(37)新風~2020のルーキーたち~ 廣瀬雄也「(明治に入って)まだ甘いなっていうのがわかった」

ラグビー
2020.07.17

 今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。創部100周年を3年後に控える明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(写真は本人提供です)

 

17回は廣瀬雄也(商1=東福岡)のインタビューをお送りします。

 

ーー明大に進学した理由を教えてください。

 「ラグビーの面もそうですが、学力といった面、文武両道を掲げていて、そこが東福岡と同じでした。ラグビーはコンタクトスポーツなので、いつけがをしてラグビーができなくなる体になるかわかりません。そういう面でしっかり勉強ができる環境があるのが大きかったです」

 

ーー東福岡高で主将を経験して学んだことはありますか。

 「自分はキャプテンになって、7ヶ月間けがでなにもしていなくて、もう1人の共同キャプテンがずっとチームを引っ張っていてくれていました。復帰して3ヶ月くらいしかラグビーしていないですけど、花園でもキャプテンらしいプレーとかみんなを励ますような言葉、説得力のあることはできなかったと思うので、もう一度キャプテンをやる機会があるなら、覚悟を決めてやらないといけないと勉強になりました。最後の年に3ヶ月くらいしかラグビーができていないことは、悔いが残っています」

 

ーー自分の強みはどこだと思いますか。

 「ロングキックやパスには自信があるんですけど、それだけでは勝てないということがわかってきました。大学の中では、コンタクトの強さとタックル力を強みにしたいなと思っています」

 

ーー大学でのポジションはどこを考えていますか。

 「基本はセンターで考えています。しかし、それだけじゃなくて複数のポジションができている方がチームの戦力になれると思うので、スタンドオフ、センターはどちらもできるようにしたいです」

 

ーー明大のセンターの先輩の印象を教えてください。

 「コンタクト力が違うなと試合を見て感じました。1人1人の判断力もレベルが違くて、上手いと思います。東福岡でスタメンを取ったというのは、1番チームで上手いとみなされていて、花園でベスト4まで行ったことが自分の中では自信になっていたんですけど、まだ甘いなっていうのがわかりました」

 

ーー現在トレーニングはどのように取り組んでいますか。

 「自宅の近くにジムがあって、最近コロナが収まって再開したのでそこでやっています。ただボールを触ったトレーニングは出来ていないですね。森山(雄太・政経1=東福岡)が家近いので、一緒にトレーニングをしています。ただ森山と会うのもトレーニングの時だけです」

 

ーー都内で行った場所はありますか。

 「1回渋谷のハチ公に行きましたね。(行ってみたい場所は)ディズニーランドは幼い時に1回しか行ったことがなくて記憶にないので、行ってみたいです(笑)」  

 

ーー同期だと誰と仲が良いですか。

 「商学部が仲良いですね。あとはやっぱり森山です。親同士が知り合いで、お腹にいる時からお母さん同士が会っていたりして、4歳の時からはずっと一緒ですね」

 

ーー最後に意気込みを一言お願いします。

 「まずは大学で通用する体を作って、紫紺のジャージーを着たいです。自分はまだ日本一になったことがなくて、自分が試合に出て日本一を経験することが1番の目標です。また、僕たちが4年生の時に創部100周年なので、そこでは絶対に優勝したいです」

 

[田中佑太]

 

廣瀬 雄也(ひろせ・ゆうや)商1、東福岡高、179センチ・90キロ

 自粛期間にハマったのはNetflixでアニメ観賞。一番面白いアニメは「ハイキュー!!」とのこと