18年ぶりの総合3位 女子470級は史上初の栄冠つかむ/関東学生春季選手権
関東学生春季選手権(春インカレ)が行われ、470級が34年ぶりの準優勝、総合では18年ぶりの3位、女子470級は明大史上初の優勝を果たした。全日本学生選手権(全日本インカレ)3位を目指す今年度のチームにとって、幸先の良いスタートとなった。
◆5・5~6 関東学生春季選手権決勝(葉山港)
▼470級――2位
▼スナイプ級――7位
▼総合――3位
◆5・9~10 関東学生女子春季選手権(葉山港)
▼470級――1位
▼スナイプ級――3位
▼総合――2位
「いつもは全日本(全日本学生選手権)に向けての通過点としていたが、勝ちに行く春インカレにしよう」(落合悠貴主将・政経4=明大明治)と、春合宿の練習量を増やし迎えた春インカレ。スナイプ級は昨年度全日本個人選手権で3位を獲得し、スナイプ級リーダーである服部輝海(理工4=横須賀学院)がスキッパーを務める、服部・松浦世奈(農4=浦和第一女子)・田中理彩(理工3=横浜共立学園)組がチームを引っ張る。風がほとんどなくレースの開始が遅れた第4、5レース目では「強みである軽・中風域でのボートスピードを生かし、ミスをカバーし続けられた」(服部)と、長所を生かしどちらも3位でフィニッシュした。他のレースでも安定した走りを披露し、全6レースで1桁順位を取り、個人としてスナイプ級2位を獲得した。
一方の470級は強風に苦しめられ、3レースを終えて3艇合計で1桁順位は2回と「他大学に差をつけられなかった」(落合)。それでも風が弱くなった2日目には1桁順位が5回、さらには第5レースでは3艇とも10位以内に入り、他大学に大きく差をつける。最終的に3位の日大に23ポイント差をつけ、明大470級としては34年ぶりとなる団体2位という快挙を成し遂げた。470級リーダーの西村拓真(法4=関東学院)は「成績を見たら全員が安定的に走ってくれた」と、早川大翔(商3=霞ヶ浦)・渡邉駿一(情コミ3=逗子開成)組が7位、他2艇も12位、13位と失点を減らせたことを評価した。一方で「他大学はすごく走っている人とあんまり走っていない人がいて、今回は僕らの強みがいいように作用した。本質的に見ればまだまだ伸びしろがある」と、結果に満足せず足元を見つめた。
続く5月9日、10日には女子選手のみが出場できる関東学生女子春季選手権が行われた。470級の藤原優咲(法3=和歌山工)・出田紫和(商2=長崎工)・上田凛花(理工1=公文国際学園)組が「本来スキッパーをしている出田と組んで、冷静な判断ができた」(藤原)と、第1レースから2位をマーク。第2レースからは「経験のあるクルーの上田と走れたので、自信をもって自分たちのコースを引けた」(藤原)とペアの特徴を生かし、第2、3レースで1位フィニッシュと2位との差をつける。最終第4レースも逃げ切り、明大史上初の470級女子レース優勝を果たした。スナイプ級も3位と躍動し、女子総合2位と好成績を収めた。
通過点ではなく一つの目標として戦うことで、大躍進を果たした春インカレ。今年度の目標は全日本インカレでの総合3位。チーム落合の躍進に注目だ。
[尼子雄一]
試合後のコメント
落合主将
――2日目は風が弱い中でのレースでしたが、何に気をつけていましたか。
「チームで戦うことを大事にしていて、風の傾向とかをかなり話していました。自然を相手にするスポーツなので、当日の風の特徴などを、レースの前に3艇しっかり集まって話し合っていました。今回特に特徴的だったのは、ゴムボートが風の情報などを出したことです。そういうのを含めて、どこの海面で今いい風が吹いているのか、この海面にどういう特徴があるのか、波があるときはこういう波だよねとか、こっちが伸びるよねという話し合いを艇ごとでできていたので、チームとして、3艇で走るということができた大会だったなと振り返っています」
服部
――今回の結果をどう捉えていますか。
「率直にうれしく思います。チーム一人一人が歴史をつくっているという実感を持ちながら戦うことができています。監督やコーチ陣をはじめ、新体制となってスタートした令和8年度の明大ヨット部ですが、この勢いをさらに加速させ、全日本まで戦い抜きたいです」
藤原
――春合宿はどのようなものでしたか。
「私は今回で3年目ですが、3年目になって一番練習していたのかなと思いました。外部からコーチに来ていただいたり、高校の時の先輩方が来てくれて、他大のOBの方が教えてくれたりと、さまざまな機会がありました。外から見られている、内側にいる人たちだけじゃなくて、外から見てくれる人たちがコーチとして来てくれたのが大きかったのかなと思います。周りにサポートしてくださるOBの方やスポンサーの方々のおかげもあって、備品がとてもいいものを使用することができているので、それもあって応援されているという意識が勝ちにつながったのかなと思っています」
西村
――8月に行われる関東個人選手権に向けて意気込みを教えてください。
「関東個人選手権というのは個人戦ですが、チームとしての作用もあると考えています。関東個人選手権に出場する船が多いほど強い大学とも言われています。例年は2、3艇が明治から出ていて、例えば早稲田だったら5から10艇ぐらい出るようなものです。その中で明治も5艇以上の出場を目指しています。個人戦といえど、チーム一丸として戦うという中で、やはり全日本にいるメンバーも普段と同じようなメンバーがいたら、チームの一体感というのはもちろん大きくなると思いますし、そういったところで個人戦とは言いつつ、チーム全員で戦っていきたいなと思っています」
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