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秋濱悠太 楽しむことを原動力に 目指すはチームの日本一

ラグビー 2021.09.18

 高校2、3年次に主力としてチームの全国高校大会(以下、花園)連覇に貢献し、U―17日本代表にも選ばれたフルバック秋濱悠太(商1=桐蔭学園)。豊富なラグビー歴が生んだ研ぎ澄まされたラグビー勘を武器に大学ラグビーの舞台でも躍動する。

 

 高校時代の挫折

 高校は神奈川の名門・桐蔭学園高に進学。すぐに頭角を現すと、入学直後の大会でメンバーに選ばれる。順調な滑り出しとなったが、ケガの影響もあり、花園のメンバーに名前はなかった。これまで大きな挫折がなかった分、ラグビー人生で一番悔しい経験だった。選ばれなかった理由を見つけることも容易ではなかったが、チームにフィットできてないのではないかと自分なりの答えを出す。以降、持ち味の1対1の強さを発揮しつつもチームにフィットすることを考えプレーするようになる。

 

成長見せた花園

 最後の大会で今までの努力が実る時が訪れる。花園準決勝の大阪朝鮮高戦。前半、チームは相手の強力ディフェンスを相手に攻めあぐねる。そんな中、前半22分、ハーフウエーライン付近でボールをもらうと金昂平(政経1=大阪朝鮮)ら5人を振り切って独走トライ。他の選手が攻め切れていない中で自ら攻めたプレーはチームの嫌なムードを打開した。「今までのラグビー人生で一番と思えるプレーだった」。また、主力の一人として気付いたことは積極的に発言し、チームの勝利を手繰り寄せた。高校1年次の悔しい経験が彼を強くし、成功に導いたのだ。

 

さらなる進化を

 明大でも春季大会の東海大戦から早速公式戦出場を果たす。しかし、試合に出場するとパスキャッチやキックの精度といったBKとしての基本的なスキルの不足から思い通りのプレーができず。「自分のことしか考えられていなかった」。また、フルバックの先輩である雲山弘貴(政経4=報徳学園)からのアドバイスは「自分が裏に行くべきだったと思った場面でももっとウイングを使っても良いと参考になるものだった」など新たな発見も多い。それでも試合を重ねるにつれ「徐々にコミュニケーションをとりながらラグビーをできるようになっている」と柔軟に対応。「チームに貢献できる選手になりたい」。チームの対抗戦優勝を目標に底なき向上心で勝負に挑み続ける。

 

[廣末直希]

 

◆秋濱 悠太(あきはま・ゆうた)商1、桐蔭学園高。最近は、先輩たちとゲームをして楽しんでいる。174センチ・85キロ。

 


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