さらば、舘世代 岐阜朝日クラブに0-2で初戦敗退/全日本選手権

 社会人選手権優勝チームを相手に前半は「互角の戦いだった」(FW太田陸登・理工4=今市)。ボール支配率で上回り、相手をリズムに乗らせない展開が続いたが、第4Q(クオーター)開始2分、相手にPC(ペナルティーコーナー)を許し失点。その直後にはDFのスキを突かれ0-2で試合終了。この試合をもって4年生は引退となった。  「山あり谷ありでしたね」。4年間の大学ホッケー生活を終えて、MF舘亮佑主将(政経4=丹生)は笑った。1年次から試合に出場し、期待され続けた4年間。しかし、下級生の頃は「チームがゴタゴタしていた」(舘)。上下関係もうまくいくことばかりではなかった。そんな中任された主将。初めての大役に「最初の頃は自信がなかった」(舘)。それでも下級生が伸び伸びできるように、練習から声を掛け続けた。「時には厳しく、時には優しく」(DF大嶋鴻太・商2=今市)。いつもは強いキャプテンも、ピッチを離れるといじられキャラに変わる。誰からも愛される性格がチームに調和を生み「最高のチーム」(大嶋)を作り上げた。下級生が試合に出ることが多い中「4年生が腐らずに支えてくれた」(舘)と話すこの1年。多くの仲間と一緒に、山も谷も超えてきた。福井のホッケー少年は小池文彦監督も「日本一のキャプテン」と称するほどに大きく成長し、次のステージへと旅立っていく。 (写真:最後まで全力で戦った舘) 「全国大会で優勝してほしい」(舘)。夢の続きは後輩に託された。今年度は春季リーグで優勝を果たし、インカレでも4強入りと昨年度からの飛躍を見せたホッケー部。それでも全国でのタイトルからは長年遠ざかっている。「まずは王座を取りにいく」(DF橋本岳樹・文3=山梨学院)。今大会の悔しさを力に変えて。まずは夏の王座で頂点を目指す。 [中野拓土] 試合後のコメント小池監督――試合前はどういった声を掛けましたか。 「100%の力を出そう、学生らしいホッケーをしようと、それだけです。自分たちを信じてやろうという話をしました」 ――4年生には何を伝えたいですか。 「レギュラーに出ている人はもちろん、サポートに回ってくれている4年生が本当によくやってくれたと思います。いろんな意味で4年生が引っ張ってくれました。ご苦労さまです」 舘――キャプテンとしての1年を振り返っていかがですか。 「僕自身、今までキャプテンをやったことがなく、やれる自信が最初の頃はなかったです。後輩たちの力のおかげでリーグも優勝できたりインカレもベスト4に入れたり全日にも来させてもらいました。試合に出ていない同期も含めて本当にありがたい1年だったと思います」 ――小池監督、宮田知総監督には4年間お世話になりました。 「4年間試合に出させてもらったことに本当に感謝していますし、困っているときに2人にはいろんな声掛けをしてもらっていたのでありがとうございましたと伝えたいです」 ――寮生活で思い出すことはありますか。 「鍋パーティーです。3年生の冬までは毎年クリスマスに集まって鍋をしたのは本当にいい思い出です(笑)」 太田――試合を振り返っていかがですか。 「第3Qまでは互角の戦いでしたし、最終的に負けてしまいましたが、個人的にはすごくいいゲームができて終われたかなと思います」 ――エースとしての1年を振り返っていかがですか。 「こんなにすっきりして終われるとは思っていませんでした。これまではモヤモヤして毎年終わっていたんですけど、全てに全力でできたのかなと思います」 ――後輩に対しては何を伝えたいですか。 「チームというものを大切にして、学生らしさと明治らしさを大事にして一つになって一戦一戦戦ってほしいなと思います」 橋本――4年生と挑む最後の試合となりました。 「僕は先輩と絡む時間が多くて、私生活でもほぼ毎日遊んだりしていたので、試合が終わった後にそれが脳裏に浮かんでしまって、ホッケーできないんだとよりもう出て行っちゃうんだという気持ちの方が強かったです」 ――来年度に向けて意気込みをお願いします。 「明治大学は王座を取れていないので、来年はそこを取れたらいいなと思います。そのあとのことはまた立て直して、まずは王座を狙います」
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延長までもつれる大熱戦! プロ相手に1-2の惜敗/全日本選手権 

