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(61)~FINAL CHALLENGE~ 山村知也「紫紺はたくさんの人の期待が詰まっている」

ラグビー 2019.11.29

 「真価が問われる代」。武井日向主将(商4=国学院栃木)は今年の最上級生についてこう語る。苛烈極まる対抗戦、そして連覇の懸かる大学選手権へ。激戦のさなか、4年生一人一人に今シーズンに懸ける思いについてうかがった。

 

第20回は山村知也(営4=報徳学園)のインタビューをお送りします。(この取材は11月21日に行われたものです)

 

――手首のケガの調子はいかがですか。

 「2か月ほど試合から離れていましたが、慶応戦にリザーブで出場しました。(トライシーンは)勇登(森・政経3=東福岡)が良い形でパスを放ってくれたので、後は走り切るだけでした。手応えではないですが、トライを取り切る感覚がつかめたと思います。手首のケガだったので、アジリティーや体力的なところで特に問題はありません。調子は戻ってきています」

 

――早大戦に向ける思いを教えてください。

 「試合の大切さは、全試合を通じて変わりませんが、伝統の一戦ということもあり、明早戦はメディアや周りの注目もまた違うものになってくると思います。その中で自分たちの代で勝ち切れるように、しっかり良い準備していきたいです」

 

――今年度で4年連続の明早戦出場です。

 「スタメンで4年間立ち続けることは本当に光栄です。幸せなことですし、そこに対して、常にベストパフォーマンス、コンディションで持っていくことが大切だと感じています。小さい頃からテレビで見ていた憧れの舞台ですし、懸ける思いは、また他と少し違ったものがあります。今年もケガ、病気なく迎えたいです」

 

――紫紺を背負うことに関してどうお考えですか。

 「今部員がいる中で、選ばれた23人しか着られないジャージーです。そこに対する部員の思いや、築き上げられてきた長い歴史の伝統を背負って臨みたいです。明治のラグビー部は全国にファンがいて、小さい子からご年配の方まで、たくさんの人の期待が詰まったジャージーなので、重みは感じています」

 

――私生活の面で具体的に心掛けていることは何ですか。

 「例えば、トイレットペーパーの芯を変えていない部員に気が付いたら、注意するようにしています。それでも注意しきれない部分もたくさんあるので、そこは自分が直すことが多いです。寮生活で気付いたところがあれば率先して動きますし、周りに呼び掛けるなどしています。他にも食事の時間を厳守させるなど、常に気を張って動いています。個人的にはこの文化を来年以降も引き継いでいってほしいです」

 

――私生活とラグビーにはどのような関係がありますか。

 「細かなところに気づいたり、ちょっとしたところで動けたりすることは、絶対ラグビーにつながってくると思います。気持ちの面でおろそかにすると、それがラグビーにも出てきてしまうので、私生活の部分でもこだわりを持ってやっていきたいです」

 

――大学選手権の決勝が新国立競技場で行われます。

 「入学した時に、4年生の明早戦が国立でできるということが言われていたのですが、実現するとは思っていませんでした。決勝の舞台で用意されたので、その舞台に立って優勝したいという思いは強くなりました」

 

――今季を振り返っていかがですか。

 「春は良い形でAチームは終えることができました。夏に慶応に負けてしまった時は、自信がなくなったりしていました。しかし、そこから何がダメだったのかを改善して、そこでチームがまた1つにまとまりました。対抗戦前に一度負けを味わえたことが、プラスにつながっていると思います」

 

――ありがとうございます。

 

[高智琉大朗]

 

◆山村 知也(やまむら・ともや)営4、報徳学園、175センチ・77キロ

将来は「ワールドカップやオリンピックに日の丸を背負ってプレーできる選手になりたい」。


次回は武井日向主将のインタビューをお届けします。


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