地域と仲良く、カレーでエコ活動!?/カレエコ

1999.01.01
地域と仲良く、カレーでエコ活動!?/カレエコ
 商学部大友ゼミナール主催のエコイベント「カレエコ」。この「カレエコ」は、神保町になじみの深いカレーを通してエコ活動を行い、環境問題にも興味を持ってもらおうという意図から行われたイベントだ。

 カレーは輸入品を使うことが少なく、国内で育てられた食料でまかなうことができるため、フードマイレージ(食べ物が採れたところから食べるところまでの輸送距離と輸送量を乗じ、二酸化炭素を計算したもの)を抑えられると言われている。

 午前9時半、はじめに8つのグループに分かれて、大学・神保町界わいのゴミ拾いを開始。普段何気なく歩く道路も、「街をきれいにする」と考えて歩くと、ペットボトルやガム、雑誌や傘などさまざまなゴミが散乱していることに気づき、新たな発見ができた。また、千代田区は歩きたばこの禁止が条例で定められているにも関わらず、そこら中にタバコの吸い殻が落ちているのが現状。多くの人々がモラルを無視していることや、条例の認知度の低さを痛感した。

 1時間半ほど歩き、学校の戻るころにはレジ袋は拾ったゴミでいっぱいに。イベントに参加した小学生の男の子は、植え込みの陰に隠れたゴミを見つけるなど、「視線が低いからゴミを発見しやすいんだね」と、周囲をあっと言わせる活躍を見せていた。参加者は「ゴミを捨てるのは良くないと分かっていながら『これならいいか』と思ってしまう人が多い。ゴミに対する意識が分かった」と、清掃活動を通して大学周辺の環境事情を学ぶことができた。

 13時、学校に戻り、ゴミの分別作業を終えると、いよいよ食事の時間!「いただきます」の合図で、協賛企業のヱスビー食品から提供されたカレーをおいしくいただいた。「一生懸命汗を流した後のご飯は格段においしい!」とばかりに、2杯3杯とお代わりする人も。また、事前に作られた「カレエコMAP」を広げ、神保町付近のカレー屋の話やゴミ拾いの感想、環境への取り組みなどを語り合い、楽しいひと時を過ごした。

学生から地域住民まで多くの人が参加した
学生から地域住民まで多くの人が参加した

 今回のイベントには、学生をはじめ、地域の住民や協賛企業の役員まで、60人近くが参加。ゼミ生の伊豆本誠くん(商3)は「店舗に張り出したポスターや、新聞記事を見て参加したという人が多くいたのが、驚きと同時にすごくうれしかった。頑張ったかいがありました」と、予想以上の成功に喜んだ。

 また参加者の野村悠香里さん(情コミ3)は、「地域の方や企業の方など、普段接することができない方とエコ活動を行ったことで、新たな発見ができ、心が温まりました」と、参加者も有意義な時間を過ごせたようだ。

 今回リーダーを務めた益田裕介くん(商3)は「初めての試みでつたない部分はあったが、成功してほっとしているし、なによりたくさんの人とコミュニケーションができてうれしかった。今後もこういう場を増やしていきたい」と語り、カレエコは大成功で幕を閉じた。

~本誌記者の感想~

 私は今回、このようなエコイベントに始めて参加させてもらいました。普段通っている大学周辺のことは良く知っていると思っていましたが、「街をきれいにしよう」と思って歩いてみると、大学周辺のゴミ事情を痛感することができたり、知らなかった道や坂を見つけることができたり、新たな発見が多かったです。

 そして、ゴミ拾いを通じてたくさんの人と話せたことで、人々の環境に対する感心の高さと、生活している街を大切に思う優しさを感じることができ、有意義な時間を過ごせました。大友ゼミナールの皆さん、取材のご協力ありがとうございました!