 リーグ王者として全日本選手権に挑んだ。相手は昨年度同大会4位の東北フリーブレイズ。FW池田涼希(政経4=北海)が先制点を決めたが、延長戦の末1-2で惜敗。あと一歩のところで、準決勝進出を逃した。 ◆12・6~8 第87回全日本選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)▼12・6 1回戦 対東北フリーブレイズ 明大1{1-1、0-0、0-0、0-1}2東北フリーブレイズ〇※サドンデス方式の延長ピリオドの末、東北フリーブレイズの勝利  アジアリーグに所属する東北フリーブレイズ。プロチーム相手に60分で決着が着かず、互角に渡り合った。延長ピリオドでは開始31秒で決勝点を奪われ、1992年以来の大金星をあげることはかなわず。それでも「疲れたけど、楽しかった」(GK磯部裕次郎主将・政経4=武修館)。試合後、充実感にあふれた選手たちに温かい拍手が送られた。  池田と磯部。2人の攻守の要が、会場に明大の勝利を予感させた。開始6分26秒、池田はFW徳田滉也(政経3=武修館)からのパスを受けると、相手DF陣を置き去りに。「落ち着いて流し込むだけ」。ゴール左隅にパックを突き刺し、先制点をもたらした。「いつもより余裕があって、点を取れた」。リーグ戦の得点王は、試合開始から堂々のプレー。プロ相手にも戦える自信をチームにもたらした。 その後は体格で上回り、パスの精度が高い相手に対して守備の時間が続く。それでも、磯部がゴール前で立ちはだかった。第2ピリオド13分にはペナルティーを取られ数的不利な状況に。その局面で1対1のシュートを防ぐなど冷静なキャッチング。「今日は神がかっていた(笑)」。60分間で65本のシュートを浴びながら1点に抑える大活躍。エースと守護神。2人の絶対的支柱が大熱戦をつくり出した。  「インカレにつながる試合ができた」(池田)。今季も残すは12月下旬に北海道・釧路で行われるインカレのみとなった。4年生にとっては最後の大舞台。「最後の1秒まで全力で、チームのために一生懸命やりたい」(磯部)。4連覇の偉業を成し遂げるその日まで、最上級生が背中で示し続ける。 [福永智隆] 試合後のコメント井原朗監督ーー今試合を振り返っていかがでしたか。 「リーグではやっていないシステムを使って、なるべく失点を少なくするゲームプランを考えていました、そこはうまくはまっていたのかなと思います」 池田――インカレへの意気込みをお願いします。 「インカレは負けたら終わりなので、一戦一戦勝てるチームを、勝ち切れる強いチームをつくっていきたいです」 磯部――好セーブ連発の大活躍でした。 「疲れたけど、楽しかったです。最後延長までいって、いけるかなって思っていましたけど、そんな甘くなかったです(笑)。でもすごいやりがいもあったし、インカレにつながる試合ができたんじゃないかなと思います」 DF京谷充洋(政経4=北海道清水)――延長戦までもつれました。 「ワンチャンスあるかなと思いました。最後決めたかったです。出たら入れられそうだなというイメージがあったので、残念でした」 徳田――磯部選手の活躍はいかがでしたか。 「60本くらい打たれて、大学の60本と実業団の60本は違うし、ゴール前で1対1になった場面もありました。2ピリで『決められた』と思ったところも、キャッチング伸ばして捕っていて。本当に助けられました。だからこそ、自分が決めて勝ちたかったです」 青山――今日の試合に点数をつけるなら何点ですか。 「85点です。自分たちなりにもバトルとか、まだまだのところはありますけど決め切れた場面はありました。PPでもGKを中心に守ることができたので、インカレにもつながると思います」 佐久間――今試合でつかんだ手応えはありましたか。 「みんな気持ちが入っていたので、動きは良かったし本当に勝ちを狙っていたのでいつもより良い動きができました。これくらいできるんだと自分たちは分かったので、それが次に生きると思います」
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有終の美を飾れ! 難敵倒し、頂点へ!/全日本選手権展望

