【ラグビー】ALL IN(20)The Next Wave~ルーキー特集2026~ 田邊隼翔「『前へ』を体現できる選手に」

2026.06.15

 昨年度7年ぶりの大学日本一を果たした明大に26人のルーキーが加わった。明大の新たな翼は21世紀初の連覇に向けて、起爆剤になるであろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は提供です)

 第14回は田邊隼翔(法1=桐蔭学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月28日に行われたものです)

――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
 「お父さんがラグビーをやっていて、最初に始めたのがタグラグビーで2015年のラグビーワールドカップで日本が南アフリカを倒したのを見てラグビーを始めました」

――桐蔭学園高に入学した理由を教えてください。
 「中2と中3でケガをして中3の時はあまり公式戦に出ていなくて、ラグビーをやめようかなって思っていたんですが、最後の春季大会でスタメンで出させてもらって、ラグビーがまだ楽しいなって思って。ラグビーと勉強、両立できるのはどこかなって考えたら、桐蔭学園があったので、桐蔭学園を選びました」

――高校3年間で印象に残っている試合を教えてください。
 「高3の時の105回大会の花園(全国高校ラグビー大会)の、大阪桐蔭戦が一番印象に残っています。お互いに逆転しての繰り返しで最後の最後、自分たちが勝った結果になって、そこで高校3年間この試合のために準備してきたんだなというのを実感したので、一番いい試合だったかなと思います」

――高校3年間を振り返ってきつかったことや苦しかったことを教えてください。
 「通学時間が片道1時間半あって、その中で部活、通学で両立するというのは結構きつかったですね」

――一方でうれしかったことや楽しかったことはありますか。
「3年間で一番うれしかったのは花園で3連覇できたのもうれしいんですけど、個人としては、体を大きくできたということが自分の中では一番うれしかったです」

――高校日本代表に選出されましたが、遠征を振り返っていかがですか。
 「僕は後半からしかほぼ試合に出ていなくて、通用したことはスクラムぐらいだったんですけど、そこから試合に出られなかったのは悔しかったので、大学に入ってチームにどうコミットしていくのかというのは考えるようにはなりました」

――明大に進学した理由を教えてください。
 「最初に声を掛けてもらったというのが一番大きかったです。自分自身、明治のFWは憧れがあって、スクラム、ラインアウトモール、ボールキャリーも強いですし、なんでもできる万能な重戦車フォワードに憧れていました。声を掛けてもらって『すぐ行きます』って言いました」

――入部して3ヵ月経ちましたが、練習はいかがですか。
 「最初は慣れないこともあって、今もあんま慣れていない部分もあるんですけど、先輩とか優しいですし、わかんないことあったら同期に相談して一緒に解決したりとかシステムの部分でエラーがあった時に先輩に声かけてもらったりと助けられています。逆に自分から『ここはどうなんですか』とか聞きに行ったり、同期に『それ間違ってるよ』と指摘したりするのは何回かあります」

――同期の印象はいかがですか。
 「仲良く飯食ったり、一緒にどこか出かけたりみんな仲良いと思います。あとは、真面目な人が多い印象もあって、個人ウエイトしたり個人でスロー投げたりしています。いろんな高校、強豪校から来ているのでそういったところはすごく尊敬できるところだなと思います」

――ご自身の強みにしているプレーを教えてください。
 「ボールキャリーが一番の強みだと思っています。高校3年の時も強みはボールキャリーをあげていて、それを試合に生かせる場面が多々あったので、自分の強みはボールキャリーだと思っています」

――現在重点的に行っていることはありますか。
 「スクラムです。高校3年間ではスクラムは強くやってきたとは思うんですけど、明治のフォワードのスクラムは一味違って、後ろからの押しもすごいし、逆に同じチーム同士で組んでいる時は相手も強いので、自分の中で考えたりスクラムの強化をしないと、明治では(試合に)出られないと思います。スクラムに関連する基礎とかを今頑張っています」

――目標にしている選手はいますか。
 「スクラムの面では同じ大学の4年生の田代大介さん(営4=大分舞鶴)です。スクラムに関してはすごく強くて尊敬しています。ボールキャリーの面ではアーディ・サベアっていう神戸スティーラーズにいる選手を目標としています」

――大学4年間の目標を教えてください。
 「明治のプライドと責任を持って、紫紺を着て試合に出るときには、明治の『前へ』を体現できるような選手になっていきたいです」

――ありがとうございました。

[木曽琴乃]

◆田邊 隼翔(たなべ・はやと)法1、桐蔭学園高。171センチ・101キロ
5月15日に誕生日を迎えた田邊選手。同部屋の松岡風翔選手(政経4=大阪桐蔭)、大和哲将選手(政経3=佐賀工)、古賀龍人選手(商2=桐蔭学園)からリュックサックをプレゼントしてもらったそう!「通学用のリュックがなかったのでリクエストしました(笑)」。おめでとうございます!