駿河台三省堂 『1Q84』を越えた本とは……

1999.01.01
駿河台三省堂 『1Q84』を越えた本とは……
 和泉三省堂に引き続き、駿河台三省堂店長の家城恒範さんにも6月よく売れた書籍を聞いてみた。やはりこの声だった。「『1Q84』(新潮社)ですね」。普段、ハードカバーは高くて学生ウケが良くないというが、村上春樹はその壁をはねのけた。

 意外にもその村上春樹を越えて、6月期売上1位となったのが東大、京大でよく売れているという『思考の整理学』(ちくま文庫)。「最近の学生は文芸作品だけでなく、新書や『思考の整理学』のような難しい本を読んでいます。これも就職活動の不安で知識を蓄えておきたいという傾向なのからでしょう」と家城さんは本がもっともよく売れる6月の売上具合からこう分析した。

☆夏休みはこれを読もう☆
 家城さんはこれから迎える夏休みにお勧めの本をこう語った。「夏休みには古典に触れてほしい。読み解くのが難しくて敬遠されがちだが、腰を据えて本を読める夏休みにぜひよんでほしい。古典は良い作品だから現代にまで残った。絶対に何か感じ取れるものがある」。