投打ともに圧倒され完敗 明早戦初陣を勝利で飾れず/東京六大学秋季リーグ戦

 苦しい幕開けとなった。先発のエース・入江大生投手(政経4=作新学院)は5回6失点と大乱調。打線も相手エース・早川隆久(早大)を前に2安打と息を潜めた。9回に1点を返し反撃するも及ばず、1-7の完敗。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。(明)●入江、磯村、西城、石原―篠原、植田(早)〇早川―岩本【安】(明)2(早)11【二】(明)西川(9回)(早)岩本(1、5回)丸山(1回)(明)◇犠打0 ◇併殺1 ◇残塁2 ◇盗塁0 ◇失策0 力の差を見せつけられた。「自分が投げる試合は全部勝つ」(入江)。そう意気込み臨んだラストシーズンの初戦だったが、現実は甘くなかった。先発した入江は、初回に連続二塁適時打で2点を失うも何とか立て直す。しかし5回、先頭の鈴木萌(早大)に安打を許すと、今春チーム打率リーグトップの早大打線に火が付く。小技や足を絡めた巧みな攻撃に翻弄(ほんろう)され、一挙4失点。エース対決を制すことができず、5回6失点でマウンドを降りた。  一方の打線も、プロ注目左腕・早川を前に手も足も出なかった。初回に西川黎外野手(商1=履正社)が安打で出塁するも、2回から8回まで二塁を踏むどころか、出塁することさえできず。最速155キロの直球と多彩な変化球を駆使した投球に明大打線のバットは空を切り、気付けば17三振。9回に西川の二塁適時打で1点を返すもそこまで。投打ともに振るわず、後味の悪い敗戦となった。  投打に課題を残した一戦。だが下を向いてはいられない。まだ秋は始まったばかりだ。リーグ戦では試合を重ねる中での〝修正力〟が問われる。これは昨季の優勝メンバーもよく口にしていた言葉。ここからどこまで調子を上げていけるかに期待だ。 また、今季から我が明大応援団が外野席にて復活した。観客席からの大きな声援は、土壇場で選手の背中を押してくれるだろう。次戦こそ〝粘りの明治〟を見せ、熱いプレーで応援団とともに神宮を彩る。 [加川遥稀]https://lp.unlim.team/cp-big6/2020/autumn/
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健闘むなしく初戦敗退 〝史上最強〟持ち越しへ/全日本学生男子王座決定戦

 大学日本一を決める大会に、5年ぶりに明大男子が挑戦した。1チーム3人のトーナメント方式で行われ、山邑祥次朗(営4=甲南)、山内俊瑛主将(理工3=明大明治)、田崎裕斗(商3=明大明治)が出場。しかし随所で全国の壁に圧倒され、初戦突破とはならず。一方で今後の課題など新たな発見もあり、実りある大会となった。 ◆9・15~18 全日本学生男子王座決定戦、個人選手権(服部緑地陸上競技場)▼9・16 予選ラウンド 山邑――57位 山内――59位 田崎――67位 玉川――94位▼9・17 個人決勝ラウンド 山邑――1回戦敗退 山内――1回戦敗退▼9・18 団体決勝ラウンド 明大――9位タイ  王座独特の雰囲気にのまれてしまった。試合が始まると、どのチームも大声で仲間を鼓舞する。その雰囲気に圧倒された山内は「自分はこんなに緊張に弱いのか」と悔しさをにじませた。田崎もまた、この極限の状況下で実力を発揮できず、終始表情を曇らせた。初戦でスコアを競った愛知産大には0―6のストレート負けを喫し、奮闘むなしく王座は閉幕した。課題として浮かび上がったのは「普段通りを出す難しさ」(玉川元喜・文4=明大中野)。全国の強豪が集まる大会で流れをモノにできず。また、5年ぶりの王座ということもあり「経験値の差が結果に響いてしまった」(玉川)。山邑前主将の下で掲げた〝史上最強〟のスローガンは後輩へ託されることとなる。  「〝全国〟と言葉で言うより、実際にこの場に来て分かることがある」(田崎)。立ちはだかった全国の壁を前にして感じた経験の差。特に、緊張からペースが乱れてしまうことが最大の落とし穴となった。「練習を試合のように。試合を練習のように。まさにその通りだと感じた」(玉川)。大会を肌で感じたからこそ会得した改善点を部全体に還元し、山内を中心とする新たなチームの発展へ。「自分たちの代を超えてほしい」(山邑)と、先輩の思いが引き継がれる。 [村川拓次] 試合後のコメント山邑――王座決定戦を終えて、今の心境を教えてください。 「(4年生部員で)今試合に来ているのは自分と玉川だけですが、同期は22人いて、自分たちが運営をしていくにあたり〝史上最強〟を掲げ、団体はベスト8を目指してやってきました。主将としてチームをまとめてきましたが、同期や後輩が協力して〝史上最強〟のために動いてきました。みんなで努力した結果が王座なので、多くの人に支えられたと思っています」 ――試合の内容はいかがでしたか。 「結果としてはストレート負けでした。でも自分が6本打った中で見ると8~9点に収まっているのは良かったです。最終射がXのど真ん中だったので、こうして必死に10年間努力してきた最後の1本が10点だったのはとても嬉しいです。長い時間掛けて大会に出るのはこれが最後になると思うと、寂しい部分もあります。アーチェリーがあって10年間楽しかったですし、自信など多くの部分を身につけられたので良かったです」 玉川――王座を経験して感じたことはありますか。 「アーチェリーの特質上、どれだけいつも通りにできるかが重要になります。その〝普段通り〟を出す難しさは勉強になりました。『練習を試合のように。試合を練習のように』とはよく言いますが、まさにその通りだし、練習の重要性を実感しました」 山内――試合を振り返ってみていかがでしたか。 「ここ最近試合がなかったのも関係してくると思いますが、緊張に関しては、自分はこんなに弱いんだと痛感しました。それを克服するために、試合にたくさん出て、経験を積んでいきたいです。後輩にも試合に出て経験を積んでほしいです。大きな大会だと、試合に出るだけで刺激を得られます。もちろん自分も大きな刺激を受けました。個人でも団体でも、強いチームは周りから見ても分かりました」 田崎――王座の雰囲気を感じましたか。 「この独特の雰囲気にのまれてしまいました。極限の状況下で自分の力を発揮できないのが自分の現時点での実力なので、今日の結果を受け止めて来年につなげたいと思います。ここに来て初めて経験できることがあると思います。言葉で〝全国〟と言うよりも、実際に体験して分かることもあります。自分の実力を過信せず、上には上がいることが分かりました。これからもっと経験を積んで、揺るぎない自信を付けないといけないです」
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プロ注目153キロ右腕・入江 欲するはチームの勝利のみ/東京六大学秋季リーグ戦

