特集記事
SPECIAL

(8)「細部までこだわった行動を」佐藤諒 新体制インタビュー

ラグビー 2019.04.03

 連覇を懸けたシーズンが幕を開ける。22年ぶり日本一を成し遂げてから早2カ月。武井日向新主将(商4=国学院栃木)の下、再スタートを切った新生・ラグビー部。新体制の幹部に今シーズンの意気込みを伺った。


第7回はFWリーダー佐藤諒(政経4=国学院久我山)のインタビューをお送りします。(この取材は3月13日に行われたものです)


――最上級生となって今の心境を教えてください。

 「昨年度、一昨年度から勝つ文化や勝者にふさわしいチームづくりを先輩方から残していただきました。自分たちがその伝統を継承しながら、満足することなく日々成長して、明治史上一番強いチーム、一番良いチームをつくっていけたらなと思っています」


――リーダーとしてどういう行動を心掛けていきたいですか。

 「私自身、2年次、3年次は学年リーダーを務めてきて、皆をまとめるというのは日頃からしてきました。4年生になって変わったところはグラウンドでも私生活でも下級生からの目っていうのがあるので、リーダーにふさわしい行動や、細部までこだわった行動をして、後輩からの信頼を得て組織をしっかり回したいなと思います」


――学年リーダーを務めてきて、学年の良いところはどこだと思いますか。

 「僕らの代の良いところは、仲の良いところだと思います。でも、4年生になってから腹を割って話す機会もあって、そういう機会になればおのおのが思っていることを言えるので、仲良しこよしではなく、絆のある代だと思います」


――昨年度から引き継ぎたいこと、改善したいことはありますか。

 「昨年度のチームは優勝できましたが、僕ら自身も含め完璧だったかというとそうではなくて、まだまだラグビーでも私生活でも細かいところを追求できるところがあると思います。ラグビーだけが強くてもダメなので、私生活や人間的なところから、胸を張って日本一だと言えるチームにしたいです」


――昨シーズンは佐藤選手にとってどのようなシーズンでしたか。

 「春のシーズンが始まる前に眼窩底(がんかてい)骨折をしてしまって、春は1試合くらいしか出ていない状況でした。スタートで出遅れてしまって、最後までAチームでは試合には出られませんでした。昨シーズン自体は、自分の置かれている立場というのを理解して、チームが日本一になるために今自分ができることをひたすらやってきたシーズンでした。今シーズンはリーダーにもなり、最上級生にもなったので、Aチームで試合に出て、最前線で体を張ってチームの勝利に貢献したいです」


――春シーズンはどのようなことに取り組みたいですか。

 「器用な選手ではないので、ブレークダウンや体を張るところ、ボールキャリー、タックル、ジャッカルなど、コンタクトシーンでチームの勝利の歯車となれるように、しっかり強化していきたいです」


――同期の選手にはポジションを争う3列の選手も多いと思います。

 「僕の代のバックローは惇朗(辻・政経4=常翔学園)も洋介(石井・情コミ4=桐蔭学園)、坂(和樹・政経4=明大中野八王子)も皆180センチ超えで、体重も100キロ近くある大柄な選手が多く、コンタクトも強いです。僕は177センチで身長もなくて、体重も100キロありません。そういう差を埋めるために、コンタクトにいくスピードというのはこれまで磨いてきました。そこは誰にも負けません」


――春シーズンの課題は何ですか。

 「春シーズンは個のレベルアップが求められています。今の練習もフィットネスなど個のスキルの練習は多いので、個のレベルアップをしつつ、チームにもコミットして春シーズンを戦っていければ、春シーズンも良い結果になると思います」


――今シーズンへの意気込みをお願いします。

 「第一の目標は日本一です。でも、そこだけに焦点を置くわけではなくて、自分たちが引退したときに『このチームづくりをして良かったな』と思えるチームづくりをしていけたらと思います」


――ありがとうございました。


[藤里陽]


佐藤 諒(さとう・りょう)政経4、国学院久我山、177センチ・95キロ

 昨秋はBチームの主力として、ジュニア選手権優勝に貢献。持ち前のハードワークで今シーズンこそAチーム定着を狙う


関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読のご案内