東大に100点ゲームで勝利 ルーキーの活躍光る/定期戦

ラグビー 2022.05.09

 関東大学春季大会(以下、春季大会)・大東大戦を直後に控え、迎えた東大との定期戦。新たな戦力が加わった明大の抜群の力強さに魅せられた試合となった。試合を通して東大に主導権を渡すことなく18トライと大量得点。新進気鋭の1年生の活躍もあり、最終スコア1200で大勝した。

 

◆5・7 定期戦(会場非公開)

▼対東大戦

 ○明大120{68―0、52―0}0東大

 

 明大が圧倒的な力を見せ、大差での勝利を勝ち取った。試合開始から相手にボールを渡すことなく迎えた前半3分、早速試合が動く。左フランカー利川桐生(政経1=大阪桐蔭)がブレークダウンを重ねた末にトライを決め、先制点を奪った。「強いボールキャリーで、前に出ることを意識した」(利川)。その後も4トライで得点を重ね、続く前半20分、ハンドオフが持ち味である左ウイング東海隼(情コミ1=光泉カトリック)がハーフウエーラインから快走しグラウンディング。直後にも東は俊足を光らせ連続トライを決めた。「ハンドオフに自信を持っていたので、試合で(持ち味を)出すことができて良かった」(東)。前半を通して、明大は自陣にボールを寄せ付けない圧巻の試合を見せた。

 

 ほとんどの選手を入れ替えた後半も相手に追随を許さなかった。後半2分、敵陣ゴールライン付近でのマイボールラインアウトからパスがつながり、右ウイング坂本公平(情コミ2=東福岡)がトライを決める。後半28分には自陣ゴールライン付近で東大ボールのスクラムがあったが、相手のペナルティーを誘い、攻撃を食い止めた。その後も、今年度のスローガンである『AHead』の下前進を続け、失点を許すことなく試合は終了。「苦しい場面もあったが、全員でディフェンスしてトライまで持っていくことができた」と、ゲームキャプテン・左センター吉岡汰我(政経4=筑紫丘)は振り返る。また、コンバージョンキックの正確さも際立った試合となった。前半をスクラムハーフ大越勇気(営3=茗渓学園)、後半を平翔太(商1=東福岡)が務めたが、2人合わせて18本中15本成功という高い成功率を誇った。

 

 今試合で目立ったのは、明大で初めての対外試合となる利川や東など1年生の活躍。「明大ラグビー部の名前を背負ってしっかりとプレーできた」(東)。先週から始まった春季大会でも1年生の出場が見られた。期待のルーキーが加わった新制明大ラグビー部の力強いプレーが今後も見られるに違いない。

 

[森口絵美理]

 

試合後のコメント

吉岡

――ゲームキャプテンとして意識したことはありますか。

 「下級生が多いので、コミュニケーションをよく取るというのを意識していました」

 

利川

――今試合を振り返っていかがですか。

 「大学に入って初めての試合だったので少し緊張しましたが、練習でフォーカスしているところを出せたと思います」

 

――後半を見ていていかがでしたか。

 「しっかりと後半のメンバーが前に出てくれて、アタックとディフェンスができていたので良かったと思います」

 

春日悠平(政経2=明大中野)

――これからの意気込みをお願いします。

 「春シーズンが始まって、全てのチームで試合があるので、全部勝っていけるように努力していきたいです」

 


関連記事 RELATED ENTRIES