ジュニア開幕 早大に勝ち切れず悔しい結果に/関東大学ジュニア選手権

ラグビー 2022.09.12

 関東大学対抗戦(以下、対抗戦)の開幕戦を勝利で飾ってから一夜が明けた今日、関東大学ジュニア選手権の幕が上がった。前半はFW陣の屈強なディフェンスとBK陣の素早いプレーが光り、明大の流れが続く。しかし、後半は早大の幅広いパス展開に苦戦し得点を許す。明大は粘り強く反撃するも早大には及ばず、最終スコア26―33で課題の残る試合となった。

 

◆9・11 関東大学ジュニア選手権(早大上井草グラウンド)

▼対早大戦

 明大26{14―7、12―26}33早大〇

 

 まず流れをつかんだのは明大だった。前半6分、敵陣ゴールライン付近での相手ボールラインアウトで左ロック田島貫太郎(政経2=東福岡)が195センチの高い身長を生かし、スチールに成功。「ラインアウトの場面になったら、身長が高いことは有利になるので、それを生かそうと話していた」(田島)。その後、右サイドのライン際でブレークダウンを重ねて得点を狙うが、早大のディフェンスに阻まれなかなか得点に繋がらない。それでも8分、左センター吉田輝雅(政経2=東海大相模)が相手ディフェンスの薄くなっている左側に攻撃を繰り広げる。そして最後にパスを受け取った左センター林哲平(文3=東海大相模)がディフェンスを振り切りトライ。待望の先制点を決めた。その後は自陣で早大の攻撃が続くが、ゴールライン付近でフルバック山川遥之(営1=尾道)がタックルで相手のノックオンを誘うなど集中したディフェンスで相手に流れを渡さない。すると22分、ハーフウエーラインでのマイボールラインアウトからパスを受け取った右ウイング西川賢哉(政経3=桐蔭学園)がチャンスを生み出す。西川はボールを足に掛け、敵陣22メートルラインまで独走する。そこからゲームキャプテン・スクラムハーフ丸尾祐資(商3=報徳学園)を中心に右に大きく展開。最後は右ロック佐藤大地(法2=國學院栃木)がゲインし、追加点を決める。「今まで練習してきたことを発揮できた」(佐藤)。「前半のディフェンスは自分たちの強みを出せた」と丸尾は振り返るが、前半終了間際、明大のノックオンから早大に流れを渡してしまう。ゴール左側でディフェンスの隙を突かれ、早大に得点を献上。14―7で試合を折り返す。

 

 「後半最初に我慢しなければいけない展開が来るから、明治の勢いになるように早稲田の勢いを止めよう」(丸尾)。その言葉通り後半は我慢が強いられる展開が続いた。4分、自陣ゴールライン付近でのブレークダウンの末、大きく左側にロングパスをされる。そのままトライを決められ、同点とされてしまう。また10分にも早大の華麗なパスに苦しみ、同様の形で逆転を許す。ここからリザーブの選手も出場し、流れの奪取を図るが、早大の攻撃を止め切れず自陣でのプレーが続く。この流れを止めたのは前半でも流れを作った西川。敵陣ゴールライン付近でのマイボールラインアウトからパスを受け取った吉田のキックパスを西川が受け取りグラウンディング。後半最初の得点を決めた。これだけでは明大の反撃は終わらない。28分、マイボールラインアウトからモールを展開。「ここで勝ったらかっこいいぞ、勢い付けられるぞ、と声を掛けた」(丸尾)。最後は尾白大吉(営3=近大和歌山)がトライを決めた。しかし反撃も及ばず、尾白のトライ直後に早大に流れを渡してしまう。自陣で早大がブレークダウンを重ねた末、一気にボールを右側に振られてしまい失点。一時は点差を詰めたものの、突き放され7点を追う展開に。この後も明大は諦めず攻撃を続けるが、なかなか敵陣に入ることが出来ず最終スコア26―33で試合を終えた。

 

 後半に早大の勢いにのまれ、敗北を喫してしまった今試合。「自分たちのミスから崩れてしまったところがあった」(西川)。しかし、選手同士の声掛けは試合を通して行われており、後半のモールから決めたトライはチーム力で勝ち取った得点となった。対抗戦が昨日開幕。今大会の試合に出場した選手は紫紺の座を狙うため、そして大学日本一のために再びレベルアップを目指す。12月4日、国立競技場にて行われる伝統の明早戦では今試合の雪辱を晴らしてくれるに違いない。

 

[森口絵美理]

 

試合後のコメント

丸尾

――今日の試合のテーマを教えてください。

 「Aチームと一緒でクオリティーという部分と、しっかり我慢をするということがテーマでした」

 

田島

――ハーフタイムに話し合ったことを教えてください。

 「後半は一つ一つのプレーが大事になってくるので、ミスを減らして修正していこうと話しました」

 

佐藤

――これからに向けて意気込みをお願いします。

 「もっと強いキャリーや強いディフェンスを見せて、上のチームに上がっていきたいです」

 

西川

――試合を振り返っていかがですか。

 「アタックの面ではトライできたので良かったですが、ディフェンスの面はまだまだ課題があるなと思います」


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