1年生試合 後半で圧倒 早稲田相手に28点差をつけ勝利/練習試合 

ラグビー
2018.06.17

 後半に底力を見せた。1年生主体で行われた今試合。試合開始序盤は早稲田のフィジカルとスピードに苦戦するも、我慢強いディフェンスで前半を14―12で折り返す。後半に入り主導権は明治へ。素早いテンポでトライを量産し、無失点で40分間を走り切った。


◆6・16 練習試合(早稲田上井草グラウンド)

▼対早稲田1年戦

 ○明治40{14―12、26―0}12早稲田

 勝利への執念を見せた。序盤は連携ミスなどが相次ぎ、自陣でプレーする時間が続く。前半12分にはディフェンスの間を突かれ、先制トライを献上。しかし、すぐさま悪い流れを断ち切った。前半14分には左フランカー福田陸人(法1=国学院栃木)が相手ディフェンスを突破し、同点のトライを決める。その後にも追加点を挙げ14―12として前半を折り返す。後半に入るとリザーブメンバーの活躍もあり、攻守ともに圧倒。後半23分には加藤樹大(商1=茗溪学園)が相手ボールをインターセプトし、そのまま独走。最後はサポートに回った松本純弥(政経1=佐賀工)にボールが渡り、ポスト中央にグラウンディング。後半は松本の2トライを含む計4トライで一気に突き放し、最終スコア40―12として勝利を収めた。


 宿敵との一戦をモノにした。「明早戦は憧れ」(ゲームキャプテン・左センター江藤良・文1=報徳学園)と、早稲田との試合にかける熱い気持ちが随所に垣間見えた今試合。ギアチェンジした後半、テンポのいいアタックとスキのないディフェンスで相手を翻弄(ほんろう)した。1点も許すことなく、相手のアタックをシャットダウン。「これからもハードワークを続けていく」(フッカー大石康太・営1=国学院久我山)。今後も新戦力の台頭から目が離せない。


[高智琉大朗]

試合後のコメント

江藤

――試合を振り返っていかがでしたか。
 「FWに助けられた部分が大きいと思います。BKがあまり縦にアタックできないことが多くなってしまいました。FWはしっかりと体を張れていましたしそれがトライにつながっていたと思います」


――ゲームキャプテンとしてはどうでしたか。
 「重圧はなかったです。大学に入って初めてチームをまとめないといけないと思って試合には臨みました。うまくまとめられてなかったと思うので次こういう機会があれば頑張りたいと思います」


松本

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「フルバックとしてもっと良いプレーができたと思うし、上のチームでプレーするのにはまだまだ練習が必要だと痛感しました」


――初の1年生試合はいかがでしたか。

 「田中澄憲監督に『1年生でやるのはこの試合が最初で最後』というふうに言われたので楽しんで試合をすることを意識しました」


大石

――早稲田との初の試合はいかがでしたか。

 「明早戦という大事な試合だったので(相手が)高校の同期だからとかはあまり気にせず、早稲田に勝つという気持ち一つでやっていました」


小澤

――ご自身のトライはどう振り返りますか。

 「ずっと狙っていて、FWで対決したところで、勝って取れたのは良かったと思います」