【ラグビー】東海大に思わぬ苦戦 後半に突き放すも課題残す/関東大学春季交流大会Aグループ
帝京大を相手に今季初の黒星を喫した明大は反省を糧に、東海大との試合に臨んだ。前半はセットプレーが嚙み合わないためになかなかトライにつなげることができず、ロースコアに収まった。後半は入りこそ苦戦したものの順調に得点を重ね最終スコアは45―27。結果以上に課題が明確になったゲームであった。
◇5・31 関東大学春季交流大会Aグループ(エコパスタジアム)
〇明大45{14-15、31-12}27東海大
T=藤井2、中川2、物部、大和、宮﨑
G=萩井5
試合は明大のキックオフからスタート。SO萩井耀司(商3=桐蔭学園)のキックは低い弾道を描き、相手のノックフォワードを誘う。大きく陣地を挙げるが、ラインアウトのミスで得点には結びつかなかった。その後もNO8藤井達哉(政経4=東福岡)のスティールや右WTB田中ジェイス海吏(商1=明大中野)のブレーク、スクラムで何度もチャンスを生み出すがペナルティに泣き、20分以上スコアは動かなかった。「帝京戦が終わって、簡単なミスが目立ったがあったのでそこを修正して、チームとしてこの試合に臨むのに、一人一人の役割を果たすことをテーマに挙げたが、前半の入りの部分で細かなミスが目立って、個人としての役割はまだ全うし切れていなかった」(萩井)。均衡を破ったのは26分。敵陣に攻め込んだ明大は左サイドへ展開し右FL大川虎拓郎主将(法4=東福岡)にパスが渡る。しかし攻めあぐねタッチへと出されてしまい相手ボール。ディフェンスをはがされ、先制トライを許した。しかし32分、SH田中景翔(文4=常翔学園)のブレークが光り、ペナルティを獲得。二度のモールを経た後、藤井の突破でトライを返した。さらに35分、相手のコンテストキックを左CTB大和哲将(政経3=佐賀工)がカバー。そのまま相手を置き去りにし、立て続けに得点した。「ハイボールを相手が選択したらしっかり下がるというシステムをやっていたこと、役割を遂行しただけであって、狙っていたわけではない」(大和)。しかし38分にはこれまで圧倒していたスクラムで反則を犯す。モールに持ち込まれてトライ。加えて41分にノットロールアウェイの反則をからPGを取られ、14―15で前半を終了した。
後半開始7分、敵陣22メートル付近でのスクラム権限を得た明大は大きく前進。トライになるかというところで、ノックフォワードとなってしまう。アドバンテージでもう一度組み直すがここで反則。そして13分、相手の反則から再度敵陣に踏み込む。じわじわとゲインするがインゴールノックフォワード。またもトライを逃す形となってしまった。そして18分、相手のノットストレートからボールを奪い返し、スクラムのチャンスを得ると今度は外に展開する。白井瑛人(商3=桐蔭学園)がライン際で持ちこたえるとボールは大川へ。オフロードパスで右LO物部耀大朗(商4=中部大春日丘)につないでようやく得点が追加された。そして20分、ラインアウトからショートサイドに展開すると、藤井に渡りディフェンスをものともせずインゴールへと持っていった。しかし27分に球際のミスからターンオーバーを許し、6点差に迫られるが33分にセットプレーで着実に返し点差を埋めさせない。39分にはスクラムでチャンスをつくり、FWで攻め入る。BKにボールを入れ替えるとテンポよいパス回しで最後は宮﨑和史(情コミ3=石見智翠館)がグラウンディング。42分に相手の決死のディフェンスにより反則が生まれ、トライを許すがラストプレーの46分重戦車によるトライで締めくくり、最終スコアを45―27にした。
ハンドリングエラーや連携ミスから思わぬ苦戦を強いられた明大。次戦は北九州にて宿敵・早大との大一番である。選手は「この試合の修正点である甘さの部分を今週の練習でしっかり直して早稲田に勝ち切りたいと思う」(藤井)と並々ならぬ思いを抱える。シーズンが深まるにつれて浮き彫りになる課題をどう修正していくか。紫紺の戦士たちの挑戦は続く。
[近藤未怜]
試合後のコメント
大川主将
――後半は勢いに乗ってくる展開でしたが、何か変化の要因などはありましたか。
「前半終わった時点で、もう前半の40分はメインではなかったので、しっかり後半は切り替えて、この1週間準備してきたことをやり切ろうというところでマインドセットに取り組んで、切り替えられて、楽のプレーに走っていたところからしっかり強いプレーを選択した結果がこういう後半の点数になったのかなと思います」
藤井
――ラインアウトのミスが起こってしまった原因はありましたか。
「HOとジャンパー、リフターのところでマックスで上がっていない、マックスでできていないところがミスにつながったと思います」
萩井
――今日の試合の良かったところを教えてください。
「前半の入りが悪かったのですが後半でそこをしっかり修正して、ポジティブに前半の課題を受け止めて、結果勝つことできたので、そこが良かったかなと思います」
大和
――来週の早明戦に向けて意気込みをお願いします。
「地元九州で早明戦が開催されて、自分の友達や親が見に来ると思うので、そこでいいプレーできるように自分の役割を遂行してチームの勝利に貢献したいと思います」
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