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(38)~FINAL CHALLENGE~ 成田慎一郎「チームの一員として最後までひたむきに」

ラグビー 2019.11.04

 「真価が問われる代」。武井日向主将(商4=国学院栃木)は今年の最上級生についてこう語る。苛烈極まる対抗戦、そして連覇の懸かる大学選手権へ。激戦のさなか、4年生一人一人に今シーズンに懸ける思いについてうかがった。

 

第12回は成田慎一郎(文4=三本木農)のインタビューをお送りします。(この取材は10月27日に行われたものです)

 

ーー本日(早大C戦)はAチームを除いて最後の試合でした。

 「自分はラグビーを続けないので、これで最後になるかもしれないという気持ちで臨みました。最後だから楽しもうという気落ちはありましたが、終わってみると決して満足いくものではなく、課題も残りました。しかし、今まで時を共にした4年生の仲間と一緒にプレーできたことはとても誇りに感じています」

 

ーー4年間の取り組みを振り返っていかがですか。

 「自分はラグビーをトップリーグのカテゴリーで続けたくて、明大に入部を希望しました。しかし結果的にケガも多くて、実力も見合わず、ラグビーを続ける選択肢を取れませんでした。一つの自分の目標は達成できなかったのですが、振り返ると、今まで自分が努力してひたむきに取り組んできたことは、これから生きていく上でも大事にしたいことだと感じました。たとえ自分が試合メンバーであろうが、なかろうが、チームの一員として最後までひたむきに頑張るという生き方をここで見つけることができたと思います。役職や試合、結果があるから頑張るのではなく、自分のために自分の芯を持って行動する大切さを学びました」

 

ーー4年間で印象に残っている試合はありますか。

 「去年のこの時期に行われた摂南大戦です。大きなケガをして、ドクターに復帰するまで1年かかるとも言われました。もしかしたらラグビーが人生で二度とできなくなるかもしれない。ある意味人生の分岐点だったと思います」

 

ーー4年間で一番力を入れて取り組んだことは何ですか。

 「何か足が速いとか、パスが速いとか全国レベルほどに秀でたものはなかったのですが、最後まであきらめない姿勢であったり、些細なことでも努力する姿勢であったり、当たり前にできることを、誰にも負けないくらいに徹底して取り組んできました。信頼される人間であるために、この4年間ひたむきにラブビーと向き合ってきたつもりです」

 

ーー最上級生として意識されたことはありますか。

 「自分が明大の一員としてあり続けることを一番に考えています。あと半年でラグビー人生は終わってしまうのですが、自分が腐って練習雰囲気を悪くしたり、貢献できなかったりすることは絶対に間違っていると思います。明大は先代たちが築いてきた長い伝統もあるので、後輩には態度で示していきたいです」

 

ーー今後の意気込みをお願いします。

 「高校時代キャプテンだったので、武井主将のチームをまとめる大変さも分かります。自分が腐ってしまったら、主将にも、チームにも迷惑をかけてしまうので、自分からチームを盛り上げていきたいです。その過程で「真価」を生み出して、日本一のチームになることを目指しています。今までラグビーを通して培ってきた姿勢をこれからに生かしていきたいです」

 

ーーありがとうございました。

 

[高智琉大朗]

 

◆成田 慎一郎(なりた・しんいちろう)文4、三本木農高、180センチ・86キロ

 

趣味は寮部屋でネットフリックスを見ること。最近は「テラスハウス」にハマっている。みんなと共通のネタで盛り上がるのが好き。

 

次回は新妻汰一選手のインタビューをお送りします。


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