【準硬式野球】2年生の活躍が光り早大戦で勝ち点獲得/東京六大学秋季リーグ戦

2026.09.16

 勝ち点獲得が懸かった早大戦は点の取り合いとなった。1-1の同点で迎えた3回には藤井櫂外野手(政経2=船橋東)の公式戦初2点本塁打で勝ち越しに成功するも、早大が意地を見せ8回にはまたも同点に追いつかれてしまう。しかし9回、佐藤丈太郎内野手(情コミ2=千葉北)の3点適時打が決勝点となり早大から勝ち点を手にした。

◆8・29~10・18 東京六大学秋季リーグ戦(法大多摩グラウンド他)
9・13 対早大2回戦(スリーボンドベースボールパーク上柚木)
明大6-3早大

 2回表から試合は動いた。死球や相手投手の失策により2死一、三塁の場面で今試合1番の佐藤秀栄内野手(政経4=明大明治)が右適時打を放ち先制に成功する。一方先発の淺田真樹投手(法3=宇部鴻城)は、初回は無失点で終えるも、先制した直後の2回裏に2死三塁の場面で左適時打を放たれ同点に追いつかれてしまう。

 しかしここで終わらないのが明大打線だ。4番の鈴木朝陽副将(法4=三重)が四球を選び、吉野修平内野手(政経4=明大中野)の犠打で好機を作ると、新人戦以来のスタメンとなる藤井が打席に立つ。「今年1年自分は悔しい思いをしてきてスタメンに選んでもらったので、何とか結果を出して見返したい、悔しい気持ちを思いきりぶつけたいと思っていた」(藤井)。その言葉通り4球目に左方向への勝ち越し2点本塁打を放ち、自身公式戦初本塁打となった。これを機に春季リーグで完封負けを喫した相手投手を3回で降板させた。「打った瞬間は(スタンドに)入ると思わなくて、ベンチに帰って歓迎されて、うれしい気持ちが湧き上がってきた」(藤井)。

 淺田は4回裏、1死三塁の場面で中適時打を打たれ1点差に追いつめられるも、それ以降は持ち前の粘り強さで、7回101球でマウンドを降りた。しかし8回に雨宮佑貴投手(総合3=甲府西)が1死二塁から同点適時打を放たれ、試合は振り出しに戻る。

 何とか点を取りたい明大打線は9回2死満塁の絶好の好機の場面で、佐藤丈が初球を振り抜き、走者一掃の適時二塁打を放ち逆転に成功した。「9回が始まった時点で回ってくるなら2死満塁だと思っていたので、初球から甘い球が来たら打とうと思っていた」(佐藤丈)。その裏は吉田渉投手(政経4=明大中野)が無失点で締め勝利し早大から見事勝ち点を獲得した。

 2試合連続で2年生の活躍が光った今カード。明大準硬式野球部の来年・再来年が楽しみになるような試合内容だった。また春季リーグでは唯一負け越しだった早大から勝ち点を得たことは、リーグ戦3連覇を目指す明大にとって大きな1歩であるに違いない。来週の慶大戦も勝利への期待が高まる。

[前田ちひろ]

試合後のコメント
佐藤丈
――本日の試合を振り返っていかがですか。
 「早稲田相手に我慢強い試合ができたので、良い形で試合をすることができたかなと思います」

――今リーグは打線の粘り強さを感じますが、どうですか。
 「4年生中心に下級生がのびのびやれる環境を作ってくれているので、打線が繋がっているのかなと思います」

藤井
――初本塁打を打った気持ちはいかがですか。
 「打った瞬間は(スタンドに)入ると思わなくて、外野の頭を超えて1点入ったのかなと思いましたが、ベンチやスタンドの歓声を聞いてフェンスを超えたことに気が付いて、ベース回っているとき時はふわふわした気持ちでしたが、ベンチに帰ってみんなに歓迎されて、やっと本塁打打った自覚が芽生え、とてもうれしい気持ちが湧き上がってきました」