 インカレ4強によって出場権を得た全日本選手権。4年生にとっては最後の公式戦となる。初戦は6日に社会人1位の岐阜朝日クラブとの対戦だ。強敵撃破で有終の美を飾る。 ◆12・6~8 岡山県赤磐市熊山運動公園多目的広場  山あり谷ありの1年だった。8季ぶりのリーグ優勝から始まった今年度。長年の課題だったPC(ペナルティーコーナー)の精度が、DF古川裕大(政経2=伊万里商)の活躍で格段にアップ。小池文彦監督の目指す「チャンスで1本」を体現し、関東王者に輝いた。しかし全日本大学王座決定戦では、福井工大を相手に準々決勝で敗退。全国の壁の高さを痛感した夏だった。悔しさを糧に、迎えたインカレでは快進撃を見せた。2回戦で日本リーグ王者の天理大を破ると、王座優勝校の朝日大もSO戦の末、撃破。一戦必勝の集中力を発揮し、強豪校を次々に打ち破る。2年ぶりの4強進出を果たした。酸いも甘いも知った1年。その集大成を見せる時が来た。  優勝への道のりは、決して楽ではない。初戦の相手は岐阜朝日クラブ。今年度の全日本社会人選手権を制し、今大会2連覇中の優勝候補筆頭だ。日本代表経験者も多数在籍しており、層が厚く、開幕から激しい戦いになるだろう。しかし、岐阜朝日クラブも日本リーグでは天理大に敗れており、何が起こるか分からない一発勝負では十分に勝機がある。持ち味のパスホッケーが発揮できるかがカギとなる。この1年でセットプレーの完成度が高まり、得点力も向上。2度の全国大会で感じた個人スキルの不足も秋季リーグで磨いてきた。あとはいかにチャンスを作るか。秋季リーグでベストイレブンに輝いたMF舘亮佑主将(政経4=丹生)、FW太田陸登(理工4=今市)、古川、MF森紘之(法2=天理)を中心に〝つなぐホッケー〟で勝利をもぎ取りたい。「最後は笑っておわれるように」(太田)。最後の戦いが幕を開ける。 [中野拓土]
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勝負を分けた1本の差 府立8連覇の夢ついえる/第64回全日本学生選手権

 勝敗を分けたのは紙一重の差だった。8連覇を懸けて挑んだ今大会。佐藤メイジは幾度となく困難を乗り越え、決勝へ。対するは昨年も決勝で対戦した、龍谷大。両者一歩も譲らず、3―3で勝敗は佐藤力哉主将(文4=桜丘)に託された。互いに1本を取り合う拮抗(きっこう)した展開になるも、最後は上段蹴りを浴び無念の敗北。あと一歩のところで優勝を果たせなかった。 ◆12・1 第64回全日本学生選手権(エディオンアリーナ大阪)〈男子〉▼明大――2位 〈女子〉▼明大――ベスト8  王者としての戦いが始まった。松本メイジが成し遂げた驚異の団体インカレ7連覇。佐藤メイジは先輩たちの思いを胸に、前人未到の8連覇という偉業を懸けた戦いに挑んだ。最初の山場は中大と準々決勝。代表戦にもつれ込むと明大からはルーキー・木村柊也(文1=関西福祉科学大)が選出された。「心の準備ができていなかった」と、思わぬ大役に驚くも「先輩のために勝ちたかった」。相手に1本も許さず、期待に応えた木村の活躍で中大に勝利。準決勝で同大を抑え、昨年と同じく龍谷大との決勝戦となった。  最後までどちらに勝利が転ぶかわからない、死闘となった。明大が1勝すれば、今度は龍谷大が取り返してくる。一進一退の攻防を繰り返し、遂に3ー3で迎えた大将戦。チームの優勝は佐藤主将に委ねられた。「上手くいった」と、渾身のアッパーが決まり、幸先良いスタートを切る。だが「プレッシャーを感じてしまった」。歴代主将が積み上げたインカレ7連覇。その重みは容赦なく佐藤主将に降り注いだ。最後まで粘り強い拳法を見せるも、遂に面への上段蹴りを浴び試合終了。それでも「悔しいけど、やり切った」(佐藤主将)。準優勝という輝かしい成績を収めた。  今大会を機に4年生は引退し、小森彪楽(文3=桜丘)を主将とした新たな世代が始動する。「来年は小森を中心に、自分たちができなかった優勝をつかんでほしい」(佐藤主将)。「先輩方に代わって次こそは優勝旗を取り返したい」(小森)。明大に立ち止まっている時間はない。来年は王者ではなく、チャレンジャーとして。今年の雪辱を晴らすべく、1からの挑戦が始まる。 [久野稜太]  試合後のコメント高村潤監督――佐藤主将はどのような主将でしたか。 「昨年は府立に出ませんでした。また優しすぎる、気持ちの面で弱いところがある中、主将になってから成長し、リーダーシップを発揮してくれました」 佐藤主将――4年間を振り返っていかがですか。 