東京六大学チャリティーマッチ開催中!/東京六大学交流戦

1999.01.01
東京六大学チャリティーマッチ開催中!/東京六大学交流戦
 未曾有の震災の影響で、春季大学1部リーグ戦が中止となった。それに代わる新たな試みとして、六大学交流戦が行われている。この大会にはいわゆる東京六大学の、慶大、早大、東大、法大、明大、立大(五十音順)が出場する。
 いまや硬式野球部の東京六大学野球はおなじみとなっている。一方大学バレーボール界では個々の大学で定期戦は行われているものの、六大学という組み合わせは例を見ない。今回の試合を通して東京六大学の交流を深め、さらに強化を図ることが目的だ。またこの大会はチャリティーマッチとしての意味をも持つ。
 東京六大学のうち、関東大学1部リーグに所属するチームは慶大、早大、法大、明大の4チームで、リーグ戦と変わらない熱い戦いが期待できる。5月8日、15日、22日の3日間をかけて、総当たりリーグ戦の3セットマッチで実施される。

 塩田主将(商4)率いる明大は、これまで活躍してきた上級生だけでなく、めきめきと頭角を現しはじめた部員も少なくない。さらにルーキーの新戦力も加わりレギュラー争いが加熱している。1年生で早くもベンチ入りを果たしているのは、有田(政経1)や杉本(政経1)や中村(文1)らだ。「やってやるぞ!という人が出てきたのはいい。(ルーキーも)新しい風となって、良い化学反応を起こしてくれれば。」(塩田主将)と期待も高まる。

 大会2日目の対戦相手は慶大。「サイドがしっかりしていて、エースがよく打つ」(松本・文4)と評するように、慶大のルーキー柳田を筆頭に攻撃を仕掛けてくる。第1セットの開始直後には4連続ポイントを許した。
 一方明大は「チームとして何もできていない」(松本)。「コンビが合わず、リズムに乗れない状況がずっと続いていた」(澤田・商3)ように、連続ポイントを奪うことができない。第2セット1回目のタイムアウト直後、有田のアタックや大塚(政経2)のブロックが次々と決まり3連続ポイントを奪った明大は波に乗ったかに思えた。しかし第1セット、第2セットともにじわじわと慶大に点差を広げられ、どちらのセットも取りこぼした結果ストレート負けを喫した。

 しかし悲観することはない。新体制はまだ始まったばかりだ。昨年度のチームは4年生6人全員がベンチに入っており、それに代わって今年度は佐藤(政経2)や飯塚(政経2)などの新たな顔ぶれがベンチ入りを果たし、今回の試合では牧瀬(文3)がリベロとしてスタメン出場した。ルーキーについては有田がスタメンに起用され、強烈なスパイクを何本も放ち存在感を見せつけた。メンバーが様変わりした分「一つにまとまりきれていない」(田中主務・営3)という現実は否めない。「今のままでは勝てない。雰囲気を変えていきたい」(大塚)。「自分がやらなくちゃ。一つ上の4年生を支えてあげられたら」(平林・政経3)と誰もが危機感を感じ、最後には多くの部員がこれからに向け前向きなコメントを残した。2週間後にはまた慶大との対戦が待っている。「身長の高い相手にも追いついていくブロック」(塩田主将)など、この試合で見つかった課題を克服することは急務だ。

 春季リーグが中止になったいま、この大会が力を発揮する格好の機会となるだろう。六大学から大学バレーボール界を盛り上げようと立ち上がる。成長の過程である明大は意識の点でも技術の点でも伸びしろがある。「チーム一丸となってやっていくだけ」(田中主務)だ。

[西井 岬]
◆第1回東京六大学交流戦◆
日付 試合 開始時間(予定) 会場 結果
5・8 対東大戦 14:00~ 慶大日吉記念館 ○2-1
対立大戦 17:00~ 同上 ○2-1
5・15 対慶大戦 15:30~ 早稲田記念会堂 ●0-2
5・22 対早大戦 13:30~ 早稲田記念会堂
対法大戦 16:30~ 同上

※試合時間は試合状況により前後する場合があります。

~会場までのアクセス~
◆慶大日吉記念館 東急東横線日吉駅下車すぐ
◆早大記念会堂 地下鉄東京メトロ 東西線早稲田駅 徒歩3分