメッセージをお願いします。
 「自分の武器は足なので、そこは仙台のグラウンドで、自分の足でダイヤモンドを走り回っている姿を見ていただいて、心を惹きつけられるぐらいの選手になりたいと思っているので、すごく応援していただけたらうれしいなと思います」

――最後に週末に控えた立大戦に向けて意気込みをお願いします。
 「ラストのカードになるので、もう4年生でできる試合もあっても3試合、優勝決定戦になったとしても最大で4試合だと思うので、一試合一試合楽しんで、なるべく楽しんで、目の前の一球とか一試合に全力で全員でぶつかっていきたいと思いますし、自分の結果よりチームの結果なので、全員で目の前の勝ちだけに必死になって頑張りたいなと思います」

――ありがとうございました。

[塩谷里菜]