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(37)~FINAL CHALLENGE~ 辻惇朗「チームメートのためにどれだけ自分が頑張れるか」

ラグビー 2019.11.01

 「真価が問われる代」。武井日向主将(商4=国学院栃木)は今年の最上級生についてこう語る。苛烈極まる対抗戦、そして連覇の懸かる大学選手権へ。激戦のさなか、4年生一人一人に今シーズンに懸ける思いについてうかがった。

 

第12回は辻惇朗(政経4=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は9月8日に行われたものです)

 

――これまでのチームの戦いを振り返りをお願いします。

 「自分自身、春はAチームで出させてもらうことが多かったですが、夏合宿になってBチームで出ることが多くなりました。自分が4年生になった時に求められることは信頼だと思ったんです。信頼を勝ち取れるプレーヤーになっていかないといけないと思います。臼田(湧人・情コミ2=国学院久我山)や片倉(康瑛・法3=明大中野)、箸本(龍雅・商3=東福岡)であったりがいい選手なので、一歩でも近づける、越えられるように秋に頑張らないといけないと思います」

 

――Bチームで出る時に意識していることは何ですか。

 「4年生の数が少なくなってくるので、その中でどれだけチームをまとめて鼓舞出来るかが大切になると思います。自分だけじゃなくてチームファーストを一番に考えています」

 

――4年生でロック転向しました、感触はいかがでしょうか。

 「フランカーの時と比べたらセットプレーの要になるポジションなので、すごいきついですけど、その分やりがいはあって。その分、片倉や箸本に習うことばっかりで、4年生ですけど、3年生から学ぶことは多いです。まだまだできるかな、もう少し頑張らないといけないなと思います」

 

――新しいことに挑戦することは勇気がいることだと思います。

 「最初はスクラムがきつそうだったので、ちょっと厳しいかなと思ったんですけど、やってみたらすごくさらにスクラムが一つになっている気がしますし、ラインアウトだったら頭を使わないといけないので、楽しいというかやりがいのあるポジションかな。ロックに転向して、幅も広がるので自分にとってプラスになると思います」

 

――試合では熱くなるほど勝ちにこだわってきた、その執念はどこからくるのでしょうか。

 「簡単なことなんですけど勝ちたい思いで相手と戦っています。あとはチームのためですね。あとは、キャプテン・日向(武井)のためにどれだけ僕ら4年生が体張って、Bチームから勝ってAチームに繋げられかが大切になってくるので。夏合宿で東海大Bに負けてしまったので、そういうところもまだまだ自分の気持ちだったりとかが足りなかったと思います。最後のラストワンプレーで逆転できなかったのは僕の責任かなと思います」

 

――チームメイトのため、は小さい頃からそうですか。

 「そうですね。チームメイトのためというのは、仲間が好きだからです。それが自分の戦う糧になっているかなと思います」

 

――なぜ明大に入学されたのでしょうか。

 「叔父が明治大学のOBで、そういうのは大きな影響があったんですけど、早明戦は家族全員で毎年見ていて、自分がFWということもあり。明治大学ってかっこいいなと思っていて。FWの明治って言われるくらいなんですごい憧れが強かったという感じです。桶谷(宗汰選手・現サントリーサンゴリアス・平28営卒)さんは尊敬できる選手なので、そういう人に一歩でも近づけたらいいなという感じでラグビーやっています」

 

――なぜリーダー格を率先したいと思うのでしょうか。

「自分3年間やってきて、ずっとBチームなどで試合に出ていて、4年生になった時にもともとリーダーになりたかったというのもあるし、チームのためにどれだけやれるかというのを自分で確かめたいという思いがありました。4年生全員リーダーみたいな感じなのですが、その中の一つで出てるだけなので、もっとまだまだリーダーとして自覚が足りないと思います。もっと信頼を勝ち取れたらなと思います」

 

――辻選手にとってラグビーとはどんな存在ですか?

 「なくてはならないものですかね(笑)。こうやってラグビーをやっていて、いい仲間にも出会えたし、高校や大学にもいけたので。ラグビーは自分の人生そのものかなと思います」

 

――これからの目標を教えてください。

 「対抗戦に出るというのが目標です。やっぱりBチームで出ている時もジュニア全勝優勝、対抗戦1位で、大学選手権も1位。自分が出る出ない関係なく、チームのため、日向(武井)のためにみんなで一丸となって優勝する時に僕が一歩でも体張ってラインアウトボール取ったりできたらいいかなと思います」

 

【髙橋昇吾】


◆辻 惇朗(つじ・あつろう)政経4、常翔学園高、186センチ・100キロ

 

今の目標はもちろん優勝。理由は、「射場(大輔・政経4=常翔学園)は高校から一緒、松岡(賢太・商4=京都成章)も中学校から知り合いなので。そういうことを考えたら、一緒に日本一になりたい」。

 

 

次回は成田慎一郎選手のインタビューをお送りします。


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