【ラグビー】筑波大に逆転勝利! 昨年度の雪辱を果たす/関東大学対抗戦Aグループ
傘が煽られるほどの強風の中、昨年度の関東大学対抗戦(対抗戦)で敗北を喫した因縁の相手・筑波大との一戦が行われた。前半序盤に筑波大の連続トライを許す苦しい展開となるも、途中出場した伊藤龍之介(商4=国学院栃木)を中心に反撃を開始。5-14で前半を終えると、後半は勢いをそのままに明大が5トライを奪って怒涛(どとう)の逆転劇を見せ、見事昨年の悔しさを晴らした。
◆10・11関東大学対抗戦Aグループ (足利ガスグラウンド)
▼筑波大戦
〇明大39{5-14、34-7}21筑波大
T=田代、高比良、亀井、藤井、竹之下、古賀龍
G=伊藤龍3
PG=伊藤龍
試合は明大のキックオフからスタート。開始早々、筑波大のノットリリースザボールを誘い敵陣でラインアウトの好機を得るも、ノックフォワードを犯し、相手ボールのファーストスクラムとなった。二度の組み直しの末、3回目で明大FWが圧倒し、明大ボールとした。続くスクラムは自陣10メートルラインより深いところとなるも相手のペナルティーによりSO萩井耀司(商3=桐蔭学園)の見事なキックで、一気に敵陣22メートルラインまで前進する。ここから両者譲らない拮抗(きっこう)した展開へ。試合が動いたのは前半22分、筑波大が先制トライを決めた。明大はその後敵陣でスクラムの好機を得るも生かせず、逆に筑波大に追加点を奪われ、さらにリードを広げられてしまう。前半31分、萩井が負傷し、代わって翌日から別府での日本代表合宿を控える伊藤龍がピッチへと送り込まれた。「常にアタックでもディフェンスでもキックの塩梅、バランスというところを考えながら、いつも通りアタックしようという感じだった」(伊藤龍)。ここから明大の反撃が開始する。自陣10メートルライン付近でのラインアウトから再開。相手のハイパントを伊藤龍が見事にキャッチ。敵陣10メートルラインまで爆走すると、BK陣も的確なフォローでボールをつなぐ。最後は左PR田代大介(営4=大分舞鶴)がねじ込んで、待望のチーム初トライを挙げた。明大は勢いそのままフェーズを重ね敵陣深くへ何度も攻め込むも、明大ボールのラインアウトで痛恨のノットストレートを取られ、相手ボールのスクラムに。チャンスを生かし切れず、相手ボールとなり前半を5-14と9点ビハインドで前半を折り返した。
迎えた後半戦、序盤から攻めの姿勢を見せ続ける明大は、ハーフライン付近でフェーズを重ね、NO8藤井達哉(政経4=東福岡)が敵陣22メートルラインまで一気に侵入。しかし、惜しくもボールがつながらない。スクラムからBK陣へボールが渡り一気にゲイン。途中ボールをこぼしそうになる場面もあったが、相手のコラプシングを獲得する。伊藤龍が冷静にペナルティーゴールを決め、着実に得点を重ねた。筑波大のラインアウトから再開し、ハイボールを伊藤龍がキャッチし、FB古賀龍人(商2=桐蔭学園)へパス。後半14分、最後は左LO亀井秋穂(政経4=長崎北陽台)がグラウンディングし、15-14と明大が逆転を果たした。明大の快進撃は止まらない。後半19分、敵陣22メートルライン付近でモールを形成すると、力強く押し込んでHO高比良恭介(政経3=東福岡)が見事トライを奪う。続く後半21分、ハーフラインから伊藤龍が独走し一気に敵陣5メートルラインまで走り抜ける。ボールをBK陣がつなぎ最後は右WTB竹之下仁吾(政経4=報徳学園)がインゴールへ飛び込んだ。「龍之介から外のスペースにボールをくれて、しっかり読んで伝達していいボールが回ってきたのであとはトライするだけだった」(竹之下)。筑波大も黙ってはおらず、明大はスキを突かれて痛恨のトライを返されてしまう。しかし、SH岡元聡志(商1=京都成章)のロングキックから一気に敵陣5メートルラインへ侵入し、明大ボールのスクラムへと持ち込む。絶好のチャンスに会場からは、『明治コール』が響き渡る。12フェーズに及ぶ連続攻撃の末、後半36分、藤井が意地のトライを取り切った。そのまま明大が主導権を握り続け、試合はロスタイムへと突入した。後半45分、敵陣5メートルライン付近でのスクラムから左CTB白井瑛人(商3=桐蔭学園)のパスを受け、最後は古賀龍が反応してトライ。そのままノーサイドとなり、明大が筑波大に破竹の逆転勝利を飾った。
去年の敗戦を糧に白星を掴んだ明大。「前半戦のヤマ場はここだとみんな思っていた。それに加えてリベンジというところで、春は勝っていたが、それではダメだと思う。みんなリベンジに燃えていたので、しっかりリベンジできてよかった」(右FL大川虎拓郎主将・法4=東福岡)。次戦のジュニア戦は今季未勝利の早大戦。明大のリベンジから目が離せない。
[竹中美貴]
試合後のコメント
大川主将
――今日の試合に向けての具体的なフォーカスを教えてください。
「アタックは、ランニングスルーというところで、しっかりゲインラインを縦に切っていくというところ。ディフェンスはしっかりとプレッシャーをかける。今日はその点が良かったと思います。両方のフォーカスをしっかり体現して、どんどんプレッシャーをかけて、相手の好きなようにさせなかったところが良かったと思います」
竹之下
――後半修正されたところはありますか。
「特に変えたところはないですが、自分たちが準備してきたプレーを遂行するところ、80分通して同じプレー高いレベルでやり続けるところを意識しました」
伊藤龍
――日本代表とは相手のレベルも味方のレベルも大きく異なりますがこの先10番としてどうオーガナイズしていきたいですか。
「大学ラグビーでも、チームのメンバーの力を最大限引き出すことで、僕が日本代表で得たものを少しでもチームに還元することが大切かなと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES

