【バレーボール】激闘の末に東海大を撃破! 攻めの姿勢を貫き5位入賞をつかむ/東日本大学選手権

2026.06.29

 東日本大学選手権4日目、明大は東海大と激突。攻めの姿勢を崩さず、激しいラリーや粘り強いディフェンスで主導権を握り、セットカウント3―1で価値ある白星を挙げた。この結果、明大は見事今大会を5位入賞の好成績で締めくくった。

◆6・24~28 東日本大学選手権(山形市総合スポーツセンター他)
▼対東海大戦(山形市総合スポーツセンター)
◯明大3{25-22、20-25、26-24、25-18}1東海大

【スターティングメンバー】(ローテーション順)
S吉田竜也主将(政経4=駿台学園)、OH近藤大翔(政経2=日本学園)、MB藤盛大貴(文2=札幌大谷)、OP三宅雄大(文3=駿台学園)、OH野村達稀(政経2=東北)、MB成村航希(政経3=東海大相模)、Li磯脇侑真(政経4=東福岡)

 第1セット、明大は三宅のアタックで先制点を奪うと、幸先良いスタートを切る。その後も近藤の技ありのプレーや、成村の鋭いアタックが次々と決まり、取られては取り返す激しいサイドアウトの応酬が続いた。近藤が強烈なスパイクをいいコースに放って17―16と逆転に成功し、一気に流れを引き寄せた。終盤も攻撃の手を緩めない明大は、離脱した渡邉健(政経4=日本航空)の穴を埋めるべくスタメン起用された藤盛が鋭いスパイクを放って相手のミスを誘い、吉田竜と成村の壁がブロックで畳み掛ける。全員が泥臭くボールを繋ぐ意識を発揮し、25―22でこのセットを先取した。

 勢いに乗りたい明大だったが、第2セットは序盤から東海大に流れを持っていかれる苦しい展開に。堅いブロックにつかまり攻撃がなかなか決まらず、2―7とリードを広げられたところでたまらずタイムアウトを要求した。タイムアウトが明けると、成村の技ありのプレーから徐々に息を吹き返す。前線のブロックが機能し始め、近藤のアタックも決まり連続得点を重ねて追い上げるが、自分たちのミスから相手に点数を与えてしまい波に乗りきれない。中盤以降も東海大の猛攻を受け、このセットを20―25で落としてしまう。

 セットカウント1―1で迎えた第3セット。出だしから野村の鮮やかなスパイクが決まるなど幸先よく2連続ポイントを奪う。しかし、その後は相手の猛攻に圧倒され、点差を開かれる展開に。なかなか差が縮まらない厳しい時間が続くも、藤盛のアタックや三宅の強烈なスパイクが次々と決まり、決定力が光る。さらに野村が放った渾身のアタックや、抜群の回収力を誇る磯脇のスパイクレシーブでボールを落とさずにつなぎ、ついにドローへと追いついた。近藤が貴重なサービスエースを奪い、途中出場の吉田将大(政経1=市立尼崎高)が早速ブロックで躍動してマッチポイントを握る。最後は相手のサーブミス、そして三宅の強烈なサービスエースが突き刺さり26―24。激闘の末にこのセットをもぎ取った。

 勝負を決めたい第4セット、先制点こそ相手に許したものの、すぐさま三宅が2連続でスパイクを決めて巻き返す。守備陣では磯脇の回収力がここでも発揮され、相手の攻撃の芽を完全に摘んだ。序盤から完全に主導権を握った明大は、近藤がここでも強烈なアタックを決めて猛攻を仕掛ける。ひたすら攻め続ける姿勢を貫き、大きくリードを保ったまま試合終了を迎え、25―18で奪取。セットカウント3―1で劇的な勝利を収めた。

 アクシデントを乗り越え、東海大を相手に最後まで素晴らしいチームのムードで勝利を収めた明大。前日の筑波大戦で勝ち切れなかった甘さを反省しつつも、最後を白星で飾り5位入賞を果たしたことは、次なるステップへの確かな歩みだ。野村や藤盛、吉田将ら若き力の台頭という大きな収穫を胸に、チームは夏の強化期間を経て、秋季関東大学1部リーグ戦、そして頂点を見据える全日本大学選手権へと突き進む。

[下田裕也]

試合後のコメント
吉田竜主将
――本日の試合を振り返っていかがですか。
 「春季リーグ(春季関東大学1部リーグ戦)でも対戦し、自分たちが勝利している相手でした。結果として今回も勝ち切ることはできましたが、少し自分たちのミスが目立ってしまった試合でもあったのかなと感じています。ただ、普段公式戦に出場していない野村や藤盛、吉田将がスタメンや途中から出場した際に、それぞれしっかりと役割を果たしてくれました。彼らのプレーから新たな収穫を得られたことは、チームにとっても非常に良かったと思います」

三宅
――今大会全体を通して得た収穫と、今後の課題について教えてください。
 「収穫としては、2年生の野村と藤盛が急な出番だったにもかかわらず、素晴らしい活躍を見せてくれたことです。チームの層が確実に厚くなった部分だと実感しています。一方で課題としては、チャンスでしっかりと点を取り切ること。他校に比べると、まだサーブ力やブロック力が低いと感じているので、そうした個々のスキルや組織力をこの夏の間を通して徹底的に強化していきたいです」