対抗戦初戦 完封勝利で白星発進/関東大学対抗戦

ラグビー 2018.09.15

 無失点で初陣を飾った。関東大学対抗戦の初戦の相手は昨年7位の青学大。前半から早いパス回しとFW、BKが一体となった攻撃で6トライを挙げ前半を折り返す。エンドが変わった後半は、相手の足が止まったところを見逃さず8トライ。88―0と無失点で締めくくり、絶好のスタートを切った。


◆9・15 関東大学対抗戦(秋葉台運動公園)

▼対青学大戦

 ○明治88{40―0、48―0}0青学大


 全員が惜しみなく力を発揮した。前半は攻撃で反則を取られながらも敵陣でのプレーが続き40―0で前半終了。折り返した後半7分。敵陣ゴール前のマイボールラインアウトを成功させ、FWがゴール前まで迫り、最後は右プロップ祝原涼介(情コミ4=桐蔭学園)がグラウンディング。「80分間スタンダードを崩さずにできた」(スクラムハーフ福田健太主将・法4=茗溪学園)。この後も相手の疲れに付け込み得点を量産。4トライを挙げた山﨑洋之(法3=筑紫)は「チームで取ったトライ」と、試合全体を通して組織的な攻撃が光った。最終スコアは88―0で圧倒。上々の勝利を収めた。


 左センター射場大輔(政経3=常翔学園)はこの試合が対抗戦初スタメン。いきなり二刀流を披露した。センターとして、ステップと体の強さで相手を翻弄(ほんろう)し2トライを記録。途中からスタンドオフも務めると、敵陣のスペースを生かし、キックでチャンスを演出。「ジェネラルなキックが良かった」。明治の今後を占うキーマンとなるのか、対抗戦でのさらなる活躍に期待だ。次戦は昨年、100点を越える得点を挙げた日体大。この試合で出た課題を修正し、試合内容を越えてみせる。


[髙橋昇吾]


試合後のコメント

福田健

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「初戦なのでいいスタートを切ることを考えて臨みました。個人としてはしっかりチームをリードできたかなと思います。チームとしては80分間スタンダードを崩さずにやりたいことができたと思います」


祝原

――FW全体として安定していた印象です。

 「スクラムも終始良く組めていたと思いますし、モールは少し修正するところがありますが、全体的に小さいところはできたと思います」


射場

――射場選手らしさが出たプレーはありましたか。

 「フィジカルでトライを取れたのと、スタンドオフの時にスペースを使って、キックやパスをできたのが良かったです」


フッカー武井日向(商3=国学院栃木)

――対抗戦の初戦でした。

 「今日課題は多く見つかりましたが、何とか勝ち切れて収穫の多い試合ができたと思います。次の日体大戦に向けてチームでもう一段階レベルアップしたいと思います」


ナンバーエイト坂和樹(政経3=明大中野八王子)

――次戦の日体大戦に向けてお願いします。

 「日体大は外国人のチームだと思います。夏合宿で対外国人は慣れたので、しっかり体を当てて、オフェンスももちろん、ディフェンスから明治のリズムを作っていきたいと思います」


山﨑

――計4本のトライでした。

 「自分が勝ち取ったものは少なくて、みんながつないでくれたチームで取ったトライなので、もっと自分で取りに行くトライを増やしたいです」


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