インカレ事前インタビュー⑤ 木津喜一花主将 「結果で恩返しをしたい」/日本学生選手権
9月3日から4日間、大学競泳界最大の大会・日本学生選手権(インカレ)が開催される。昨年10月から『Leg4cy』というスローガンのもと、各大会で活躍してきた明大水泳部競泳部門。その集大成として、男子は総合得点500点以上での優勝、女子はシード権の維持を目標にインカレに臨む。
今回は、木津喜一花(商4=淑徳巣鴨)のインカレ事前インタビューをお届けする。
(このインタビューは8月28日に電話にて行われました)
――インカレの練習は、どこで行っていますか。
「所属しているチームで最終調整をしています」
――明大の選手の方々と一緒に練習はされましたか。
「ちょうど先週に全体練習があって参加しました。それ以降は一緒に練習する予定は前日のウォーミングアップだけで。今みんなは調整合宿に行っているのですが、私はそれに参加していないので、たぶんもう一緒に練習することはないかなという感じです」
――インカレが近づいてきた今の率直な気持ちを教えていただきたいです。
「私はインカレの次の週に国民スポーツ大会(国スポ)があって、そこで水泳を引退するので、インカレに懸ける思いは、今までの3年間とは違うなと思っています。もちろん結果は求めていて、女子チームとしての目標がシード権獲得と4×100メートルフリーリレーでの優勝。個人の目標としては、100メートルバタフライをベストで優勝することです。もちろん不安もありますが、すごく楽しみだなというのが率直な気持ちです」
――今年の出場種目を教えていただきたいです。
「個人種目が100メートル自由形と100メートルバタフライ、あとはリレーが三つです」
――今年の夏はどのような練習をしましたか。
「今までずっと見てもらっていたコーチが国際大会に行ってしまい、いない時が多くて、東京都選手権以降は別のコーチの下で練習していました。練習内容も変わったし、距離も変わりましたね。インカレでは女子は4日間で10レースをみんな泳ぐことになるので、最終日まで持つような体力だったり、100メートルバタフライでの後半の泳ぎだったりに重きを置いて、練習していました」
――その練習を経て、現在のコンディションはいかがですか。
「練習に関しては思い残すことはなく、本当に2カ月間やり切ることができたと思っています。今はまだ調整段階で、これから疲労も抜いていくのですが、コンディションはずっといい感じできているかなと思います」
――昨年はバタフライで優勝という結果でしたが、昨年のインカレを振り返っていかがですか。
「おととしのインカレはケガをしてしまって出場していなくて、昨年のインカレは2年ぶりの出場になったのですが、本当にインカレの楽しさというか、仲間の応援の力を感じました。去年もレース数が多くて4日間で9レース泳いで、一番の得意種目である100メートルバタフライが最終日ということで、体もかなりきつい状態ではありましたが、そこでもチームの縁の力とかインカレの雰囲気を感じられて、最後まで諦めずにいい結果を出せたかなと思っています」
――やはり応援の熱量はインカレと普段の大会では異なりますか。
「やはり普段の試合とは全然違いますね。懸ける思いも多分違うと思いますし、本当に応援の力を肌で感じた試合でした」
――連覇のかかる100メートルバタフライにはプレッシャーを感じていますか。
「そんなに連覇といったプレッシャーはあまり感じてなくて、今年も今年で速い選手がいるので、あとは自分を信じて泳ぐだけかなという感じです」
――結果以外で大事にしたいことがあれば、教えてください。
「水泳は個人競技であると思うのですが、インカレはチーム全体の得点が結果につながるので。あとはリレーもすごく盛り上がって、インカレをお祭りという人たちもいるぐらい本当に楽しい試合なので、頑張ることを第一として、笑顔で楽しめたらいいなと思っています」
――女子チームや明大全体の今年の雰囲気を教えてください。
「本当に4年生の同期たちはみんな仲が良くて、周りの人にも『今年の4年生はすごく仲が良いよね』とか『チームの雰囲気いいよね』って言われることもあって。それを自分たちが最高学年の時に言われるのはすごくうれしいことですし、女子チームはもともと仲良くお話するメンバーばかりで、4人しかいないけれど4人だからこそ本当に和気あいあいというか、上下関係なく楽しく、いい意味で気にせずにできているかなと思っています」
――リレーの練習は直前に行うのでしょうか。
「リレーの引き継ぎはそうですね。去年も女子はなかなか集まる機会がなくて、直前の前日練習で引き継ぎ練習だけやったので、今年もそういう感じだと思います」
