東海大を下し3年連続の決勝進出! 連覇を懸け新国立の大舞台に挑む/全国大学選手権

ラグビー 2020.01.03

 3年連続の決勝を〝タフチョイス〟を武器に勝ち取った。フィジカルを生かしたアタックを駆使する東海大との全国大学選手権準決勝。前半を17―3で折り返した明大は後半、左センター射場大輔(政経4=常翔学園)のトライなどで大きく突き放した。最終スコアは29―10。相手の猛攻を振り切り、連覇へまた一つ確かな歩みを進めた。

 先立って行われた準決勝のもう1カード、早大対天理大は古賀由教の2トライなどにより早大が終始圧倒。52-14で勝利を収めた。大学選手権で明大、早大の両校が雌雄を決するのは1996年度以来実に23年ぶり。来る1月11日、新国立競技場で行われる伝統の一戦に最大級の注目が集まることとなった。

 

◆1・2 全国大学選手権(秩父宮ラグビー場)

▼準決勝 対東海大戦

 ○明大29{17―3、12―7}10東海大

 

 まさに〝死闘〟と呼ぶにふさわしい、高い強度の一戦を制した。前半4分、相手スタンドオフ丸山凜太朗に先制のPG(ペナルティーゴール)を決められるも、すぐさま左ウイング山﨑洋之(法4=筑紫)がトライを取り返す。前半28分にはスタンドオフ山沢京平(政経3=深谷)が相手ディフェンスのギャップを突いたランで敵陣深くまで攻め入る。その後フェーズを重ね、密集のボールをスクラムハーフ飯沼蓮(営2=日川)が持ち出しグラウンディング。17―3として前半を折り返した。続く後半10分には敵陣22メートルライン付近で山沢から短いパスを受けた射場が相手ディフェンス振り切りトライ。「自分が良い形でもらえて抜けた後は相手の逆を突いてステップが切れた」(射場)と自らの殊勲をたたえた。その後トライを返されるもしのぎ切り、最終的に29―10で勝利を収めた。

 

 今試合のテーマは〝タフチョイス〟。前回の関西学大との試合を受け「一人一人が相手よりタフな選択をしていくこと、ハードワークをしてチームとして相手を上回ること」(田中澄憲監督)に焦点を当てた。そのテーマが大きく輝きを見せたのは後半20分以降の時間帯。東海大の強固なアタックの前に後手に回ると、左ロック片倉康瑛(法3=明大中野)がハイタックルで痛恨のシンビン。10分間の退場を余儀なくされてしまう。その後の相手ボールスクラムで明大は一人少ない7人で組む形に。しかし、「『ここはしっかり組めよ』という意思が全員にあった」(フッカー武井日向主将・商4=国学院栃木)。その後の密集で相手からペナルティーを奪い取った。「正直取られても仕方がないと思っていた」と田中監督が話した魔の10分間を無失点でしのぎ切った。

 次戦は早大との優勝を懸けた大一番。秩父宮から舞台を移し、新国立競技場で実施される。主力の中野将伍が復帰した早大はアタックの幅が広がり、昨年度大学選手権準優勝の天理大相手に8トライ6ゴール52得点を奪い完勝した。次戦は泣いても笑っても武井組最後の公式戦。「積み上げてきたことを信じてさらに進化させたい」(武井)。優勝まであと一つ。武井組なら必ず、〝真価〟を成し遂げてくれるに違いない。

 

[清水康佑]


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