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(16)「ラグビー部の歴史の中でとても大事な1年になる」武井日向主将 春シーズン終了後インタビュー

ラグビー 2019.07.11

王者の勢いはとどまることを知らない。Bグループでのスタートとなった関東大学春季大会は全試合で30点以上の大差をつけて勝利。帝京大、東海大など強豪との招待試合でも勝ち星を挙げるなど好調をキープしている。今回は春シーズンの振り返り、そして夏、秋に向けての意気込みを監督、選手たちに伺った。

  

第2回は武井日向主将(商4=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は6月26日に行ったものです)

 

――春シーズンを振り返っていかがでしたか。 

「全員が満足することなくやれました。目標は春に勝つことではなく、冬に大学選手権で優勝することです。そのための春の積み上げもすごく見られました。1人1人のフィジカルの強さなど他のチームに勝っていたと感じたので、すごく収穫の多いシーズンを送れました。ディティールは良くなってきてはいますが、まだまだきつい状況で疎かにしてしまう場面があります。パスキャッチの部分でミスをしていたり、基本的なミスが目立ったので、まだまだそこは進化していかないといけないです。改善の余地はまだまだあります」

 

――シーズン前のインタビューでお話になっていた『自分たちのラグビーをして勝つ』ということは体現できましたか。 

「相手をフォーカスするというより自分たちにフォーカスをして、毎回テーマを立てて試合に臨みました。結果として、上手く体現できた部分もあれば、体現できなかった部分もありました。そういう意味では自分たちにフォーカスして春シーズン試合をできたので、すごく個人としてもチームとしてもレベルアップできました」

 

――武井選手が不在の試合がありました。 

「僕が出場しなくても試合中、すごく会話をしてくれました。4年生が引っ張る姿が随所で見られました。僕がいなかった分、キャプテンをやるということの意味、周りのサポートの必要性をみんなが体験して分かったこともあると思います。そういうことを次につなげていけるようにおのおのが意識してほしいです。主将をやったメンバーと話すことができたので、チームとして良い経験でした」

  

――スタメンとリザーブの差はいかがでしたか。 

「これからの明治の一番の課題になるところです。東海大戦でも前半すごく良い流れを持っていたのですが、後半は完全に相手に流れを持っていかれ、主導権を握らせてしまいました。A戦だけに限らず、下のチームの試合でも見られたので、チームの底上げは必要です。ディティールの部分もそうですし、4年生に限らずもう少し1人1人がリーダーシップや責任感をもっと持っていなければいけないと思います」

  

――副将、リーダー陣との連携はいかがですか。

「特に東海大戦だったのですが、強豪との試合を経験して自分たちはまだまだ変わらなければいけないと思った選手も多いと思います。週に1度、チームでリーダーミーティングをしてリーダーの中で意思を共有して次の試合に臨めるようにしています。自分たちで試合のレビューをして、監督、コーチから出ることだけではなくて、実際試合をしてみて思ったこと、外から見て思ったことを共有しています。出た課題を練習でリーダー陣から率先して意識付けさせるようにしようとしています。1回1回の練習を無駄にしないようにフォーカスを決めてやれる環境は作れています」

  

――ここまで主将としてやってきていかがですか。 

「考えることが多くなりましたし、キャプテンというプレッシャーはかなりあります。4年生は本当に頑張ってくれています。周りのサポートがとてもあり、頑張れています。私生活はまだまだ甘いところはあるのですが、寮長を筆頭にやってくれています。僕自分が全部関わってしまうと良くないと思うので、任せるところは任せながら、4年生がよくやってくれています」

  

――王者としてのシーズンに臨んでいます。去年以上に難しいですか。 

「よく連覇、連覇と言われますが、去年は去年なので、今年は今年のチームでまた日本一を取ることが目標です。良い部分は先輩たちから受け継いで、去年を考えすぎず、今年のチームで日本一を取ることが大事だと思います。相手が〝打倒明治〟で来ているなというのは伝わってきます。僕らは、今年はまだチャンピオンではないので、チャレンジャーの意識を持ってハングリーに秋も戦っていきたいです」

 

――秋シーズンに向けて意気込みをお願いします。 

「これから明治が連覇して勝っていくか、去年だけのチームと言われてしまうか真価が問われる代です。僕らで常勝軍団を作り上げてこれから後輩に繋げていけるようにしなければなりません。そういう意味では今年の日本一は昨年以上に難しく、価値のあるものになると思います。明治大学ラグビー部の歴史を見てもとても大事な代になると思っているので、その責任をしっかりと全うします」

  

――ありがとうございました。

  

[上松凜助]

  

◆武井 日向(たけい・ひなた)商4、国学院栃木、171センチ・95キロ

  「もう単位は取れているので、あまり駿河台には行かないです(笑)」。頼れる主将は、勉学も日本一のようだ


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