(3)ルーキー特集 第3弾 ~牧島瑠依編~
今年度も頼もしいルーキーたちが紫紺の門をたたいた。今回のルーキー特集でも例年に引き続き、競技の話から普段は見えない選手の意外な一面まで、それぞれの魅力をお届けする。
(この取材は3月5日に行われたものです)
――ご出身はどちらでしょうか。
「神奈川県の横浜市です」
――フジテレビの取材で特技はお菓子作りとおっしゃっていましたが具体的にはどのようなお菓子を作るのでしょうか。
「コロナの自粛期間中に作っていて、フィナンシェとかマカロンとかガトーショコラとかですね。(結構レベルが高いと思うのですが。)本当にスケート辞めてパティシエになろうかなと思ったくらい一時期たくさんお菓子作っていましたね」
――お菓子作りを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
「周りのスケートの子たちとかも結構お菓子作りをしていて、それでやろうと言われて始めたのがきっかけです」
――同じく取材で動物のお世話が趣味とおっしゃっていましたがそちらについてはいかがですか。
「結構本格的なクワガタと熱帯魚とかを飼っています(クワガタの具体的な種類などはありますか。)ギラファノコギリクワガタとメタリフェルホソアカクワガタを飼っています。すごく大きい(クワガタ)です」
――動物をお世話する上で大変なことはありますか。
「餌やりとか、カメも買っているので水替えとかはやはり大変だったり、練習に行ったりすると(世話を)できなかったりするので親に頼んだりとかして忘れないように気を付けています」
――得意教科はどの科目でしょうか。
「物語を読むのが好きなので国語です」
――本はよく読まれるのでしょうか。
「よくは読まないのですが、たまに読みます(笑)」
――今まで読んだ中で一番好きな本はありますか。
「『ダレン・シャン』という有名な本があって、それが結構面白くて全巻読みました」
――MBTⅠは何でしょうか。
「ENTJ―Aの主人公です」
――スケートを始めたきっかけを教えてください。
「学校が終わった後の学童みたいなのでスケートに行く機会があって、そこでやってみたら楽しくて、やりたいと言ったのがきっかけです」
――それはいつ頃だったのでしょうか。
「小学校2年生頃だったと思います」
――競技として本格的に始めたのはいつ頃でしたか。
「クラブに入ったのが小学校3年生の終わりか、4年生の初めだったと思います」
――初めて出場した大会の思い出はありますか。
「試合がどのようなものかよく分からなかったので、ものすごく緊張した思い出があります」
――フィギュアスケートの魅力はどこにあると感じますか。
「ジャンプ、スピン、ステップ、スケーティングなど、一つだけではなく様々なバランスが大事になっていて、それを極めるのが面白いと思います」
――一番記憶に残っているスケートの思い出は何でしょうか。
「一個一個大きい思い出ではないのですが、自分がテレビで見てきたような選手に会えたり、一緒に練習できたり、それこそ憧れていた先輩と同じ大学や高校に入ったときには頑張ってよかったなと感じるような思い出がとてもたくさんあります」
――高校の先輩としては菊地竜生選手(政経4=目黒日大)と三浦佳生選手(政経3=目黒日大)が明大に進学していますが、何か関わりはありますか。
「佳生くんは小学校6年生の時から先生が同じでずっとお世話になっていて、今でも仲良く遊んだりさせてもらって、竜生くんは高校1年生から同じチームになって、遊んでもらったりいろいろ面倒を見てもらっていて、2人ともとても優しくて同じ大学に入れて光栄だなと思いますし、2人からも(明大に進学すると)言ったときに『おー』って喜んでもらえて本当にうれしかったです」
――遊びに行くというのは何をされているのでしょうか。
「ご飯に行ったり、買い物に行ったり、お泊りしたり、カラオケに行ったりします」
――カラオケでは何を歌われるのでしょうか。
「『歌うたいのバラッド』を僕は歌って、竜生君は『島人ぬ宝』歌っています(笑)」
――今までスケートをしていて大変だったことはありますか。
「高校2、3年生の時に自分の思っていたような結果が試合にあまり出せず、具体的には本番で練習通りにジャンプが入らないことが多かったりして。本番どのようにメンタルだったりジャンプの調整を持っていくのかなどをいろいろな人に聞いたりとかして少し良くなったり悪くなったりを繰り返しているのですが、大学ではそれをもっと改善していきたいです」
――具体的にどのようにメンタルの調整をしていますか。
「僕は変化が嫌いなので、1カ月前から朝起きて何をするなどの大体の予定を決めてしまって、その通りに過ごせたら予定通りにやっているから大丈夫かなというふうに気持ちを落ち着かせています」
――1カ月前も前から計画を立てているのですね。
