【競泳】インカレ開幕!明大が快進撃 インカレ前半総括/日本学生選手権
大学競泳界の頂点を決める日本大学選手権(インカレ)がついに幕を開けた。男子は500点以上での優勝、女子はシード権維持という目標達成を目指して、明大が大舞台へ挑む。初日では、成田実生(情コミ2=淑徳巣鴨)が400メートル個人メドレーを大会新記録で優勝。2日目は200メートル自由形で、黒田一瑳(情コミ1=札幌大谷)と渡辺裕太(営4=日大藤沢)が、200メートルバタフライで、川野博大(商3=武南)と上川畑英(政経4=桐光学園)がダブル表彰台に登った。最後の4×100メートルフリーリレーは、アベック優勝は逃したものの、チームベストを記録し、目標に向けて順調な滑り出しとなった。
◆9・3~9・6 第102回日本学生選手権(東和薬品RACTABドーム)
◆1日目
▼女子400メートル個人メドレー
1位 成田 4分34秒96
▼男子400メートル個人メドレー
4位 上川畑 4分12秒20
▼女子100メートル自由形
4位 伊東 55秒53
6位 木津喜 56秒19
▼男子100メートル自由形
3位 黒田 48秒95
4位 餅田 49秒40
7位 スコット 49秒80
◆2日目
▼男子1500メートル自由形
4位 田中 15分11秒14
▼男子200メートル自由形
2位 黒田 1分46秒67
3位 渡辺 1分47秒74
▼男子200メートルバタフライ
1位 川野 1分55秒43
2位 上川畑 1分55秒44
5位 成嶋 1分55秒92
▼男子100メートル平泳ぎ
3位 吉田 1分00秒52
▼女子4×100メートルフリーリレー
1位 伊東・田村・成田・木津喜 3分41秒94
▼男子4×100メートルフリーリレー
2位 餅田・黒田・スコット・渡辺 3分15秒47
1年間の集大成となるインカレが始まった。初めてのインカレに心踊らせる1年生や、引退を控える4年生など、それぞれの思いを胸にレースに向かう。『Leg4cy』(遺産、伝統)というスローガンのもと、受け継がれてきた勝利をつなぎ、男子の4連覇への挑戦が始まる。明大の応援席からは途切れることなく歓声が飛んだ。
初日は、400メートル個人メドレーで成田が大会新記録を出して優勝し、本種目二連覇を達成した。目標通りの結果に「一つ上のステージにいけた感覚」があるとうれしそうに語った一方、続く男子400メートル個人メドレーを日本新記録で優勝した松下知之(東洋大)に触れ「松下選手はずっと結果を出し続けていて、常に挑戦しているイメージなので、間近でその姿を見て刺激をもらった。(結果に)ほっとしてしまった自分が少し弱い」と振り返った。
男子100メートル自由形では、期待のルーキー・黒田が中大の村佐達也、光永翔音に続いて3位に入った。「(男子では)最初のメダルを取って、チームにいい流れをつくれたと思う」と声を弾ませ、2日目の4×100メートルフリーリレーについても意欲を見せる。
2日目は表彰台で多くの明大選手の笑顔が輝いた。200メートル自由形では、それぞれが自己ベストを更新し、黒田が2位、渡辺が3位と、ダブル表彰台を飾った。「(結果に)後悔はあるが、なんとか初インカレで表彰台にのれて良かった」(黒田)「3位が自分か桐山君(桐島真葵・法政大)の戦いで、最後の50メートルまでわからない勝負だったので、死に物狂いで泳いだ。しっかり勝ち切って黒田と2位、3位でゴールできて良かった」(渡辺)と喜びを口にした。
その黒田の表彰台を見て元気付けられたという川野は、男子200メートルバタフライで、激しく順位が入れ替わるレースを終始上位で守りきり今大会男子初の優勝。本種目の昨年王者である上川畑は、2位に入り、連覇とはならなかった。川野は「予選は絶対(決勝に)残れるだろうと勝手に思い込んでしまって、あまり集中できず、レースに対する意識が全くできていなかった」と、予選は決勝進出ギリギリの8位。しかし「決勝では自分に集中し」見事インカレ初優勝に輝いた。また前半は上位争いに入っていた成嶋義徳(政経4=八王子学園八王子)は、「前半はすごく楽に泳げて、良かったなと思ったが、最後は思ったよりもきつかった」と惜しくも5位という結果になった。
また男子100メートル平泳ぎでは、主将の吉田悠真(農4=春日部共栄)が3位で表彰台入りを果たした。予選、決勝と自己ベストを更新する泳ぎでの表彰台入りを「想定外だった」と調子の良さを見せつけつつ、最終日の200メートル平泳ぎも「慢心せずにしっかり泳ぎたい」と意気込みを語った。
そして2日目の最後には、明大が男女アベック優勝を掲げて練習に取り組んできた4×100メートルフリーリレーが行われた。先に行われた女子のリレーでは、前半3人で上位を保ちながら引き継いでいき、ラストの木津喜一花(商4=淑徳巣鴨)が「3人がつないできてくれたバトンを絶対に崩さないで1位で帰ってこようと飛び込んだ」と勢いのまま、僅差で争っていた山梨学院大を抜き、2秒以上の差をつけて見事優勝。昨年は2位と悔しい結果に終わったため、リベンジを果たす強い思いがチームを強く団結させた。優勝後の女子チームは喜びと安堵につつまれた。
続いて行われた男子のフリーリレーは、トップバッターの餅田凛太郎(法4=法政二)から黒田へ2位でバトンを渡すも、「力んでしまって自分の思うようなレースができなかった」(黒田)と中盤順位を落とし一時5位まで落ち込む。アンカーの渡辺が巻き返しを図るも、結果は2位。「2年前は逆転勝ちで、それを再来させようと泳ぐ前から気を張っていたにもかかわらず、それができなくて悔しい。来年の後輩に託します」(渡辺)とレース後は4人全員で悔しさを滲ませた。
4×100メートルフリーリレーは、アベック優勝とはならなかったものの、男女どちらもチームベストを出しての表彰台入りを果たした明大。2日目終了時点で男子は2位の中大に大差をつけて1位、女子は5位と、それぞれの目標に向けて好スタートを切っている。残り2日間も繰り広げられる熱いレースから目が離せない。
[岩間美幸]
関連記事
RELATED ENTRIES

