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(17)「どこをとっても日本一、それが本当の〝真価〟」山村知也副将 春シーズン終了後インタビュー

ラグビー 2019.07.12

 王者の勢いはとどまることを知らない。Bグループでのスタートとなった関東大学春季大会は全試合で30点以上の大差をつけて勝利。帝京大、東海大など強豪との招待試合でも勝ち星を挙げるなど好調をキープしている。今回は春シーズンの振り返り、そして夏、秋に向けての意気込みを監督、選手たちに伺った。

 

第3回は山村知也副将(営4=報徳学園)のインタビューをお送りします。(この取材は6月25日に行ったものです)

 

――春シーズンの振り返りをお願いします。

 「昨年のシーズンと比べて、今シーズンは毎試合コンスタントにトライを取りきれました。ウイングはトライでスコアを重ねることが仕事なので、全うできたと感じています。しかしまだスペースにボールを呼び込めていないところや、判断のところなど、課題も多く残ったシーズンでした」

 

――4年目を迎えました。これまでを振り返っていかがですか。

 「1年生トライ王ということもあって、多少マークされる部分もありました。自分でも伸び悩んでいる時期というのがあって、徐々にレベルが上がっていくにつれて、簡単な状況は全然ないと痛感しました。そういった中でトライを取り切る力、ボールをもらうまでの動きやスペースの運び方など、いろいろなところを見つめ直しながら、成長してきた4年間でした」

 

――今年は両ウイングが4年生です。

 「大外なのでボールタッチを先にできる訳ではありませんが、コミュニケーションの部分で、中の選手に対して自分達がどう呼び込めるか。それによってボール展開はかなり変わってくると思うので、しっかり意識して出すようにしています」

 

――武井日向主将(商4=国学院栃木)との役割分担はどうされていますか。

 「チーム全体のことになるとほとんど日向(ひなた)がやってくれていますが、具体的な仕事では分けていません。チーム全体で話す時に日向だけでは分からない部分もあるので、お互いに気付き合ったことを話します。バックスに関することは、僕からも積極的にオーガナイズできるようにはしています」

 

――山村選手が描く理想のラガーマン像を教えてください。

 「試合においては、自分の仕事を全うする、チームのためにしっかり身体を張れるプレーヤーです。ラグビーは紳士なスポーツとも言われているので、私生活の所でも人として尊敬されるような人物、誰からも憧れるような選手を目指したいです」

 

――夏、秋に向けて磨いていきたいプレーはありますか。

 「たくさんあります。パス一つをとっても、もっと高い精度でできると思います。ランでもステップのキレだったり、スペースの把握をできるようにしたいです。ディフェンスのコネクションのところでもまだまだ課題があると感じています」

 

――今年の目標を教えてください。

 「私生活の部分などもっとこだわれたところはあると思います。今年は今年のチームとして、昨年まで積み上げてきたものに対して、さらに積み重ねながら、昨年のチームの色を受け継いでいければと思います」

 

――山村選手にとって〝真価〟とはどういったものですか。

 「最初に挙げたように、ラグビー、私生活どちらにおいても日本一を誇れるチームです。表面上のラグビー日本一だけではなく、優勝に対しての毎日の積み重ねであったり、過程の部分であったりです。グラウンド外の私生活など、結果に直接表れない部分も含め、どこをとっても日本一といえるのが本当の価値〝真価〟だと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[高智琉大朗]

 

◆山村 知也(やまむら・ともや)営4、報徳学園、176センチ・77キロ

 1年生の頃から紫紺をまといチームの第一線で活躍しているスピードスター。好きな食べ物はカニ、牡蠣などの甲殻類。


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