「そうですね、1カ月前に大体の予定を立てて、そこから逆に1週間ごとの細かいスケジュールを立てています。もちろんスケジュール通りできないこともあるのですが、スケジュール通り動く方が楽ですね」
――得意なエレメンツはありますか。
「コレオシークエンスやスピンが得意です。ジャンプは少し苦手です(笑)」
――現在重点的に練習しているところはありますか。
「今はもうオフシーズンなので細かい基礎のスケーティングの練習や来シーズンも継続するプログラムのステップ、ジャンプの確立と新しいジャンプの挑戦の発展を頑張って練習しています」
――新しいジャンプは何に挑戦されているのでしょうか。
「セカンドトーループ、コンビネーションの次のジャンプが3回転トーループの練習をしています」
――基礎的な練習もやはり大切なのでしょうか。
「やはり基礎的な部分がないと、プログラムで表現などを見せる余裕ができないので、まずはしっかり基礎的な部分を頑張ろうと先生と話しました」
――先ほどオフシーズンに入られたとおっしゃっていましたが、25―26シーズンを振り返っていかがでしたか
「あまりうまくいかなかった試合も多かったのですが、その中でもしっかり今何ができるか周りを見て練習したり、いろいろな人にアドバイスをもらったりして、うまくいかなかったなりに多くのことを吸収して次に生かせるよう頑張れたシーズンでした」
――アドバイスは誰からもらうことが多いのでしょうか。
「これこそ先輩の菊地君や、同じく先輩の奥野友莉菜さん(商2=駒場学園)だったり山﨑さん(舞美・商3=釧路湖陵)だったり、違う大学の高校の先輩である加藤くん(海里・法大)、北村凌大くん(日大卒)、穂積乃愛選手(早大)など本当にたくさんの人に聞いています」
――他人からアドバイスをもらうのはなぜでしょうか。
「みんな自分なりに考えて、きちんと軸がある人たちなので、聞いていてこういう意見があるんだということが面白くて。年下の蛯原大弥くん(駒場学園)にも聞いています」
――来季はシニアに上がられるのでしょうか。
「そうですね」
――シニアに上がる上で楽しみなことはありますか。
「ルール変更などもあってどうなるか分からないのですが、大学に入学して、シニアに上がってとさまざまな変化があるのでそれをいい変化に変えていけたらいいなと思います」
――衣装や選曲へのこだわりは何かありますか。
「衣装はだいたいこういうふうにしてほしいというのを親に伝えて、親がこういうデザインにしたいというのを考えて、それを衣装の人に頼んで作ってもらっています。曲については自分で決めて、(曲の)入れたい部分などを自分で選びながら編集しています。それを振付師さんに確認してもらってという感じですね」
――自分で曲を編集する選手は多いのでしょうか。
「半分半分くらいですね。ちょっと大変なので、面倒くさくてやらない人もいたりします」
――曲を編集するのは苦ではないですか。
「僕はすごく楽しいです」
――今シーズンのSP(ショートプログラム)である『マイケルジャクソンメドレー』について教えてください。
「僕はチャ・ジュンファン選手(韓国)が好きで、チャ・ジュンファン選手がマイケルを使っていて、それを参考にしながら曲を自分で編集しました。それを振付師の賢二先生(宮本賢二氏)に確認していただいて、最初は賢二先生も『大丈夫か』『できるのか』となったのですが、もうすごく頑張ってもらってとても面白い振り付けになって、楽しい思い出のあるプログラムです」
――プログラムのなかで一番こだわっている振り付けはどこですか。
「結構細かい音を取ったり、賢二先生の細かい凝った動きや、足さばきなどがあったりするので、まだ全然練習足りてないのですが、そういったところを見てもらえたらうれしいです」
――SPは継続の予定でしょうか。
「その予定です」
――ミラノ・コルティナ冬季五輪(ミラノ五輪)が先月行われていましたが、ご覧になられましたか。
「もちろんです。小さい頃からお世話になっている佳生くんが出ていて、すごいな、やはりかっこいいなというふうに思いました」
――三浦選手と何かミラノ五輪についてお話しされたりしましたか。
「確か五輪の前に1回遊んで、『行ってくる』みたいなことを言っていたと思います」
――佐藤駿選手(令8スケート部卒)も代表として出場していましたが、どのような印象をお持ちですか。
「全然話したことがなくて、テレビで見る人という感じなのですが、小さい頃から1個上のカテゴリーで試合に出ていてすごく上手い選手ということで、見ていてとても勉強になります。同じ大学に入学できて光栄に思いますし、多分卒業してしまって関わりはあまりないと思うのですが、いろいろなことを聞けたり吸収できたりしたらいいなというふうに思っています」
――チャ・ジュンファン選手もミラノ五輪に出場していましたが、どのような点が好きなのでしょうか。
「ステップとジャンプとスピンのバランスだったり、一つ一つのフリーレッグとかがきれいだったりして、ターンも正確で、ジャンプもきれいで、スピンもその一つ一つのポジションが安定してきれいで、音の取り方とかも好きで、かっこいいなと思って憧れています」
