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(18)BEST GAMES~リーダーたちの名試合~ 髙橋広大

ラグビー 2020.06.06

 転機となった試合、心に残っている試合…。今季の核を担うリーダー6選手の〝BEST GAME〟とは。選んでもらった試合を当時の記事とともに振り返ります。第3回は髙橋広大選手(情コミ4=桐蔭学園)の〝BEST GAME〟です。


◆2019・9・29 関東大学ジュニア選手権(八幡山グラウンド)

▼対東海大戦

 ○明大24{0―7、24―14}21東海大


<理由>

 「ボールキャリー、タックル、ジャッカル全ての局面で仕事ができた試合でした。チームとしても接戦を勝ち切ることができたので選びました」


【復刻記事】(学部、学年は当時の表記です)

死闘を制す 東海大に逆転白星/関東大学ジュニア選手権


 王者の意地を見せつけた。関東大学ジュニア選手権初戦で大敗を喫した明治。2戦目は強力なFW陣を擁する東海大と対戦。前半はミスが目立ち0―7と劣勢に立たされるも、後半は相手に勝る高いワークレートを発揮し、24得点を奪取。激しい肉弾戦を制し、逆転勝利を収めた。 


 痺(しび)れる接戦をモノにした。前半から敵陣で長く攻め込んだ明治。しかし、自分たちのミスで取り切ることができない展開が続く。前半19分、モールを起点としたアタックで東海大に先制トライを許す。「前に出てタックルに入り、2人目もファイトができた」(スクラムハーフ竹ノ内駿太・政経2=長崎南山)。その後は追加点を許さず、0―7で試合を折り返す。前半の我慢の展開から一変、後半に入って均衡が崩れる。14―14で迎えた後半26分、途中出場の辻惇朗(政経4=常翔学園)が自陣22メートル付近で相手のルーズボールをインターセプト。大幅なビッグゲインでチャンスを作ると、右大外でパスを受けたゲームキャプテン矢野湧大(文4=大分舞鶴)が勝ち越しのトライを決める。さらに31分にもペナルティーゴールを決め、10点差に突き放す。試合終了間際に認定トライ(注)を許すが、24―21でジュニア選手権2戦目を白星で飾った。

 

 悔しさを弾みに変えた。「全員がパニックになり、自分たちのラグビーができなかった」(矢野)。初戦の帝京大戦(●0―61)で苦杯を喫し1週間、今試合に向けて〝コリジョン〟と〝ユニティ〟をテーマにチームミーティングを重ねた。その結果、東海大の強みであるモールを封じ、失点を最小限に留めた。「まだ優勝の可能性はある。4年生から引っ張っていきたい」(辻惇)。次戦は再来週に控える慶応戦。ジュニア選手権連覇に向け、チーム全体の底上げを図る。

 

[田中佑太]


 認定トライ……ディフェンス側の故意の反則がなければ、明らかにトライだったとレフェリーが判断した場合に与えられるトライ。別名「ペナルティートライ」ともいう。


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