(38)新風~2020のルーキーたち~ 古田空「感謝の気持ちを忘れない」
今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。3年後に創部100周年の明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第18回は古田空(商1=明大中野)のインタビューをお送りします。
ーー明大に進学した理由を教えてください。
「明治大学といえばFWのチームで、自分はずっとFWのプロップをやっていました。中学の頃から明治に入ってやりたいという、FWへの憧れが強かったからです」
ーー現在トレーニングはどのように取り組んでいますか。
「地元のジムとかに行ったり、兄(古田京・平31慶大主将)と一緒に練習をしたり、後は自分で走ったり、チームのzoomでやっているトレーニングに参加したりしてやっています。トレーニングは満足にはできていないですけど、ネガティブに捉えずに今だからできることを考えて、取り組んでいます。また、兄はスタンドオフでキャプテンだったので、ラグビーの見方やラグビー偏差値のあげ方だったり、勝つマインドを家にいるからこそ多く聞けています」
ーー自分の強みはどこだと思いますか。
「ラグビー理解度の部分と、ボールキャリーを武器にしていています。(足りないと感じる部分は)セットプレーとウェイトです。やっぱり高校から大学に上がった時に1番レベルが高いと思ったのがスクラムの部分で、全く通用しないです。あとは体の質が全然違うので、ウェイトをしっかりやっていきたいです。同期としかスクラムは組めていませんが、高校日本代表の同期と組めて、向こうから指摘をしてくれてとても刺激になっています。そこは高校の時代とは違って新鮮で楽しいです」
ーープロップの先輩の印象を教えてください。
「大賀(宗志・営2=報徳学園)さんがフィットネス練習をやった時に、とても走れてすごいなと感じました。また、きついフィットネス練習に対する向き合い方にポジティブなところがあって、そこは自分にないところで、試合を見てもすごいと感じてましたが、一緒に練習をしてより感じました」
ーー同期だと誰と仲が良いですか。
「付属の松本(光貴・商1=明大中野八王子)、柳田(治久・法1=明大中野)、角田(龍彦・法1=明大中野)とほかには萩原(周・商1=大阪桐蔭)あたりがよく話してますね。コロナで行けなかったんですけど、寮の近くに遊びに行こうと計画していたり、プロップ陣と結構仲がいいですね。全体的に高校日本代表だったとか、全国優勝したとかそういうことを関係なく、みんな人間性もできていて、付属生で少しラグビーのレベルの低い自分たちをフラットに見てくれています]
ーー休みの日の過ごした方、趣味はありますか。
「趣味はウククレをひいたり、ラジオを聞いたり、音楽聴いたりと多趣味です」
ーー最後に一言意気込みをお願いします。
「まずは大学で通用する体を1年間かけて作ることに1番フォーカスしていきたいです。そして、周りの人に感謝の気持ちを忘れないで、その気持ちを体現するためにファーストジャージーを着たいです。また、感謝をすることも1番ですが、最後は自分のため、チームのため、自分が憧れて入った明治大学の紫紺を着て、仲間たちと日本一になりたいです」
[田中佑太]
◆古田 空(ふるた・くう)商1、明大中野高、178センチ・110キロ
自粛期間にハマった趣味はコーヒー。自宅の近くのお店で豆を買い、自分で挽いて飲んでいるとのこと
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