――自身の強みはどこでしょうか。
「いろいろな曲をできるところだと思います。優しい曲のバレエやクラシック系も洋楽などのポップな曲も両方踊れるのが強みだと思います」
――幅広い曲を行うために何か意識していることはありますか。
「ポップな曲だったり、クラシックな曲だったり、いろいろな曲を様々な選手が踊っていると思うのですが、それぞれの選手のこういう踊り方がいいなというのをまねしています」
――お話を聞いていると他の選手のプログラムをかなり見ているように感じたのですが、今シーズンで最もお気に入りのプログラムはありますか。
「明治大学卒業した樋口新葉選手(令5商卒)の『ワンダーウーマン』だったり、三浦選手のFSの『シェルブールの雨傘』だったりは今シーズンたくさん見ました」
――挙げてくださった二つの中ではどのようなことを参考にされたのですか。
「音の取り方であったり、動きと動きのつなぎ方、ジャンプとジャンプのつなぎだったりとかがすごくスムーズで、参考にしたいと思いました」
――オフは週何日ほどでしょうか。
「週1の日曜日は完全にオフにしています」
――オフにしていることはありますか。
「友達と1日遊びに行くか、家から出ずにひたすら寝るとかですね」
――試合前のルーティーンはありますか。
「アップはルーティーンがあるのですが、その他はあまり決めないように、とにかく体を休めるということを意識しています」
――緊張はするタイプですか。
「はい、結構します。でも試合よりも試合の前の練習とかの方が結構緊張していて、逆に試合はもうやるしかないという感じでいけます」
――明大で憧れている先輩はいらっしゃいますか。
「樋口選手は小さい頃から大好きで、他には本田真凜選手(令6政経卒)も動きとかがきれいで参考にしていますし、三浦選手はプログラムの完成度や踊り方などの引き込まれる感じが本当に勉強になっています」
――明大で仲の良い先輩をあげるとしたら誰でしょうか。
「本当にいろいろな人に仲良くしてもらっていて、山﨑さん、住吉りをんさん(令8商卒)とよくパーティーをして、三浦選手は小さい頃からたくさん遊んでもらって、家も行かせてもらってマイクラとかもよくしていますね。竜生くんは、練習が終わったらご飯に行ったり、朝に(練習が)終わったら空き時間でご飯に行ったり、りをんちゃんとも一緒にパンを食べにいかせてもらったり、新葉ちゃんともご飯に行かせてもらったりとか、多くの人にお世話をしてもらっていて。あと、誰がいましたっけ(笑)。とにかくたくさんの人にお世話になっています」
――パーティーはどんなことをされたのでしょうか。
「クリスマスの時にケーキを作ったり、ピザを頼んだりとかして、みんなそれを楽しみにして試合を頑張っています」
――交友関係がとても広いですね。
「そうですね(笑)。でも周りの人がすごく優しくて。とても生意気なのですが、みんな相手してくれています」
――同学年の二人について印象を教えてください。
「2人ともすごく優しくて、グループラインで書類などをきちんと書いたか連絡したり、入試終わった後もみんなでご飯食べに行ったりしました」
――明大に進学した理由はありますか。
「小さい頃からの憧れの人や仲いい人がたくさんいて、いろいろなことを吸収できるなというふうに思ったのと、文武両道で頑張るっていうのが自分にとってすごく大切だなと思って、先輩方を見ていても、みんな文武両道できちんと両方全力で頑張っている姿勢を見て、僕もそうなりたいなというふうに思ったからです」
――大学で楽しみなところは何でしょうか。
「大学で友達をたくさん作りたいのと、自分の憧れている先輩がたくさんいるので、いろいろなこと聞いて、吸収して、自分の身になるような大学生活にしたいです」
――逆に不安なところはありますか。
「入ってみないと分からないのですが、履修登録とかがちゃんと上手くできるかなという不安はありますね」
――明大スケート部フィギュア部門の印象を教えてください。
「皆さん明るくて真面目ですごいですね。とにかく強い選手が集まるというイメージがあります」
――来シーズンの目標はありますか。
「それぞれの試合でダメだったところ、よかったところをしっかりと自分で出して、一つ一つの試合でその課題をクリアしていって、ブロック、東日本選手権などでピークに持っていけたらなというふうに思います」
――大学4年間の目標を教えてください。
「文武両道で1年ごとに自分なりに成長できたらなというふうに思っています」
――ファンの方々へメッセージをお願いします。
「明治大学に入って4年間頑張ると思うので、応援よろしくお願いします!」
――ありがとうございました。
[藤岡千佳]
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