【硬式野球】(60)東大戦事前インタビュー② 松本慎之介投手、秋元諒内野手

(この取材は9月2日、5日に行われました)
松本慎之介投手
――昨季に臨む上で昨秋から変えたものはありましたか。
「フォームに関しては大きく変えた部分が何個かあります。その結果として、ストレートが球速2、3キロ上がって、今までヒットになっていた打球がファールになったので、真っ直ぐに強さが出たというのが一番大きかったかなと思います」
――明大1回戦では対左打者の場面でスライダーを有効活用されていたように感じましたが、左打者に対しての意識はございますか。
「スライダーは自分の持ち味だなと思っていて、そこは他大学の選手も対策はしているとは思います。その中で真っすぐの球速を上げていって、真っすぐにできるだけバッターの意識がいったところでスライダーが生きるようにという意識でやっていたので、左バッターはそこまで打たれるイメージはない状態で望むことができました」
――法大戦まで好投が続いたのも球速が上がったことが要因ですか。
「そうですね。明治戦が一番自分としては調子が良く、それ以降は少しずつ球速が落ち、疲労もあり、いろいろうまくいかないこともありましたが、その中でも集中力を切らさずに、アナリストが出してくれた打者データや動画を見ながら、バッターの苦手なところをしっかり突いていけたというのが法政戦でいいピッチングをしたというのにはつながったかなと思います」
――アナリストのデータはどれだけ頭に入れて試合に臨みますか。
「どういう配球をしていくのがいいのかというところも含めて、例えば初球のアクションが悪いからストライクを取っていくとか、今までもそういう分析というのはバッテリーでやっていましたが、今年からアナリストが数字を使って教えてくれて、意外にそうなんだなという部分も増えてきて、様々な情報を入れて臨んでいます」
――昨季を戦う中で感じた自身の長所と課題を教えてください。
「しっかり丁寧に攻めていけば、他大学のバッターもそこまで怖がることなく対等に勝負できていたというのが良かったことです。ただ、課題として、球数がどうしてもかさんでしまい、圧倒することはできませんでした。三振を取りまくるということや、空振りを取って少ない球数でということは出来ずに、ファールで粘られた中でなんとか粘って勝負してという感じだったので、もっと圧倒的に抑えるようにというところは意識して今年取り組んでいます」
――明大に対してどのようなイメージを抱いていますか。
「僕が投げた時は打たれたというわけではありませんでしたし、タイムリーヒットも打たれていませんが、ヒットが出なくても細かいスキを突いて点を取ってきますし、上位も中盤あたりもホームランも出る長打力のあるバッターがいるので、スキがないというところに加えて、そもそもの実力として自分は圧倒的に下なので、手ごわいなという感じがします」
――今季の目標を教えてください。
「個人としては3勝です。去年の秋に2勝は達成できましたが、そこからもう1勝して勝ち点をがっつり取っていくというところで3勝を目標にしています。防御率も3点台にとどまっているので、2点台を狙ってやっていきたいです」
――ありがとうござました。

(打席に立つ秋元)
秋元諒内野手
――昨季を振り返っていかがですか。
「勝ち点を取った試合でタイムリーを打ち、慶大戦ではホームランを打って、打撃は法政戦あたりまでは良かったのですが、立教戦で少し調子が落ちてしまったところが悔しいポイントです。それまでは結構良い打撃成績を残していたので、そこは収穫かなと思います。守備に関しても、怪しいプレーは立教戦でありましたが、球際の際どいところも取れて、エラーは記録上1ですが、安定していたなと思います」
――この夏に守備面で取り組んだことを教えてください。
「ゲッツーを取り切るということで、少し弱い当たりや、少し横に打球が飛んだだけで、セカンドでアウト取れたけどファーストでは取れないみたいなことがあったので、握り替えを速くすることや、打球に対して寄せを早くするというところは取り組んできました」
――渡辺和投手(慶大)から本塁打を放ちましたが、それを振り返っていかがですか。
「落ちる系のボールでしたが、ちょうど狙っていた球が来て、いけるかなと思って思い切って振ったら狙い通り打てました。ホームランを狙っていたわけじゃないのですが、一番いい結果になりました」
――昨秋から三振の数が減りましたが、そこは意識されていましたか。
「去年の秋から三振が五つぐらい減り、フォアボールとデッドボールの数が増えました。三振数を減らそうというのを取り組んできたので、そこが良かったかなと思います」
――昨季を戦う中で見えた長所と課題を教えてください。
「しっかりアウトを取ることができるというのは自分の武器だと思います。そこが長所かなと思っていて、打撃に関しても上位を任されて出してもらっていたので、その中で打点や長打など、そういうところが求められている中で、ある程度は結果を出せたというのが良かったと思っています。課題としては打率がなかなか低いというのは課題としてあるので、そこを修正していきたいと思います」
――この夏に取り組んだことを教えてください。
「自分の調子よりも、バッティングを振り返るようにしていて、普段の練習やオープン戦から動画を見て振り返り、何が良かったか、何が悪かったかというのはしっかり振り返るようにしています。どうしても思うようにバットが出てこないという時でも、打席の中で形が悪くてもヒットを打ったり、進塁打を打ったり、いい当たりじゃなくてもチームにとってプラスになるような打撃をしようという対応力は意識していました」
――明大のチーム全体のイメージを教えてください。
「日本代表の選手は岡田さん(啓吾内野手・商4=前橋育英)と榊さん(榊原七斗外野手・情コミ4=報徳学園)がいて、ピッチャー陣も強力な方たちがいるので、一番手ごわい印象があります」
――今季の目標を教えてください。
「打率を3割に乗せることです。打点も10くらいは稼ぎたいなと思っています」
――ありがとうございました。
[尼子雄一]
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