【ゴルフ】関東大学秋季リーグ戦事後インタビュ-①拡大版/第559号特別企画

2026.10.20

 9月14日~18日の5日間にわたって開催された関東大学秋季Aブロック対抗戦において、男子部が春の昇格直後の優勝を果たした。62年ぶりの快挙となった今大会。明大スポーツ第559号では掲載し切れなかったインタビューを、本企画でお届けする。

 今回は、チームの躍進を牽引(けんいん)した神田悠貴主将(商4=浜松日体)と、次期主将を務める工藤颯太選手(総合3=日大山形)の拡大版インタビューをお送りする。(このインタビューは9月29日に行われたものです)

神田主将

――今大会で掲げていた目標を教えてください。

 「強豪校がいるので、優勝はちょっと目標が高すぎる。現実的にどうなのかという意見もチームの中ではありました。初戦は東北福祉大学という強豪チームと当たったのですが、ダブルスで引き分けて、それでチームも乗ってきて『これ優勝できるんじゃないか』みたいな雰囲気になりました。試合の中で部員全体の気持ちが変わっていったというか、優勝に向いていったみたいな感じですね」

――4年生としてはプレッシャーもありましたか。

 「チームを背負っているので、プレッシャーというか、なんとしてもいい結果に導きたいなという責任は感じていましたが、後輩が気持ちよくプレーできるようにということも考えていました」

――コンディションはいかがでしたか。

 「自分も含めてですけど、みんなすごい調子良いわけでもなかったと思います。でも気持ちの面では、1試合1試合大事に勝ちたいというのがしっかりみんな心の中にはあったと思います。それがレギュラーメンバーだけじゃなくてギャラリーも含めて、みんなが同じ方向を向いていたのがすごく良かったと思います。技術的に調子は良くなかったけど、気持ちの面ではめちゃくちゃ良かったです」

――特に山場だったのは何日目ですか?

「3日目だと思います。雨が降っていて結構厳しい条件だったので、そこを引き分けたというのは(大きい)。そこで失敗してしまったら優勝は遠のいてしまうので、しっかり分けて、1敗もせずに強豪を乗り切れたというのは、一番の山場だったと思います」

――優勝が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

「普通にうれしかったです。本当にこのチーム1年間やってきた集大成的な試合で、最高の形で終われて、最高のチームです。信じてやってきて良かったなと思います。あとは、今まで支えてくださった全ての方々への感謝の気持ちでいっぱいです」

――今大会のMVPを選ぶとしたらどなたですか。

「本当に全員と言いたいですね。みんなが一つになって頑張ってくれました。勝率とかだけで言ったら工藤が一番良いのかなとは思いますが、選手たちも頑張ってくれましたし、裏で色々分析したりしてくれる人もいた。本当に色々な部員の力や、お世話になっている人々のおかげです。今回はもう全員でお願いします」

――今大会で得た成果と課題を教えてください。

「明治でも勝てる。優勝できるという証明になった。そういうチームを作れたというのが成果だと思います。課題としては、優勝したから終わりじゃなくて今後も上位に絡んでいくには、どう良くしていけるかというのがあると思います。それは工藤とか、次の世代に受け継いでやっていってほしいです」

――ゴルフは基本個人スポーツですが、団体戦をどう捉えていらっしゃいますか。また団体戦で得られるものを教えてください

「ゴルフは個人スポーツですけど、やっぱり仲間というか、競争相手がいることによってより上手くなると思います。そういう意味では仲間でありライバルでありというすごくいい関係でできることがゴルフをチームでやる意義なのかなと思います」

――主将としてのご自身を振り返っていかがですか。

「特にこれといって何かしたことはないですけど、よりチームで頑張れる雰囲気作りとか、ゴルフを頑張りたいという部員に対してしっかり頑張れる環境を作ってあげるのは少し尽力できたのかな、貢献できたのかなと思います」

――今後のご自身の目標を教えてください。

「まだまだ未熟ですけど、第一線で活躍していけるように頑張ります。応援お願いします」

工藤

――62年ぶりの優勝ということで(OBや家族などからの)反響はありましたか。

 「すごい反響がありました。OBのLINEは本当に今まで見たことないぐらいには盛り上がっていました。こんなに応援されていたのだなとびっくりするくらいです。改めてチーム明治を感じました」

――今大会で掲げていたチームとしてと、個人としての目標を教えてください。

 「チームとしての目標はおそらく残留と、とりあえず上位3位以内が目標だったとは個人的には思っています。自分の目標としては、とりあえず全部勝つが目標でした」

――優勝は予想外だったのですか。

 「そうですね。予想外でした。もう完全チャレンジャー側だったと思います。今回の明治大学は」

――今大会のMVPを上げるとしたらどなたですか。

 「2年生の田中天晴(商2=明大中野)や、1年生の石井健吾(法1=埼玉栄)と、坂本大賀(営1=広島国際)あたりは自分と同じように10ラウンドやっていて、いい戦績を収めていると思います」

――中でも初戦と最終日は接戦でしたが、どのような気持ちで臨んでいましたか。

 「初戦の接戦は想定外でした。ワンチャン勝てたらすごいくらいで、わくわく感が一番でした。一方で、最終日の接戦はちょっと想定外でした」

――特に苦戦した山場と感じる日をあげるとしたらいつですか。

 「山場は最後の中央学院大学です。明治大学的には優勝もしくは3位という試合でした。勝ち点的にあそこで負けていたら多分3位になっていたと思うので、優勝か3位かというその瀬戸際で、最後の1組まで結果がわからなかったのが明治としては山場だったのかなと思います」

――今大会で得た成果を教えてください。

 「自分が1年生の時は、部員全体で応援するという習慣もなく、試合に出るメンバーだけで戦うというスタイルだったのでしたが、去年から方針が変わって、部全体で試合に挑もうという方針になりました。部員のまとまりを今回を通してすごく感じました。部として強くなったのが成果です。明治がまた1歩ずつ強くなったなという実感はありました」

――日大戦ご自身は2勝という結果でしたが、チームとしては6-6でした。試合後、チームメートとどんな話をしましたか。

 「みんなお祭り騒ぎでした。マジでこのまま優勝あるぞ、みたいな。(引き分けでしたけど)前向きに捉えてという雰囲気でした。終わり方も良かったです。シビアな距離のパットを1年生の子(坂本大賀・営1=広島国際)が決めてくれて、それで引き分けが決まったので」

――今後もそのような形でチームを引っ張っていきますか。

 「そうですね。自分はあまり頭も良くないし、なんか周りにバンバン言える立場ではないので。今後はチームで一番頑張っていればいいかなと思っています」

――神田主将の姿を近くで見ていて、「自分もこういう主将になりたい」と感じた部分はありますか

 「神田主将は本当に優しいのですが、意外と叱る時は叱るので、そのような部分は見ていてすごいなと思っていました。自分はあまり叱るのが得意ではないのですが叱る大切さもあると思うので、その部分はすごい刺激になりました」

――今後の意気込みについてお願いします。

 「今の4年生が抜けてすごく厳しい戦いになってはいくと思うのですが、このAリーグ優勝という62年ぶりの快挙を糧に、その勢いに負けないぐらいの明治大学ゴルフ部を作っていけたらなと思ってます」

――ありがとうございました。

[藤原茉央]