【ラグビー】日体大に圧勝! 3連勝へさらにギアを上げる/関東大学対抗戦Aグループ

2026.09.29

 雲に覆われた小田原であるが、試合の方は大量得点の快勝。関東大学対抗戦(対抗戦)2戦目は日体大と対戦した。前半からセットプレーやハンドリングで圧倒し、52―5で折り返す。後半からはリザーブが全員出場し、メンバーが大きく変わった中でもトライを量産し99―12と層の厚さを見せつける試合となった。

◆9・27 関東大学対抗戦Aグループ (小田原市城山陸上競技場)
▼日体大戦 
〇明大99{52―5、47ー7}12日体大
T=木谷3、久保2、阿部2、古賀2、亀井、物部、萩井、笠井、田中景、田中勝
G=萩井7、海老澤5

 試合開始5分、ファーストスクラムから試合が動いた。互いのスクラムへのこだわりか組むのに時間を要する。観客総員が見守る中、明大がペナルティを勝ち取る。「相手と合わなかったりして、最初少し集められたりしたが、自分たちがヒットで勝つようなスクラムができて、結果レフリーからの最初の印象も良かった。正直、五分五分なところもあったが、最初の印象が自分たちに向いたので、それはよかったと思う」(HO木谷光・商4=報徳学園)。敵陣最深部でのラインアウトからモールで前進し木谷が先制点を決める。その後すぐに右FL大川虎拓郎主将(法4=東福岡)がランで大きくゲインし、右WTB阿部煌生(政経3=流経大柏)がフィニッシュまで運び切り14―0。前半15分、日体大ボールのラインアウトから守備の間を抜かれトライを許してしまう。得点を奪われるも、明大は果敢に攻め上がる。早いテンポでボールをつなぎディフェンスを惑わすが、ボールをこぼしてしまう。しかし、日体大ボールで始まったスクラムをはじき返し、ボールを獲得する。そしてラインアウトからモールで押し、最後は左FL大和哲将(政経3=佐賀工業)がねじ込んだ。流れのまま、自陣22メートルラインからSO萩井耀司(商3=桐蔭学園)からSH岡元聡志(商1=京都成章)へとつなぎ左LO亀井秋穂(政経4=長崎北陽台)がトライ決めた。3人で日体大ディフェンスを置き去りにした。前半25分にトライライン付近までゲインするも明大の反則でスクラムとなるが、またも日体大からペナルティを獲得し、ラインアウトでの再開に。その後モールを崩されるが、木谷が一瞬のスキを突きグラウンディング。それからも短いパスでボールを散らし、22メートルラインまで詰め寄る。日体大の反則で5メートルエリアでのラインアウトを獲得し攻撃を組み立て、木谷がハットトリックを決める。前半35分、FB古賀龍人(商2=桐蔭学園)がハーフラインから緩急のある走りで抜き去り50メートルを走ってトライを奪い、差をさらに広げる。前半最後のワンプレー、左PR田代大介(営4=大分舞鶴)が日体大の首元まで迫るも一歩届かず52―5で前半を終える。

 後半開始早々ディフェンスを抜かれ、先制される。「そこで反省するのは少しだけにして、しっかり切り替えてもう一回自分たちのキックの小さなところからしっかりやっていこうということになった」(大川)と気持ちを切り替えた。後半8分、古賀が走り込んで大きくゲインし右LO物部耀太郎(商4=中部大春日丘)がトライ。後半15分、阿部と古賀で22メートルライン手前まで運び、アドバンテージを獲得した。しかし、最深部でのラインアウトを日体大に奪われチャンスを逃す。後半19分には日体大のラインアウトのボールを弾き、自陣から22メートルライン付近まで阿部が運ぶ。そして大和から田中景翔(文4=常翔学園)につなぎ得点を重ねる。後半20分ではリザーブメンバーが全員出場と総力戦となった。メンバーが互いに大きく変わり、探り合いとなる中、敵陣最深部でのラインアウトからモールで押し込み笠井大志(商2=国学院久我山)が対抗戦初紫紺で初トライを奪う。その後も明大は得点を重ねていった。後半41分にも今試合で対抗戦初紫紺を着た田中勝斗(商1=大分東明)がダメ押しのトライを決めた。最後に海老澤琥珀(情コミ4=報徳学園)が高難度のキックを入れ、99―12でノーサイドとなった。

 対抗戦初戦からセットプレーなどの面でさらなる成長を見せた明大。あと1点で3桁得点と日体大に大差をつけて勝利した。リザーブメンバーが全員出場し、初紫紺の選手も頭角を見せるなど戦力の充実ぶりが際立つ試合であった。次戦は今季まだ勝利をつかめていない帝京大との関東大学ジュニア選手権大会(ジュニア戦)。その試合に向け大川主将は「目の前のことにしっかりフォーカスしてやっていこうということがあるので、先を見ずに帝京とのジュニア戦があるので、(ジュニア戦も)大事な公式戦なので、しっかりそこに向けてチーム全体で接点にこだわってやっていこうと思う」と語った。対抗戦ではヤマ場である筑波大との試合も控えている。これからの明大の快進撃にさらなる期待がかかる。

[佐々木嵐]

試合後のコメント
大川主将
――試合振り返っていかがですか。
 「導入の部分で、前半後半通じて、ミスだったりしてしまった部分もあったので、そういうところでスキを見せているなと感じたので、そのようなスキを見せないように、入りの部分を大事にしていこうと思います」

――セットプレーの調子はかなり良いように見受けられました。

 「9月にドミネートセットピースというところ挙げているので、そこに向けてしっかり全員がいい準備をして、自分たちだけじゃなくて、しっかり相手の分析もしっかりしながら、そこに対しての対策をBチームがやってくれて、そこに対しての対策ができたので、すごくチーム全体としていい準備が毎週毎週できているなと思います。来週帝京ジュニアがあるので、今年は帝京に勝てていないので、しっかり準備をしてもらった分、僕たちもしっかりいい準備の手伝いをできるようになっていこうと思います」

木谷

――前節で課題に上がったラインアウト、モールについていかがですか。

 「ラインアウトの練習の時から、意識することと詳細をもっとこだわって細かいところをこだわってきて、その結果が試合でモールからトライできたので、これから早大、帝京大など続いてくる前にこういったいい印象がつけられたのが良かったなと思います」

――POMに選出された感想をお願いします。

 「ラインアウトとかトライが多いという点で選んでいただいたのですが、本当にモールでみんながついたところを最後グラウンディングしただけであり、フォワード全員のトライだと思っていたので、最初選ばれた時驚いてそういうことを言えなかったです。」