インカレ事前インタビュー② 成嶋義徳「チームの仲が良くて、一体感があることが強み」/日本学生選手権
9月3日から4日間、大学競泳界最大の大会・日本学生選手権(インカレ)が開催される。昨年10月から『Leg4cy』というスローガンのもと、各大会で活躍してきた明大水泳部競泳部門。その集大成として、男子は総合得点500点以上での優勝、女子はシード権の維持を目標にインカレに臨む。
今回は、成嶋義徳(政経4=八王子学園八王子)のインカレ事前インタビューをお届けする。
(このインタビューは8月27日に電話にて行われました)
――浜松での強化合宿の練習内容について教えてください。
「出場は100メートルと200メートルになるのですが、特に100メートルバタフライの練習を中心にやってきました。内容としては、後半のラスト25メートル、75から100メートル区間の25メートルで、きつくなった時でも失速せずに、最後まで耐え抜く練習をしてきました」
――合宿後から現在のご自身のコンディションはいかがですか。
「コンディションは普段と変わりなくといった感じで、うまく調整に入れていると思います。ここからはずっと調整期間で、疲労を抜いて、それでも調子は落とさずに試合に向けてコンディションを整えていくという形になります」
――ここまで3回のインカレを学年ごとに振り返っていただけますか。
「1年生のインカレは、100メートルバタフライ、100メートル背泳ぎ、メドレーリレー、フリーリレーに出場しました。どのレースも自分が思い描いていた通りのレースにすることができたので、とても印象にも残っていますし、充実していました。
2年生のインカレは、100メートルバタフライと200メートルバタフライに出場して、100メートルは優勝できたのですが、自己ベストに及ばず、うれしかったのですが、1年のときよりはうまくいかなかったインカレになりました。悔しい思いが大きかったと思います。
3年生のインカレは、1年生の時と同じ100メートルバタフライと100メートル背泳ぎに出て、2年生の時もメドレーリレーとフリーリレーに出ていたのでそれと同様の出場でしたが、このインカレが本当にダメでした。やってきたことがうまく発揮できなかったですし、リレーでは周りに迷惑かけてしまったので、悪い意味で印象に残っているインカレになっています」
――今回が最後のインカレですが、懸ける思いに変化はありますか。
「毎年そのメンバーでできるのは毎回最後じゃないですか。そういう意味では、毎年その年しかないチームでやっているので、全部の年に思い入れはあります。ですが、やはり自分が最終学年になると、これで最後かという意味では思い入れは結構ありますし、あと同期と結構仲がいいので、それが最後なのは少し寂しいです」
――目標の一つに4年生で200点獲得がありますが、目標達成のカギを握るのは何だと思いますか。
「カギを握るのは全員で全種目決勝に残ることだと思います。誰かが速くても、その個人が速いだけでは総合得点にはつながらないので。チームの勢いをつけるという部分では、誰かが速いととてもいいかもしれないですが、一人ひとりが活躍して、自分が目標としている点数を取ってくるという意味で、各々が自分の役割を達成することがカギだと思っています」
――100メートル、200メートルともに成嶋選手に注目が集まるレースになるかと思います。プレッシャーは感じますか。
「プレッシャーは特に感じていないです。記録が出るか出ないかで言ったら、もちろん出た方がうれしいですが、どんな調子でも全力を尽くすことは変わりませんし、周りに何か言われたからと言って自分が変わるわけでもないので、いつも通り泳ぐことを意識してレースに臨もうと思っています。緊張はあまりしていないです」
――タイムや技術的な面でどのような泳ぎを目標としていますか。
「まず技術的な部分では、最初から最後まで大きく落ち着いて泳ぐことです。先ほど緊張しないという話をしましたが、どの試合でもある程度は緊張して、練習とレースの間で固くなってしまってうまく泳げないということが起こりうるので、そこは注意して大きく落ち着いて泳ぐことを意識しようと思います。タイムの部分では、100メートルも200メートルも自己ベストを目標に頑張ろうと思っています。200メートルは1分54秒台、100メートルは50秒台目標です」
――個人戦と団体戦とで緊張の仕方は変わりますか。
「多少違います。もちろん個人レースなので、全部自分の結果として返ってくるのですが、インカレは総合得点が絡む大会で、自分のためにというよりもみんなのために泳ぐという意識の中でレースをすることになるので、緊張感が変わってきます。あまり緊張しないとは言いましたが、仲間のために泳ぐという緊張感の方が大きいです」
――リレー種目もあります。リレーに関してはいかがですか。
