(50)関東インカレ事前インタビュー③/加世堂懸、小林環

2026.05.19

 4日間にわたって行われる関東学生対校選手権(関東インカレ)。明大競走部は、今年度のスローガンの「貪勝〜貪欲に勝利を目指す〜」のもと、関東インカレ1部残留の目標達成に挑む。各校との激戦が予想される中、選手たちはシーズン序盤から着実に力を積み重ねてきた。今回は、関東インカレを目前に控えた選手たちの声を届ける。

 第3回は加世堂懸(商4=仙台育英)、小林環(情コミ1=静岡東)のインタビューです。(この取材は5月14日、5月13日にオンラインにて行われたものです)

加世堂
男子1部800メートル
——現在の調子はいかがですか。
 「4月に初戦として六大学対校(東京六大学対校陸上)に出て、4月末に日体大記録会を走りました。そこで日本選手権の標準と、明大新記録を達成できたことは、とても良かった部分でした。しかしその翌週に出た静岡国際陸上(静岡国際陸上競技大会)というグランプリレースでは全く勝負できず、800メートルの難しさを改めて感じました。それ以降合宿を菅平で行っていて、残り1週間、関東インカレに向けてしっかり準備しようというところなので、調子は悪くないなという感じです」

——日体大記録会で明大新記録を樹立されましたが、そのレースは振り返っていかがでしたか。
 「3月に入ってから、その記録会で日本選手権の参加標準を切ることと、1分48秒を目標にしていました。47秒48という、自分でも少しできすぎてしまったかなというタイムを出すことはできました」

——今年度は1500メートルでの出場はなく、800メートルのみのエントリーとなりました。
 「他に1500メートルで戦える選手が自分以外にしっかり3人そろっていて、今の自分が得点争いに絡めるのは800メートルだなと、4月から取り組んでいく中で改めて感じたので、1種目に絞って結果を出そうという気持ちになっています」

——レースプランや目標を教えてください。
 「目標は表彰台に上がることです。その中で自分自身は800メートルの経験が少ないので、油断せずに、予選、準決勝、決勝と3本しっかりと力を出し切れるような走りをしたいと思っています」

——ライバルとなる選手はいますか。
 「(自己ベストが)1分40秒台の選手がたくさんいるので、そういった選手たちと戦っていくことになると考えています。自分は(持ちタイムの)ランキングがトップですが、そこはあまり気にしすぎずに、チャレンジャーのつもりで挑みたいなと思います」

——チームとして1部残留を目指すにあたって、カギとなる部分を教えてください。
 「各種目で1点でも多く積み重ねていくことが大事だと思います。長距離ブロックで言えば1500メートルや、3障(3000メートルSⅭ)の小林(周太郎・営4=伊賀白鳳)は力のある選手です。例年長距離ブロックは得点が取れていないと感じるので、今年は長距離ブロックでもたくさん点が取れるように頑張っていかないといけないと考えています」

——明大の中で注目している選手はいますか。
 「400メートルの古俣由人(法3=東京学館新潟)です。僕自身あまり短距離ブロックと関わりがなかったですが、彼は気さくに話しかけてくれますし、4月は不調だった中で、5月の静岡国際陸上で彼は一つ調子を取り戻すきっかけになるようなレースをしてくれたと思うので、そういった部分で彼に注目しています」

——最後に意気込みをお願いします。
 「まずは最後の関東インカレということで、チームに何か貢献して卒業できるように。そして自分は8点、7点、6点といったような高得点を取れるように頑張っていきたいなと思います」

——ありがとうございました。

(写真:ポーズを決める小林環)

小林環
男子1部1500メートル
——現在のコンディションはいかがですか。
 「冬にケガをしていて、そこから徐々に調子を上げてくることができました。今も万全な時と比べたら劣ってしまうかもしれませんが、ここ最近の中だと比較的練習できるようになってきました」

——関東インカレに向けてどのような練習をしてきましたか。
 「ケガをしていた影響で体力がだいぶ落ちてしまっていたので、スピードよりも練習のボリュームを増やしました。1500メートルは有酸素の要素も非常に大きいので、そこを強化してきました」

——入学してからしばらく経過してレースにも出場されましたが、高校陸上と比べて違いは感じていますか。
 「レースだと身体の接触が激しく位置取りがうまくできなかったので、そこが高校との違いかなと思います」

——現在のチームの雰囲気について教えてください。
 「成績が振るわない状況ではありますが、チームとしてもう一度立て直していこうという意識が高まっているところです。自分は中距離専門で、長距離と比べて人数は少ないですが、チームの勢いに乗って自分も頑張ろうという気持ちになっているので、全体として良い方向に進んでいるのではないかと思っています」

——個人とチームの目標を教えてください。
 「目標タイムとしては、自己ベストである3分43秒は必ず更新したいというところと、もし速い展開になれば明大記録の3分39秒台に乗れるように頑張りたいと思っています。チーム目標としては、短距離に頼ることなく頑張りたいと思っているので、1点でも多く点数を取って1つでも上の順位でという意識で頑張ろうと思います」

——同じ組で意識している選手がいれば教えてください。
 「自分の組だと中川拓海選手(順大)が頭ひとつ抜けていると思うのですが、そこは意識してレースの主導権を握らせないようにしたいです。また、待ちではなくて自分がしっかりレースの展開を握れるようにしたいと考えています」

——最後に意気込みをお願いします。
 「1年目の関東インカレなので気負いすぎることなく、代表選手の1人として選んでいただいたので、しっかり結果を求めてやっていこうと思います。何より1年目だからこそ攻めた走りをして、来年以降のインカレにもつながるように積極性を持って走りたいと思います」

——ありがとうございました。

[木村聡、橋場涼斗]