早大慶大を下し、4連覇達成!/全早慶明定期戦

1999.01.01
 「疲れました」。どこかホっとした表情で微笑みながら心の内を明かしたのは内田コーチ(法4)。終わってみれば2勝0敗で見事優勝し、2009年から持ち続けている優勝カップは今年も他大学に渡さなかった。40数年ぶりに早慶明3大学が揃って1部リーグに所属する今年の大会は特別なもの。それゆえ頂点への道は決して容易ではなかった。

[全早大戦]
 明大にとってのこの日最初の試合は、先週の六大学交流戦で負けを喫した早大。今回は何としてもリベンジを果たしたいところだ。
 第1セット、序盤は点の取り合いになるが、互いに5ポイントを重ねたところから、明大の快進撃が始まった。明大はそこから松本(文4)、澤田(商3)、杉本(政経1)の活躍で、7ポイントを連続で重ね、明大に流れを引き寄せる。中盤は再び点の取り合いになるものの、明大の優勢は変わらず、試合終盤には鎌田(法2)が1人で3ポイントを連続して重ねるなどして、25-19で明大が1セット目を先取した。

 第2セットもやはり明大が先行。第1セットの流れを引き継ぐ気迫のこもったプレーを見せた。1度目のタイムアウトの時点では3ポイント差、2度目のタイムアウトの時点では6ポイント差と、確実に差を広げていく。終盤、明大は相手に連続してポイントを与えないことで自身の得た流れを渡すことなく、25-17で第2セットも明大が奪取した。
 第3セットは、最初のポイントこそ明大が先取したものの、試合は早大ペースで進む。第2セットとは打って変わって早大が着実にポイントを重ね、明大との差を開いていく。差は3ポイント。決して返せないポイントではないが、流れが完全に早大側にあるため、会場の誰もが第3セットは早大のものだと思ったに違いない。しかし、ここで終わらないのが今日の明大バレーボール部だった。互いにポイントを重ねる中、じりじりと差を詰め、2度目のタイムアウトの時点で18-19。「劣勢の状況下で、先週は盛り下がっていたが、今日は声も出ていて、チームとして盛り上げていけた。先週よりも勝とうという雰囲気に溢れていた。」(中村・文1)という言葉通り、明大はここからさらに反撃。松本が連続ポイントを重ね、その流れの変化に動揺したのだろうか。早大は終盤でミスが目立つようになり、一挙7ポイントを重ねる。結果、25-20で明大が自陣に流れを引き戻した形で第3セットも連取。
 結局3-0のストレート勝ちを収め、六大学交流戦のリベンジを見事に果たした。

[全慶大戦]
 第3試合、慶大戦では互いに譲らないシーソーゲームが繰り広げられた。
 第1セットは序盤から一進一退の攻防戦が続いたが、慶大に連続ポイントを許すと相手に向く流れを止めることができず、そのままこのセットを落としてしまう。しかし第2セットでは松本の力強いスパイクが引き金となり、連続ポイントを決める。その後も勢いに乗り、点差を開け第2セットを奪う。
 第3セットでは慶大の猛攻を止めることができなかった。塩田主将(商4)、鎌田、杉本の3枚ブロックが決まるなど積極的なプレーを見せるも、ややサーブミスが目立ちこのセットを相手に許す。続く第4セットは猛攻を繰り広げ相手のミスを誘う。デュースにもつれこむが相手の力強いスパイクに対し2枚ブロックが決まり、このセットを奪取する。
 シーソーゲームが続き、最終の第5セット。中盤に8-12と点差をつけられ厳しい状況となったが、杉本のスパイク、中村のレシーブなどルーキーが活躍し徐々に点差を詰めていく。慶大にマッチポイントを先制されるも、相手の強いスパイクに臆することなく大塚(政経2)の守りが光る。このセットでもデュースとなったが、攻撃の勢いは衰えず鎌田の強いスパイクにより2連続ポイントを獲得し、最終セットを奪取。セットカウント3-2で明大が勝利を収めた。

 気持ちを前面に出したプレーが随所で見られ、得点を決めるごとにメンバーのガッツポーズや笑顔が爆発した。優勝が決まった瞬間、ベンチからも部員が飛び出し、みんなで喜びを分かち合った。そして観客も含めてしばらくの間、会場は歓喜に包まれた。

 先週まで行われていた六大学交流戦では両チームにストレート負けを喫しただけに、今回のリベンジに懸ける思いは強かった。「同じ相手には2回負けたくない」(塩田主将・商4)。その言葉通り、今回は両チームを下して見せた。「しっかり練習を積んできて、チームとして固めてできた」(塩田主将)ことが、今回の優勝という形になって現れたのではないだろうか。「良い部分は伸ばして、チーム力を高めて」(内田コーチ)、来る6月23日から行われる次なる戦い・東日本インカレに臨む。

[片貝晋・中村綾佳]

回数 年月日 対全早大 対全慶大 全明大順位
◆過去4年の全早慶明定期戦結果◆
第60回 2007年11月11日 ●0-3 ○3-1 2位
第61回 2008年11月1日 ○3-0 ○3-2 1位
第62回 2009年8月29日 ○3-1 ○3-1 1位
第63回 2010年8月28日 ○2-1 ○2-0 1位
第64回 2011年5月29日 ○3-0 ○3-2 1位

~Next Game~
6・23~26 第30回東日本バレーボール大学選手権大会(東京体育館他)