【硬式野球】(52)秋季リーグ戦開幕前インタビュー 松本直投手

(この取材は9月12日、電話にて行われました)
――春を踏まえて、どのような目標で夏を過ごしましたか。
「長いイニングを投げる。自分で試合を決める。この二つです」
――長いイニングを投げるというところでは、どのような練習をしましたか。
「シンプルに走り込む、投げ込むという、古典的な練習をやりました。(その変化は出ていますか)すごくオープン戦でも実感しています。長く投げなければいけないとなった時に、何をするべきか逆算して考えると、フォームとかも良くなってきて、バランスとかも良くなって、好循環でした」
――キャンプはどのように過ごしましたか。
「キャンプでもとにかく走ってとにかく投げていました。戸塚(俊美)監督から『一回調子を落とせじゃなくて落とし込め』と言われて。それにのっとって、みんなで頑張って、これまでにないくらいの運動量を確保してやりました。そういうところは、自分の目標と直結していたので、すごく頑張れました」
――戸塚監督の「調子を落とし込め」というのは、調子を定着させるみたいなことですか。
「全然違くて、一回バテ切ろという。そのくらい練習しろという感じです。浮上には低下が必要ということですね」
――8月には神奈川大学野球連盟選抜対東京六大学野球連盟選抜の記念試合が横浜スタジアムで行われました。故郷でのマウンドはいかがでしたか。
「高校では夏はベスト8、春はベスト4だとハマスタで試合ができるのですが、春は32、夏は64だったので、全く届かずという感じでした。高校時代にたどり着けなかったマウンドに思わぬ形で登板することができて、感慨深いものがありました。」
――憧れのマウンドで投げた景色はどうでしたか。
「ナイターということもあって、今までにない非日常な感じでした。少し浮き足立ってしまったのですが、六大学を背負ってしっかり最後はゲームを締められたので良かったと思います」
――ご自身の投球に点数をつけるとしたら何点ですか。
「80点です。3人で抑えたというところで少し評価は高めにはしました。内容を見ていくと、真っすぐが抜けたり、浮き足立っていたりしたのでマイナスにしました」
――現在の調子はいかがですか。
「自信を持って良いと言えるコンディションです。あとは細かいところ、ピッチングの組み立てなどを詰めて、残りの日々を過ごしたいなと思っています」
――自信を持って調子がいいと言えるまでになった要因はありますか。
「日々、自分の感覚と実際の体の動きとを毎日毎日必死にすり合わせながらやってきて、それがようやく形になってきたというところです。すごく安定感も出てきたもので、そういうところで自信を持っています」
――この夏を経て改めて考える自分の武器はどこだと思いますか。
「改めてこの夏で磨かれた部分でもあると思いますが、やはり、奪三振率というところは自分の武器だなと思います。今までは真っすぐで見逃し三振というのがなかったのですが、この夏はすごく増えて。常に100%の力ではない中でも、最後に決めに行った100%の力のボールが低めに決まっているというのがその要因かなと思います。(コントロールも上がってきたということでしょうか)そう捉えていいと思います」
――進路の話になりますが、変わらずプロ志望でしょうか。
「はい」
――ドラフトを控えた心境はいかがでしょうか。
「やることやるだけのことはやって、あとは祈るのみなので、あまり意識しすぎずに。練習ではドラフトで指名していただけるように目指して頑張ってきたので、試合では、そういうことは意識せずにやってきたことを発揮すれば結果がついてくると思ってやり切ります」
――ドラフトではどのような形になるのがご自身の理想ですか。
「選んでいただければそれでうれしいです」
――他のドラフトの候補の選手で気になる選手はいらっしゃいますか。
「全員敵です」
――現在のチームの調子はいかがですか。
「結構いいのではないかなと思います。オープン戦の最初は打撃陣に課題があったのですが、後半はピッチャーも疲れが見え始めて。今はもう大詰めですが、ここに来てどちらもかみ合ってきました。実際、後半は勝利率も上がったので状態はいいと思います」
――投手リーダーとして投手陣を総括していかがですか。
「去年の毛利さん(海大投手・令8情コミ卒、現千葉ロッテマリーンズ)みたいに、飛び抜けた存在はいないと思うのですが、それが競争意識になって。それこそ、この夏のオープン戦は本当に誰も点取られなくて。取られたらやばいみたいな意識ができて、このメンバーだからこその相乗効果が生まれて、すごくいい感じです」
――ついにラストシーズンです。今までの開幕前とは違うものはありますか。
「はい。ここまで、準備とそれに見合った結果がついてきているので、あとは迎えるだけだという。これが発揮できれば大丈夫というところまでマインドを持っていけているので。やるだけです。(ラストシーズンならではの特別な思いがあるということですか)そうですね。2年の春にデビューして、思ったような成長曲線を描けていなかったので、最後くらい華々しく、今までを大きく超えるような成績にしたいというのをすごく意識してきたので。そこを達成したいという並々ならぬ思いがあります」
――どのようなシーズンになるのが理想ですか。
「優勝することと、タイトル獲得です」
――期待している選手はいますか。
「コクー(三浦心空投手・政経4=東邦)で。最高学年で、最後のシーズンということで、一緒に華々しく終われたらなと思います」
――三浦投手はご自身にとってどのような存在でしたか。
「あいつは思っていないと思うのですが、上にも下にもライバルがいましたが、やはり同期はすごく特別な存在で。あいつは思っていないと思うのですが、すごく刺激になるいい存在でした」
――ご自身の注目してほしいところを教えてください。
「自分から一秒も目を離さないでほしいです」
――意気込みをお願いします。
「日本一になります」
――最後に応援してくださる方々に一言お願いします。
「最後に花を咲かせます!」
――ありがとうございました。
[小松錦葵]

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