(4)キャストインタビュー・その2

1999.01.01
(4)キャストインタビュー・その2
 喜劇『十二夜』では、求婚を迫るオルシーノーに仕える男装の麗人・ヴァイオラに恋してしまうオリヴィア。彼女は突如現れたヴァイオラの兄・セバスチャンの存在など知る由もありません。そして、ヴァイオラが生きて男装して仕えていることを知らないセバスチャンはオリヴィアに恋し、愛の誓いを交わすのですが、そこから物語は動き出します……。

港谷は1年生にして主要キャストに抜擢された
港谷は1年生にして主要キャストに抜擢された

 勘違いが生む三角関係の恋を動かす二人、セバスチャン役の港谷順くん(文1)と、オリヴィア役の加藤みさきさん(文2)にお話を伺います。息ぴったりのお二人の話に注目です!

――今日は初めての通し稽古そうですね。
港谷:「いや、ひどいんですよ!実は自分たち、通し稽古をやる直前まで聞かされてなかったんですよ!演出とかで内密に話されていたみたいです」。

――実は、私たちも知っていたんですよ。口止めされたんですけど…
港谷:「えっ!?本当ですか?本当にひどいですね、演出軍団(笑)」。

――では、3時間にも及ぶ通し稽古を終わってみての感想は?
港谷:「もう、初めてすぎて何もできなかったですね。大二郎さん(原田大二郎氏・昭42法卒)にも、不合格と言われてしまいましたし…」。
加藤:「みんなセリフが入ったばかりで、会話になってないなぁ。コミュニケーションの段階にまで行ってない。これからの課題がはっきりわかりましたね」。

――では、その課題とは?
港谷:「今回のテーマがコミュニケーション。コミュニケーションが完成しないと演技として成り立たない脚本ですし、そこを重視してやってきています。稽古を通して、どんなキャストに対しても的確にコミュニケーションをとっていきたいと思います」。
加藤:「あとは練習時間の工夫かな。これから後期の授業も開始して、全員がずっと集まって練習、ということはできなくなるので、いかに練習の質を上げるかだと思います」。

――お二人は1年生と2年生で、まだ下級生ですよね?どうして文プロに参加しようと思ったのですか?
加藤:「…ノリ?」
港谷:「え?うそ?」
加藤:「…というのもあるけど、去年から興味があったので、参加してみたんです」。
港谷:「僕は、大学に入って『楽しいことがしたい!』『いろんな人を巻き込む何かをしたい!』って思って。演劇専攻ということもあって、もともと演劇には興味があったので、文プロを聞いてすぐ参加しようって思いました。…模範解答ですね!(笑)」

――では、お二人の考える文プロの魅力とは?
加藤:「学部学年を問わず、いろいろな人に会えること!参加したばかりの時は、知らない人がたくさんいて、不安もあったけど、同じものを求めている人だからこそ、生まれるものが多いですよね。演技もそうですし、友情も。そこが文プロの最大の魅力なんだと思います」。
港谷:「シェイクスピアを演じる機会も、触れる機会もほとんどないと思います。明治大学文プロでしかできない、貴重な体験を味わえるところですかね。その『文プロでしか味わえない体験』を、みなさんにもぜひ味わってほしいと思います」。

――お疲れのところ、ありがとうございました!

☆次回は、3日に行われる英・ケンブリッジ大の学生によるシェイクスピア劇『真夏の夜の夢』の様子をお伝えします。お楽しみに!!