「去年までは4×100メートルフリーリレーとメドレーリレーに出場していたのですが、今年はメドレーリレーだけに専念させてもらえることになりました。普段よりもいい結果を残せるように、僕も4年生なのでチームを引っ張っていけるように頑張ろうと思っています。やはりリレーで勝つと得点も倍ですし、競技自体が複数人で泳ぐわけであって、チームの総合得点に直に絡む競技になっているので、とても重要な種目だと思っています。自分は出場しないのですが、4×200メートルフリーリレーに至っては、最終日の最終種目で、総合優勝できてもこの種目が優勝できないと悔しさが残る感じになってしまうので、チームメイトに頑張ってもらって、優勝していい締めくくり方をしたいなと思います」
――成嶋選手が思うチームの強みを教えてください。
「4年生の仲が結構良くて、みんな水泳の話や水泳以外の話も普段いろんなことでコミュニケーションをとれていることだと思います。何かあった時に対応できる能力が高かったり、みんなで同じ意思を共有できているという部分では、個々人がバラバラの目標を持っているよりも、各自チームメイトがどれぐらい得点を取ればいいのかということを把握できていると思っていて、チームの仲が良くて、一体感があることが強みだと思っています。春六(東京六大学春季対抗戦)は1年生にとって初出場の団体大会で緊張もあったはずなので、そういうところはあまり気にしていなかったと思うのですが、カンカレ(関東学生選手権)などはみんな応援ができていたり、声をかけている場面を僕も見たりしていたので、そういった部分では、チームの一体感の形成は進んでいるのかなと思っています」
――学校練とクラブ練がいる中で、団結力はどういうところから生まれるのでしょうか。
「僕は学校練なので、学校連以外の同期で言うと、上川畑英くん(政経4=桐光学園)とか川島朝陽くん(商4=淑徳巣鴨)、スコット龍海くん(情コミ4=湘南工科大付)とかとは特に何かをしてるわけではないですし、意識して何かしているわけでもないのですが、無意識にコミュニケーションを取ってるなと今振り返ると思います。それが、仲が良いチームの一体感が生まれてる要因かなと思います
――ブログで「4年生に勢いがある大学は絶対に強い」と書かれていましたが、4日間の長期戦で勢いを保つために意識していることはありますか。
「もちろん、一日一日全力で応援したり、泳いだりしますが、最初から4日間戦い抜くということを頭に入れながら初日から臨んでいかないと、ガス欠してしまうので、そこは意識しないといけないです。例えば、初日にレースがあったとして。2日目もレースがある人が初日だけで出し切ってしまうと2日目が持たないので。4日間あるということを各々自覚して戦い抜くことが重要になってくるのかなと思います」
――今シーズンのスローガンである『Leg4cy』にちなんで、次の世代に受け継いでほしいチームの誇りは何ですか。
「現状、今4連覇を果たそうとしているので、その連覇を後輩たちには引き継いでほしいと考えています。あと、後輩たちに託すというか、引き継いでほしいところは、先ほど同期が仲いいということを何回も言いましたが、仲がいいチームの方が確実に強いチームになれると思っているので、各学年がどういう関係かは全然分かっていないのですが、自分のためだけではなくて、みんなのために行動できるようなチームになってほしいなと思っています」
――同期の皆さんとは入学時から仲が良いのですか。
「1年生の頃から結構仲良かったですね。大会が終わった後にみんなで集まってご飯を食べたり、誰かのレースを見て、グループラインで『◯◯くんいいじゃん』みたいな感じで送り合ったりとか。同期同士、お互いがお互いのことを気にかけているのが1年生の頃から見受けられていたので、なんでできたのかは正直よく分かってはないのですが、ずっと継続しています」
――大学での3年半、同期の皆さんとの思い出で楽しかったことを1つ教えてください。
「同期会があって、1年生の頃から同期会はやってはいたのですが、ケガだったり都合が合わなかったりで、全員がそろうことがなかったんです。でもそれが確か4年生の始まりか3年生の終わりぐらいにやっとみんなで集まれて。何か特別なことしたわけではないのですが、やっとみんなで集まれたね。みたいな感じでワイワイできたのがいい思い出です」
――最後に改めてインカレへの意気込みをお願いします。
「チームとしては、500点以上取って4連覇を成し遂げること目標にしています。個人としては、100メートル、200メートルともに自己記録を出して2冠することを目標にしています。このどちらも達成できるように応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[寺井和奏]
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