――リレーのそれぞれの目標を教えていただきたいです。
「チーム全体としては、4× 100メートルのフリーリレーで男子と女子のアベック優勝を目標にしていて、この種目は女子が先にレースすることになるので、優勝して勢いをつけたいなと思っています。4× 100メートルのメドレーリレーはたぶん決勝ラインギリギリというか際どいラインにいるので、まずはA決勝を目標にという感じです。4× 200メートルのフリーリレーは、最終日の最終レースでみんな本当にきついと思うのですが、そこでもみんなでベストパフォーマンスを出せれば、表彰台には登れると私は思っているので、ラストは表彰台に登って終わりたいなと思っています」
――女子のメンバーとは最近会いましたか。
「関東学生選手権の試合とかでは会っていて、あと伊東開耶(政経2=昭和学院)は私と同じチームで今練習しているのでほぼ毎日会っていて、真優ちゃん(田村真優・営3=目黒日大)と実生(成田実生・情コミ2=淑徳巣鴨)とは試合でも会ったり、2人とは中学生の時から試合で話したりする仲だったので、部活の上下関係とか本当に全くなくて、みんなが本当に和気あいあいというか自由にやっています」
――今回は会場が大阪ということで、インカレの後に大阪を観光する予定はありますか。
「私は結構お出かけ好きなので、やはり大阪に行くなら何泊もして帰りたいなって思っていたのですが、国スポが1週間後にあってすぐ青森に行かなくてはいけなくて。なので終わった日は泊まって、次の日に観光して帰ろうかなと思っているので、多分1泊だけかな。同期でユニバーサルスタジオジャパンに行く話もあったのですが、多分行けないかなという感じです」
――大学4年間を振り返っていかがですか。
「1、2年生の頃はタイムも伸び悩んでいて、ケガなどもあって苦しい、思い切り水泳を楽しめていなかった時期かなと思っていて。でも3年生以降は、去年のインカレでもそうですし、本来の水泳の楽しさを戻すことができたと思っています。4年間全部を振り返って一言で言うなら、本当に楽しかったです。明治に入って水泳続けて良かったなと思いました」
――印象に残っているレースを教えてください。
「やはり昨年のインカレかな。自分の100メートルバタフライのレースもそうなのですが、去年のインカレは4×100メートルフリーリレーでは本当にコンマ0.1秒ぐらいで優勝を逃してしまって。あと4× 200メートルフリーリレーでも優勝しようって言っていたけど、優勝できなかったり。そういった悔しいレースもある意味印象に残っています」
――競泳を続けていて良かったと思ったエピソードを教えてください。
「やはり結果を出せた瞬間ももちろんそうですし、水泳をやっていなかったら出会えていなかった仲間たちが本当にたくさんいると思うので、その仲間たちに出会ったことかなと思います」
――逆につらかった思い出と、それを乗り越えたエピソードはありますか。
「つらかった思い出はたくさんあって、これはみんな一緒ですが、毎日の練習も辛いですし、結果が出ない時期も私は結構長い方だったので辛かったですし。6年間ぐらい100メートルバタフライでのベストが出ていなくて、去年のインカレでベストタイを出すことができて、更新まではいかなかったのですが、『(タイムが)戻ってきたじゃん』って言ってもらえて。これを乗り越えられたのは本当にたくさんの人の支えが一番大きいかなと思います」
――明大の選手との関わりについて教えていただきたいです。
「私は学校練に参加することが少なかったので、関わりは少ない方だったと思うのですが、試合で会ったら話してくれる後輩がいたり、同期たちとはほぼ毎回、試合後の打ち上げで同期会をやったりしてすごく楽しかったです」
――引退された後、何かこれがしたい、あれが食べたいなどあれば教えてください。
「今まで練習があってやりたいことができない期間の方が多かったので、たくさんあります(笑)。私はお出かけとか旅行が好きなので、旅行にたくさん行きたいです。まず旅行にたくさん行って、あとは自分のためにお金を使えるようにバイトしたり、一番は食べたいものを気にせず食べたい時に食べたい(笑)。やはり夜中だとちょっと太るかなとか考えていたので」
――最後に集大成となる今年のインカレの意気込みをお願いします。
「最後のインカレとか、終わるんだという実感はまだあまりないのですが、やるからには絶対結果を残して終わりたいですし、今まで本当にたくさんの人にお世話になって支えてもらったので、その人たちに結果で恩返しというか最後結果を出しているところを見てもらいたいと思います」
――ありがとうございました。
[岩間美幸]
関連記事
RELATED ENTRIES

