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春季大会全勝初V 福田組の挑戦はここから始まる/関東大学春季大会

ラグビー 2018.06.11

    今年の明治は強い。4月28日より開幕した関東大学春季大会に明治が初優勝。同大会開始より王者の座を守ってきた帝京大を撃破し流れそのままに5戦5勝と圧倒的力を見せつけた。田中澄憲監督就任1年目でいきなりの栄冠だった。

◆4・28~6・17
▼グループA 明治――1位


 1点差の借りを早くも返した。開幕初戦の相手は帝京大。昨年度の大学選手権であと1点に涙を飲んだ相手だった。試合はFW勝負に対して自信を持つ明治が果敢に攻め入りターンオーバーを連発。一時、逆転を許すもゴール前での攻防から粘り続け最後は朝長駿(農4=長崎北陽台)が値千金のトライをもぎ取った。「自分たちのやってきたことは間違ってないと思っていた」(スクラムハーフ福田健太主将・法4=茗溪学園)。昨年度のレギュラーメンバーが多く残った今季。悔しさを知るメンバーが多いためチームのスタンダードは元より高かった。

 明治重戦車としての役割を果たした。第2戦東海大、第3戦流経大は強力な外国人選手を擁する難敵。東海大戦ではその強いフィジカルに後半ゲインラインを切られる場門も散見した。だが、FWの高いワークレートがチームを救った。今季のセットプレーの意識は〝クオリティーボール〟を供給すること。伝統重戦車としてスクラムで負けないことはもちろん一歩進んだ目標を掲げている。「譲れないところだし責任もある」(右プロップ吉岡大貴・農4=日向)。強い明治の根幹は強いFWの存在無しにはあり得ない。

 昨年度勝利のなかった慶応にも東北の地で勝利を収めた。慶応の早いディフェンスに対して徐々に対応を見せ勝ち越した。今年の明治は得点力が群を抜いている。タレント揃いのBKは福田健を中心にグラウンドを駆け巡りトライを量産。1年次から紫紺のジャージーを身にまとってきた福田健の確かな判断力。ウイング山村知也(営3=報徳学園)などトライゲッターが確実にトライを取り切る形も確立されている。「得点力の要はBK」(左プロップ齊藤剣・政経4=能代工)とFWも信頼を寄せている。

 4年生がチームを引っ張る。最終戦の相手は大東大。序盤から主導権を握った明治がそのまま勝利を掴み取った。各リーダー陣がチームを支え続けた。今年は副将を置かず、FW、BK合わせて7人のリーダーという布陣。「(福田)健太が見られない部分を見るのが自分たちリーダー陣の役割」(齊藤剣)。圧倒的リーダーシップを持つ福田主将だけに負担がかかるのではなく、それぞれがチームの状況を確認する体制だ。チームの雰囲気を作るのはやはり最上級生である4年生。その中で今年は試合だけでなく、コミュニケーションの部分も4年生が先導する。いい環境が今の明治の強さの要因と言える。

 見据えるは日本一。8年ぶりに帝京大を倒し、春季大会優勝を果たしたがまだここは通過点でしかない。これから夏合宿を迎え、そして勝負の秋へと突入していく。今年のチームスローガンである〝Exceed〟は去年を越える、昨日の自分を超えるという方針でたてられた。まず春は目標達成だ。だが、本番は大学選手権決勝、1月6日。今年の明治には期待しかない。


[東後太一]


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