(11)Blow a new wind〜ルーキー特集2022〜 伊藤潤乃助「誰にも負けないスクラムを組めるようにしたい」

ラグビー
2022.06.03

 今年度も21人の猛者たちが明大ラグビー部に入部。5月に行われた対早大新人戦では敗北を喫し、課題が残る結果となった。この負けをバネに今後どれほど強くなるのか。逆転劇に期待がかかる。本企画では、彼らに電話取材を行い、高校時代やこれからの4年間への思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です) 

 

 第3回は伊藤潤乃助(文1=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月15日に行われたものです)。


――明大ラグビー部に決めた理由を教えてください。

 「最初は明大ではない違う大学に進学しようとしていたのですが、やっぱり小さい頃からラグビーを見ていて(明大に)憧れがありました。高校の大会の前に顧問の先生から『(明大から)推薦来たよ』と言われ、ぜひ挑戦したいと思い明大に決めました」

 

――高校3年間を振り返っていかがですか。

 「学校にいる時間が長く、初めてあんなにラグビー漬けの日々を送りました。最初は大変なことの方が多く、しんどい時期もあったのですが、大学に入る前にしっかり一生懸命ラグビーをやって土台をつくれたのは良かったと思います」

 

――印象に残っている高校時代の試合はありますか。

 「1年生の時の北海道遠征です。夏合宿最後のオフが懸かった試合があったのですがとてもぴりぴりした雰囲気だったことが印象に残っています」

 

――試合は勝ちましたか。

 「そうですね、なんとか。旭山動物園に連れて行ってもらいました」

 

――仲間航太選手(文1=常翔学園)とは大学でも一緒ですが、よく話をしたりするのですか。

 「高校3年間はスポーツクラスでクラスもずっと一緒でした。最初はお互い全然知らないところからのスタートだったのですが、だんだん話をするようになりました」

 

――明大ラグビー部に入学してから仲良くなった選手はいますか。

 「中学校の時から知り合いだった選手もいたりしたのですが、最近は西野帆平(文1=東福岡)と一緒にいることが多いです」

 

――大学ラグビーと高校ラグビーの違いを早速感じたりすることはありましたか。

 「練習の際に最初に思ったのは、高校までだと体格である程度通用していたところもあったと思うのですが、大学になるとやはり筋力量など体の大きさがそもそも違うので、実力の差や体格の差を感じました」

 

――得意なプレーを教えてください。

 「自分は体重があるので、やはりコンタクトプレーが得意です。その中でも、スクラムに高校3年間力を入れたので、スクラムの部分では自信を持ってやっていけると思っています」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「自分の持ち味であるスクラムをもっと強くして、誰にも負けないスクラムを組めるようにしたいです。フィールドプレーの面では、しっかり周りとコミュニケーションを取って相手にコンタクト面で強く当たれるようにすることやパスなどの技術を上げていけるようにして、メンバーに入りチームに貢献したいと思います」

 

――今年1年の目標を教えてください。

 「ルビコンとペガサスというチームに分かれているのですが、自分は今ルビコンの方です。なので、まずはペガサスに上がることを目標にしてやっていきたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[堀之内萌乃]

 

伊藤 潤乃助(いとう・じゅんのすけ)文1、常翔学園高、175センチ・106キロ

 ラグビー部の新入生紹介では暗算が得意と紹介されていた伊藤潤。このことについて「小学校の時に暗算と算盤をずっとやっていて、そのときはできていました笑」と語った。