(4)ルーキー特集②/神戸毅裕
昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。
第2回は短距離部門・神戸毅裕(営1=明星学園)のインタビューです。(この取材は3月8日にオンラインで行われたものです)
――陸上はいつから始めましたか。
「中学1年生から始めました」
――始めたきっかけを教えてください。
「もともと走るのが速かったので、少しやってみようという感じです」
――陸上競技の魅力は何ですか。
「やはり個人種目なので、自分でやった分だけのものがリターンとして返ってくることが魅力だと思います」
――これまで続けてこられたモチベーションはどういったところにありますか。
「やはり自己ベストが1回出るだけで、とても報われます。シンプルに走るのが好きというよりは、試合で走って勝つということが楽しかったので、今まで続けてこられています」
――高校時代を振り返っていかがでしたか。
「インターハイ優勝はできなかったので、そこは悔しい部分があります。ですが僕は同じ高校で6年間陸上をやってきていたので、集大成とまではいかなくても良い終わり方はできたと思います。今振り返ってみると楽しかったです」
――明大に進学した理由を教えてください。
「もともと大学で陸上をやるなら、決まった練習をみんなでやるというよりは、各自で自分に必要なものを考えて自主的にやるというスタンスでやろうと思っていました。明大のやり方や学校の教育理念も主体性や自主性を尊重しているので、僕に合うと思いました」
――明大競走部の活躍はどう捉えていますか。
「木村稜主将(政経4=乙訓)や僕の大先輩である木村颯太先輩(法4=明星学園)が特に活躍が目立つと思いますが、その他の人も練習のときからオンオフの切り替えがしっかりしているので、他の大学には見られないような強さを持っていると思っています」
――自身の走りの強みはどんなところにありますか。
「2次加速の部分が得意です」
――得意な部分を強化するために練習でやっていることはありますか。
「今のところ得意分野なのでそこを特別意識するわけではなく、それをしっかり習慣化させています。スピードが上がってきたときに、そこの感覚が崩れないようにするということを常に意識しています」
――課題はありますか。
「30メートル付近までの1次加速が遅れをとって、結果に悪くつながってしまうことがあります。そこが課題だと思っています」
――大学ではどんな練習をしていきたいですか。
「基本は高校で培ってきたものをベースにして、そこから自分に足りないものをいろいろな観点から広げていくような感じで取り組んでいきたいです」
――4年間通しての目標はありますか。
「4年間通しては関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)と日本学生対校選手権の優勝、そして日本選手権入賞を目指しています」
――今年度はどんなことを目標にしていきますか。
「今挙げた目標は主に3、4年生のときに達成するつもりです。今年度は関東インカレに個人で出場、U20日本選手権優勝を目指しています。全国レベルに上がってきても勝ち切れる選手になれるように、3、4年生(で結果を出すため)の練習というふうに捉えてやっていきたいです」
――大学での活動に向けて意気込みをお願いします。
「誠実にコツコツとやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[石井遥]
※写真は本人提供
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