(28)山内佑規・古城知明

1999.01.01
(28)山内佑規・古城知明
 小学生のとき、同じクラブチーム「落合STARS」に所属し、バッテリーを組んでいた硬式野球部主将の山内(文4)と準硬式野球部主将の古城(政経4)。そんな二人が小学2年生の時に知り合ってから、かれこれ14年が経つ。中学、高校こそ違ったが、明治大学で再会。そして大学4年を迎え、二人はそれぞれ部の主将として奮闘している。

まず初めにお互いについて
――(山内)「入ってきた瞬間、なんだこいつ!って思った。小学校の時に右投左打ってめずらしいんですよ」
――(古城)「小学1年生までサッカーをやっていて。2年でチームに入った時は、俺からしたらみんなうまかった」
――(山内)「強いチームだったしね。5年の時はお互い三遊間を守ってたしね」
――(古城)「2人で三遊間も守ってたし、バッテリーも組んでたんです。それに小学4年のときはAチームとBチームを掛け持ちしたり。」
――(山内)「そんな時代あったわ(笑)お前ら両方行けよ!って」

 二人が所属していた「落合STARS」。当時は佐藤清男監督のもとで、小学生にして過酷なまでの練習をこなしてきた。チームは二人が6年生の時に「一番名誉があって、日本シリーズみたいな」(古城)B.B.サンタカップ(ベースボールサンタカップ)で準優勝。その時、古城が3番、山内が4番とクリーンアップを務めていた。
「(内容の一番いい試合で思い出にあるのは)決勝で地元のテレビに出たし、優勝したし。その後には小学生のオールスターにも出たねー!選抜で2~3人選ばれて」。二人とも選抜されるという実績がある。また当時、出る県大会はすべて3位以上という好成績を収め、今振り返れば現在の姿は必然なのかもしれない。

強豪「落合STARS」について
――(山内)「あいさつがすごく厳しかった」
――(古城)「たしかに!小学生の割には厳しかった。でもそれがあったから進学しても違和感なくやっていけたね。」

落合STARSで表彰される古城(左)と山内
落合STARSで表彰される古城(左)と山内

この強い「落合STARS」で教わった5つの言葉がある。

一、ハイと云う素直な心
一、すみませんと云う反省の心
一、わたしがしますと云う奉仕の心
一、おかげさまでと云う謙虚な心
一、ありがとうと云う感謝の心

二人の野球人の基礎はここにあるのかもしれない!

その他当時を振り返ってください
――(古城)「小中高って先攻後攻はじゃんけんで決めるんですけど、山内はいつもその時いなくて!トイレにいるんです(笑)試合前で緊張してるからだと思うんですけど。そんなヤツが小中高とキャプテンで大丈夫なのかって心配しました」
――(山内)「トイレには行っておかないとダメなんです!今も行っていますよ。寒いと5回くらいにもまた行ったり。あとじゃんけんがすごく弱くて……キャプテン変わるか!って監督に言われましたこともありました。チームでじゃんけんをしても負け越して、何も言えなかったです」
――(古城)「本当に弱かったよな」
――(山内)「でもじゃんけんに勝ったこともありますよ!高校の時、横浜高校とやったときだよ!それまではじゃんけんには負けるけど、試合には勝つ。横浜高校とはじゃんけんに勝ったけど、試合には負けた。だからじゃんけんは負けるほうが良かったのかも……(笑)」

中・高ではどんなやり取りがあったのですか
――(古城)「中学は俺が春日台中学で、山内が城山中学。市でリーグ戦があったくらい野球が盛んでしたね。チームの実力はとんとんくらいだったかな」
――(山内)「俺が引っ越しちゃって別になったんだよな」
――(山内)「高校は携帯禁止だったんで、一切連絡は取ってないよね。試合で出くわさない限り会わなかった。唯一、高一の夏にスタンドで出くわしたかな」
――(古城)「たしかに。あとはデータ分析でビデオに写ってたら、こんな感じで頑張ってるのかって思ってました」
――(山内)「古城は高校で全ポジションやってたんです!なんで!?って感じでした!」
――(古城)「お前肩が強いから、キャッチャーもやってみろって監督に言われて、キャッチャーで登録されてましたからね」

いざ明治へ!それぞれ野球部に所属してみてどうか
(山内は指定校推薦入学、古城はスポーツAO入学)
――(山内)「古城はAO入学だし、即戦力として入学してすぐ試合に出てたんです!だから大学のスタートは全く違うよね」
――(古城)「環境が違うっていうのもあるけどね。自分は試合に出たいって思ってを選んだ部分もあるので。その反面、山内は硬式で部員も多いし。でもその中で2、3年で年を重ねるごとに試合に出られればいいかなって思ってましたね」
――(山内)「3年の秋に使われて、今は主将になってる。1、2年は成長する期間で、3、4年は出れるようになっていればいいと思っていました。キャプテンは野球面でも人としても手本になる人がキャプテンになると思ってたんで、1年のときから試合に出てる人かなって思ってたんですけどね。だから自分が予想していた以上の結果がついてきましたね」
――(古城)「自分は逆に予想以下のものになっているかもしれない。入学してその春にベストナインを取って、もっといい成績を残せると思ってた。大学1年の春にベストナインを取って、それからどんどん取りにいけるかなって。でも準硬式も実際レベルがすごく高かった。1年は春にベストナインをとっても秋には打率が1割にガッツリ落ちてしまったので、その点では予想を下回ってますね」

主将としての苦悩は
――(古城)「準硬式の場合は、メンバー選考から合宿、オープン戦の手配、練習の組み立てとか全部やるんですよ。それは同じ選手としてやっている部員を選ぶことだからきつい部分もあるね。内面的なことを見ていかないといけない。打てる打てない人の心境を汲み取らないといけないので。主務と一緒に頑張っています。でも4年生を中心にいい意味で古城に従うっていうのが出来てるからやっていける。硬式とは違った意味の苦労があるよね。明治を背負う部のキャプテンだし!」
――(山内)「何事にも手本にならないとね」
――(古城)「俺たちは違った大変さがやっぱりあるよね!頑張ろう」

「学生最後の年がスタートします!主将として選手としてエール交換をお願いします」
――(山内)「力が拮抗(きっこう)しているから、まず一戦に勝つ。そしたら自ずと日本一までの道は見えてくると思うから」
――(古城)「リーグ2位だったら全日本の予選会に出れるので、必ず全日本に出ます。その前にリーグ戦。先を見すぎると足元をすくわれるので。俺らが(準硬式野球部)が行ける法政戦まで絶対勝っておいてもらわないと、応援行くので」
――(二人)「リーグ戦のためにすべての生活を捧げているし、リーグ戦に勝たないことには!まず目の前の一戦に勝ちます!そして勝ち点5でリーグ優勝して、日本一になります!硬式も準硬式も、がんばります!」

 そしていよいよ今日、東京六大学野球が開幕した。硬式野球部、準硬式野球部とともに東大に快勝し、好発進。華の野球部を背負う二人が、そろって「落合STARS」に凱旋する日は近い。

≪ついに東京六大学野球が開幕しました!東大戦の行方は!?≫

硬式野球部 14-0で快勝!【詳細】

準硬式野球部 9-0で快勝!【詳細】

◆山内佑規 やまうちゆうき 文4 桐蔭学園高出 174cm・76㎏ 右/右 捕手
◆古城知明 こじょうともあき 政経4 横浜高出 180cm・75kg 右/左 外野手