(3)稽古取材・キャストインタビュー

1999.01.01
(3)稽古取材・キャストインタビュー
 『明治大学から文化発信』と銘打ってスタートした“明治大学文化プロジェクト”。5年目となる今年は、喜劇「十二夜」の公演が決定し、日々稽古に準備に追われています。
 11月の公開までの2ヶ月間、短期連載として明大生シェイクスピア劇の魅力に迫ります。

~稽古の内容は?~

 取材前日に、約2ヶ月後に公演する喜劇『十二夜』の全キャストが正式に決定し、キャスト決定後、初稽古ということもあり、決意新たに稽古を開始した。

力強く熱い演技を見せる草野(文2)
力強く熱い演技を見せる草野(文2)

 まず、柔軟から稽古をスタートさせ、程よく体がほぐれたら、舞台の基本となる声出しの練習を行う。“声出し”は、腹式呼吸を意識する発声練習や滑舌練習などがあり、例えば、「生麦・生米・生卵」のような早口言葉を、全員で繰り返すなど、工夫がある。

 声出しを終えると、演出助手の明田(法2)を中心にミーティングが始まった。このミーティングでは、一人ひとりの『今日の注意点』や『今後の課題』を発表し合い、それを受けてお互いにアドバイスをし合い、改善策を考える。そうする中で、互いの現状を把握できたり、今回のテーマとなっている『コミュニケーション』を図ることができていくのだ。

 昼休みに入り、午後は、場面別稽古に入った。場面別稽古では、実演するアカデミーホールを意識した練習行う。昼休みが入ったものの、役者の集中力も途切れることはなく、緊張漂うムードで練習を続けていた。実際の稽古では、ヴァイオラ役の肘岡知世(情コミ4)が主人・オルシーノー役の草野峻平(文2)に暗に自分の気持ちを伝える場面では、声の強弱が見事に表現されていて、感情移入もできていた。対するオルシーノーも男気満載の声で、演技も軽やかだった。これからも自分の弱点を見つけ、それを克服し、観客を沸かせる演技を見せてほしい。

~キャストインタビュー~

――なぜ文化プロジェクトに参加したのですか?
肘岡:「私は2年前にも文プロに参加していて、今回は『十二夜』ということやキャストと演出を見て、役者でやることを決めました」。
草野:「私は文学部の教授に勧められて、シェイクスピアの授業を受けて、興味が沸いて、文化プロジェクトに参加することにしました。実は、去年もやっていて、楽しかったから今年も参加しました。」。

――どんな気持ちで稽古に臨んでいますか?
肘岡:「実は、ヴァイオラ候補が二人いたんですけど、つい最近、ヴァイオラ役で出演することが決まったので、文プロを続けることができる!!といううれしい気持ちで、稽古に臨んでいます。私の役は、長いセリフでは2、3分話すので、言葉のテンポや演技の動きを特に意識して稽古に取り組んでいます」。
草野:「舞台外でも、演技中の動きや話し方を意識していますね。また、まじめな演技ばかりしていても楽しくないので、たまにボケたりして、盛り上げています(笑)」。

――文プロの良さとは何ですか?
肘岡:「監修の原田(大二郎氏・昭42法卒)さんをはじめとする外部のプロの方から直接アドバイスをもらえるのはうれしいですね」。
草野:「私は、昨年一緒に文プロをやった人がいるので、お互い刺激し合って演技ができることですね」。

――最後に、『十二夜』上演への意気込みを聞かせて下さい。
肘岡:「大学最後の年なので、『十二夜』に全身全霊をかけています。次に続けられるような演技ができるよう、頑張りたいです」。
草野:「お客さんが見ていて、楽しい演技をしたいです」。

――お疲れのところ、ありがとうございました!