 紫紺の〝11〟の伝統を守るために。入江大生投手(政経4=作新学院)は最速153キロの直球と鋭いフォークボールが武器の本格派右腕だ。1年次から着実に成長を遂げ、3年次秋ついに防御率0点台を記録。最高学年となった今年度は副将、そして明大のエースナンバー〝11〟を託され主力としての活躍が期待されている。 「50点」。8月に行われた春季リーグ戦での自身の投球をこう振り返る。異例の短期決戦への戦略として3戦目まで救援で待機するも、チームがまさかの3連敗。急遽4戦目の法大戦で先発のマウンドに立つこととなった。「絶対にチームを勝たせる」。強い気持ちを胸に登板した入江は前日からの連投にも猛暑にも屈することなく、9回1失点10奪三振の〝熱投〟。結果的に春の王者となった法大打線を完全に封じ込めた。それでもチームはタイブレークの末、この日も敗戦。自身の防御率はリーグ3位の1.50と結果を残したが「明治のエースはどんなに調子が悪くても勝たなければならない」という宿命を背負う入江にとって悔いの残るリーグ戦に終わった。  ラストシーズンに全てを懸ける。19年秋から2季連続の5位に沈んでいる明大にとって、この秋の巻き返しは必須。第1先発が濃厚である入江は当然大きなカギを握ることとなる。また同時にプロ志望である自身の進退をかけた大きなシーズンでもある。「森下(暢仁選手・令2政経卒・現広島東洋カープ)さん、今井(達也選手・現埼玉西武ライオンズ)など身近だった人たちがプロで活躍している。自分も頑張らなければいけない」。自分のため、仲間のため、そして何より明大のため。たくさんの思いを込め、最後の神宮のマウンドに向かう。【小野原琢真】▼入江大生(いりえ・たいせい)1998年8月26日生まれ。政治経済学部4年。作新学院高出身。187cm・84㎏。右投右打。高校3年次に内野手としてU-18日本代表に選出。リーグ通算29試合2勝6敗(9月19日現在)↓他大学のPICKUP選手特集はこちらから↓【慶大】COMING SOON【早大】COMING SOON【立大】COMING SOON【法大】COMING SOON【東大】COMING SOON
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入江、竹田の先発2枚は強力 清水風、公家ら打線の軸が機能するか/東京六大学秋季リーグ戦展望

