【硬式野球】(35)春季リーグ戦後インタビュー 松本直投手

(この取材は6月4日に行われました)
松本直投手(情コミ4=鎌倉学園)
――今季を振り返っていかがでしたか。
「優勝できなかったので、悔しいという一言です」
――東大1回戦を振り返って、9回表からの登板で2者連続三振を奪いました。
「思ったようにボールを投げられなくて。(神宮のマウンドが)すごく久しぶりだったというのもあるのですが、浮き足立ったりしていて正直そんなに満足していないです。でも、スピードは調子がいい時には戻ってきていましたし、結果的に空振りは取れていたので、及第点かなとは思っていました」
――慶大2回戦、9回表からの登板で相手が流れを変えようと代打を送り込んでくる中、抑えることができました。
「あれがベストピッチというか。東大戦の反省を生かして、空き週もあったので、ちゃんといろいろ考えて臨んで、かなりいい状態で投げられました。(いろいろというのは具体的に)勢いでいかないように。東大戦で『あ、リーグ戦だとこのぐらい心拍数が上がるし、気持ちも高まるな』というのが分かった上で、それをいつも通りの状態でできるにはということを考えて練習して、慶應の時はそれが発揮できたかなと思っています」
――慶大3回戦は5回裏から最終回まで投げ切る展開になりました。
「もう試合は決まっていたので三振を取るよりは、テンポよくしてリズムをつくろうと考えていたのですが、そんな器用なことはできず、うまくいかなかったです。今思えば、どんどん(三振を取りに)いけば良かったです」
――最後まで投げると決めてマウンドに上がられましたか。
「自分からいきますと言いました。自分ならいけるというか、もういくしかないなという。結果的にそれが今季の8完了につながりました」
――完了の数は意識されていたのですか。
「全完了を自分がしたいとは思っていました。自分が上がったら最後までというのは決めていましたし、それを信じて使ってくれた監督にもありがたいなと思っています」
――立大1回戦と3回戦はテンポよく投球していた印象です。
「場面がどっちも勝っている状態で回してくれていたので投げやすかったです。慶應の時はいい意味でも悪い意味でも試合が決まってしまっていたので、それよりはある程度自分の中で、緊張感を持って集中してできました」
――早大戦は四球が続きました。
「普通に準備不足ですね。浮ついている状態で行ってしまって。でも、あそこで逆転されずに食い止めて、最後まで責任持って投げ切れたのは良かったかなと思います」
――その時、コーチから何か声を掛けられましたか。
「『任せた』と西嶋さんから言われました。追いつかれてしまったことに結構責任は感じていたので。いくら途中登板とはいえ、抑えることができなくて申し訳ないなと思っていたところで、11回に逆転してくれて。みんなが点を取ってくれて良かったです」
――法大1回戦は均衡のままマウンドに上がられました。
「やっと面白い場面が来たな、わくわくするなと思いました。抑えたら自分に勝ちもつくじゃないですか。貢献度に関しては法大1回戦が一番良かったかなと思います」
――法大2回戦も登板されました。2戦連続登板は、優勝のための大切な試合ということでの起用だったのでしょうか。
「そうですね。西嶋さんに前日から『明日も行くぞ』と言われていましたし。正直、3回投げた次の日なので結構きつかったのですが気合いで投げました。全試合投げるつもりでリーグに戦に入っているので想定済みでした」
――今季はマウンドの上で余裕そうな表情をよく浮かべられている印象がありました。
「楽しかったです。今まで、あまり役回りが定まってないリーグ戦が多かったのですが、今季は殿(しんがり)と決まっていたので。試合を閉めるというはっきりした役割にやりがいを感じていたので、すごく楽しかったです」
――楽しめた理由はありますか。
「思い通りのピッチングができるようになったからです。今までは正直投げて、バッターが打ち取られるのを待つみたいな感じでしたが、今季はいろいろな質がトルレベルアップして臨めました。狙ったところでファウルを取れるし、狙った空振りも取れたし、狙った誘い球もうまくいって、全てが狙い通りにできたのがすごく楽しかったです」
――抑えが向いているなと思えたシーズンだったのでしょうか。
「はい。ジェイさん(大川慈英投手、令7国際卒・現北海道日本ハムファイターズ)の例もあるので。それを模倣するように投げていました。成績もほぼ似ているので頑張ろうと思えました」
――成績が似ていることはうれしいですか。
「すごく仲良くしてもらった先輩でもあるのでうれしいですが、それを超えるような活躍をしたいなと思います」
――松本直投手個人の成績としては、過去と比較して登板機会が一番多かったですし、防御率も一番良いシーズンでした。100点満点中何点ですか。
「自分のピッチングで勝ちにつなげられた試合はそんなになかったですが、逆に負けにつながったピッチングはなかったので、90点くらいでいいのかなと。(10点はどこから)毎球思ったところに投げられているわけではないですし、慶應で点を取られてしまったので、もっと詰められるところがあると思うので、伸びしろを加味してという感じです。ただ役割はしっかり果たせたと思っています」
――開幕前、ベストナインと最優秀防御率を目標に掲げられていましたが、今後の目標に変化はありますか。
「そこは変わらずそうです。毎日2イニングずつ投げたら規定にのるので、毎日勝った状態では8回で自分に渡してくれたらなと思います。それを全部無失点で抑えて防御率0.00にできれば達成できるので、秋はみんなでレベルアップして臨みます」
――最後に応援してくださるファンの皆さん一言お願いします。
「秋はもっと頑張ります!」
――ありがとうございました。
[小松錦葵]

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