【競走】(71)明大対立大対校大会事後インタビュー⑦/園原健弘監督

2026.07.18

 7月5日、セントポールズ・フィールドにて明大対立大対校大会(明立戦)が開催された。立大の53点に対し明大が76点と上回り優勝。昨年度のリベンジを果たした。今回は、試合後の選手たちの声をお届けする。

 第7回は園原健弘監督のインタビューです。

園原監督
――立大に勝利しました。全体を振り返っていかがですか。
 「対校戦だからもちろん勝ち負けはありますが、チームの構成はお互いに違います。種目を決めるにしても、今回はフィールド種目がすごく少なくなったです。うちの部員構成上、フィールドの選手があまりいなかったり、女子選手がいなかったりするので、お互い譲歩しながら種目を決め合っている間柄なのです。もちろん勝ててうれしくないわけじゃないし、学生もよくやってくれたと思いますが、勝った負けたに強い意味があるとは思っていません。それより、無事に開催できたこと、学生がしっかり目標に向けて、いろいろな立場で関わってきて、無事に終えられたこと、それ自体がすごく意義があると感じています」

――今大会は短距離種目が中心でした。短距離ブロックの雰囲気はいかがですか。
 「短距離は、関東インカレ(関東学生対校選手権)に出られなかった選手がここに出てきていました。記録会とは違う雰囲気の中で走れる、彼らにとって数少ない機会です。仲間の目を感じながら、応援してもらいながら、そういう緊張感の中でレースできたのは本当に良かったです。結果についても、そこまで高いパフォーマンスを求めるレースではありませんでしたが、大きな目標に向かう過程で、それぞれがどんな経過を踏めているかを確認できたと思います。そういう意味では、みんないい形でレースを終えられたと思います」

――1年生中心のマイル(男子対校4×400メートルR)が印象的でした。
 「ラップを見ると48秒台で入ってきています。合格点をあげたいですね。これが個人の400メートルでも、そのくらいのタイムをコンスタントに出せるようになってほしいです。マイルリレーになったら、もう一段プラスアルファを出せるようになってほしいとも思います。チーム編成上というか、この大会の性格上、一線級というより控えに回っていた選手たちが頑張ってくれました。内容としてはすごく良かったと思います」

――男子OP2000メートルで、綾一輝(理工4=八千代松陰)選手が出場していました。本格的な活動再開が近いのでしょうか。
 「久しぶりのレースだったので。本人も走り終えて安堵(あんど)した表情というか、にこやかな顔をしていました。周りから見ていても良かったなという印象です。ただ彼の場合、一発レースを走ると、そのあと頑張りすぎてしまうのです。だから、何でも頑張ればいいわけじゃない。律するところは律する、抑えるところは抑える。そこをしっかりコントロールしながら継続することが一番大事です。いい結果を出すことよりも、ケガをせず続けられること。それが陸上競技でも人生でも大切なことだと思います。それを卒業まで実現してほしいと強く思っています」

――大会を通して印象に残った選手を教えてください。
 「みんなそれぞれ頑張ってくれましたが、やっぱり長距離ですね。これから箱根駅伝に向けた本格合宿が始まる。そういう中で、長距離のメンバーが2000メートルと1500メートルという、普段あまり走らない種目にしっかり取り組んでくれました。大志田秀次駅伝監督からも、前半より後半の1000メートルをしっかり上げていくようにという指示がありました。タイムを狙いにいくようなレース内容ではなかったですが、秋に向けた持久力づくりをしている中で、本当によく取り組んでくれました。そういう意味では、予想以上にいいパフォーマンスだったと思います」

――ありがとうございました。

[武田隼輔]