「高校を卒業して違う大学に入っていた自分、高校を卒業して就職していた自分と、この明大で4年間しっかり卒業できた自分がいたとして、比べた時にどっちが優秀というか良い人物かっていうのは歴然としているのではと思っていて。この4年間ですごく色々な先輩方の温かさを感じ、そして楽しいかわいい後輩に恵まれ、正直言葉では表せられないくらいの4年間であったなと思います」 小和野晃槻(法4=青翔)――同期としての佐藤主将はどのような存在でしたか。 「自分の中ではすごい強く、一歩先を行かれている気持ちがあって。あいつがいたから自分も頑張ろうって思えたし、すごく刺激をもらいました」 小野塚萌(国際4=栃木女子)――今日の試合を振り返っていかがですか。 「今日は次の試合がないので後悔だけはしないように、って思って臨みました。最後負けた試合は、前の試合しんどかったのもあって、満足して気持ちが切れたのもあるので。少しだけ後悔していますが、4年間の全てをぶつけられた感じがしています」 佐々木智充(政経4=逗子開成)――今日の試合を振り返っていかがですか。 「3年生まで府立では試合に出られなくて、ずっとスーツを着て裏方をやっていたのですが、今年は試合に出られて勝利に貢献できたのですごく良かったです」 
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集大成の初タイトル! 中平・米澤要ペアが日本一/全日本学生選抜インドア選手権

 うれしい初タイトルだ! 学生ランキング12位までが出場できる今大会。中平慎吾(農4=尽誠学園)・米澤要(営4=能登)ペアが優勝を果たした。明大勢の優勝は第40回大会以来13年ぶり。学生最後の全国の舞台でついに頂点に立ってみせた。 ◆12・1 全日本学生選抜インドア選手権(小田原アリーナ)▼男子の部 中平・米澤要ペア――1位 本倉・齋藤大ペア――Cブロック敗退  予選ブロックを勝ち上がり、中平・米澤要ペアは決勝で根本・渡邊ペア(法大)と対戦した。2ゲームを連取され、続く第7ゲームは中平のフォアハンドで先制に成功。2ポイント目も、コート外に出された中平を米澤要がカバー。「コート中を走り回ろうと思って」(米澤)。米澤要が次々とスマッシュを決めると、負けじと中平の強打がさえる。息の合ったプレーで流れを取り戻し、迎えた第8ゲームはデュースにもつれ込むも焦らず。最後は8回続いたラリーを中平が制し、ゲームカウント5―3で優勝を決めた。  「ずっと2位3位だった」(中平)。入学直後から4年間、ペアで継続して結果を残してきた。今年は関東学生選手権、東日本学生選手権ともに3位。だが、ただ優勝の2文字だけが遠く。集大成で挑んだ8月のインカレも、ライバルに敗れ準優勝だった。そして日本一へ最後のチャンスだった今大会。「楽しくやろう」と声を掛け合い、悲願の初タイトルを手にした。米澤要は競技人生を通しても、個人で初の日本一。「言葉に表せないくらいうれしい」。ペアで頂点を目指し続けた努力が、ようやく実を結んだ。  今年残すは関東学生選抜インドア選手権。中平・米澤要ペアでの戦いもあと一つとなった。常にトップで戦ってきた4年間。ラストは日本一の肩書きを胸に、先頭を走り抜く。 [福田夏希] 試合後のコメント中平――優勝おめでとうございます。 「うれしいですね。学生で初めて優勝できたので。ずっとずっと2位3位で、名前を残せたことがうれしいです」 ――予選ブロックは強敵ぞろいだったかと思います。 「初戦にファイナルで勝てて流れに乗っていけたので、初戦で勝てたのが大きいですね。試合前からずっと米澤と2人で『楽しくやろう』と言っていました。楽しくできたかなと思います」 米澤要――初タイトルです。 「なんか実感が湧かないというか。それを目指してやってきたんですけど、言葉に表せないくらいうれしいです」 ――決勝はどのような気持ちで入りましたか。 「もう本当に勝ちたい一心でした。でもそうなるとどうしても力んでしまうので、向こうも年下だし最後だし負けてもいいやという感じで。楽しんでやろうと思って入りました」 ――改めて4年間を振り返っていかがですか。 「本当に長かったですね。インカレ決勝も負けるし、ずっと日本一を目標にしてきてやっと最後に取れて、自分がやってきたことに意味があったんだなと思います」
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