 逆襲の秋とすることができるか。1971年の春秋以来49年ぶりとなる2季連続5位に沈んでいる明大。田中武宏新監督(昭59文卒)にとっては厳しい船出となったが「神宮での苦しい場面を乗り越えるための力」と指揮官が語る〝人間力〟野球を武器に巻き返しを図る。 投手陣で中心となるのはやはり入江大生投手(政経4=作新学院)、竹田祐投手(政経3=履正社)の二枚看板だ。入江はこの3年半救援での出番が主であったが、ラストシーズンの今秋は第1先発での起用が濃厚。「5大学全てに勝つ」(入江)という目標通りの投球を紫紺のエースとして見せられるか。竹田は今春2試合に登板するも防御率9.72と自己ワーストの成績に終わった。来年度のエース候補として期待が大きいだけに、今秋は成績を残したいところだ。救援陣には、夏季オープン戦で150キロを計測した中山晶量投手(営4=鳴門)、今春リーグ戦初勝利を飾った髙橋聖人投手(商3=小諸商)、けがからの復活を目指す磯村峻平投手(文3=中京大中京)など多様な選手たちが控える。昨春、森下暢仁選手(令2政経卒・現広島東洋カープ)を中心とした投手陣がリーグ1位のチーム防御率で優勝を飾ったように、今秋は守りからリズムを作っていきたい。 一方の野手陣は奮起が必要だ。今春はチーム打率こそ3位であったが、得点数がリーグ5位。現役選手の通算本塁打数がリーグ最少の2本のみという長打力不足を補うためにも、打線のつながりを作ることが今秋のカギとなるだろう。注目したいのは今春打率を3割に乗せた4選手。藤江康太内野手(国際4=千葉黎明)は巧みなバットコントロールでリードオフマンの役割を担う。公家響主将(政経4=横浜)はチーム最多の4打点を挙げた勝負強さに注目。清水風馬内野手(商4=常総学院)は、4番として2季連続でのベストナイン受賞なるか。また3年生の篠原翔太捕手(政経3=報徳学園)は、持ち前のパンチ力でリーグ戦初本塁打を目指す。 明大投手王国の復活、そして野手陣の勝負所での一打。これらがうまくかみ合えば優勝争いも決して夢ではないはずだ。 [小野原琢真]↓他大学の戦力分析はこちらから↓【慶大】慶應スポーツ新聞会【早大】早稲田スポーツ新聞会【立大】COMING SOON【法大】スポーツ法政【東大】東京大学新聞社
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秋季リーグ開幕 初戦は守備ミス目立ち敗北/東京六大学秋季リーグ戦

 新型コロナウィルスの影響でおよそ1年ぶりの開催となったリーグ戦。初戦の慶大戦は、前半きっ抗した試合が続くも、後半は敵のペースにのまれてしまい、4-8で黒星を付けられた。 ◆9・5~10・24 東京六大学秋季リーグ戦(立川公園野球場他)◆9・15 対慶大戦(明大府中グラウンド)明大4―8慶大〇 慶大戦123456789計明大0010210004慶大31000121×8  公式戦では昨年度の秋リーグぶりとなる慶大との試合。1回裏からいきなり3点を取られる洗礼を受け、続く2回裏も1点の追加点を許してしまう。しかし3回表、一死3塁の場面。相手のボークによって一人が生還。敵のミスに乗じて勢いをつけた明大は5回表、無死1塁の場面でルーキー・栗山穣捕手(政経1=大館鳳鳴)が三塁手の悪送球で出塁すると、敵のファンブルが連続。一塁走者が生還し、続いて中西壱星外野手(営2=三田学園)の中適時打で栗山も生還し2点を獲得した。そして6回表には高桑一真内野手(商4=日大第二)が本塁打を放ち、同点に追いついた。 しかし、そのまま6回裏で1点を取られると流れを奪われてしまい、何回も失策を引き起こす。「各個人の意識の変え方がまだ全然足りない」(辻義大主将・政経4=長崎商)。その後も守備ミスを連発し、攻撃でも追加点を取れず試合終了。4点差で敗北という苦汁をなめた結果となった。  今大会は新型コロナウィルスの影響で1回総当たり戦に変更された。そのため優勝を目指す明大にとってこの敗北は大きい。「一戦も落とさない気持ちでやっていく」(辻)。次の相手は立大。今回見えた守備面の課題をいかにカバーしていくかが、勝利の鍵になるだろう。 [金内英大] 試合後のコメント辻主将――今日の試合を振り返っていかがですか。 「取れるアウトを取れなかったので、そこが点につながってしまったというのが反省点ですね」 ――投手陣については。 「今の投手陣のなかではベストメンバーを選んでいるので、それでやってもらうしかないんですけど盗塁もけっこうされていて、そこはバッテリー間でのことでもあるので、どうにかして盗塁を防いでいくためにも投手にも声かけをしていきたいと思います」 高桑――ホームランが出ましたね。 「本当になかなか3、4年といい結果が出ていなかったので、チームの点になるバッティングをガッツリできて良かったです」 ――これがラストシーズンになります。 「自分の結果というよりも、チームの勝利。そこに向けて泥臭くガッツリとやっていきたいと思います」
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