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(36)〜4年の足跡〜 松尾将太郎「勝って〝Exceed〟を体現させる」

ラグビー 2019.01.01

〝個の強い世代〟と言われる4年生。本企画では紫紺を目指し戦った彼らの足跡をたどっていく。第16回は、チームを変幻自在に操る司令塔でありながら、自身での仕掛けも持ち味の松尾将太郎(商4=東福岡)。リーダーとして挑んだこの1年の振り返りや残りの試合に懸ける意気込みを伺った。

 

――まず、個人として今シーズンここまでを振り返っていかがですか。

「今シーズンの最初は少しケガをしてしまって、春は全然試合に出ることができませんでした。夏には復帰したんですけど、あまり調子が上がらないままだったのでBチームで試合に出る機会が多かったです。でもそこで下のチームの選手とのコミュニケーションを取ることができて、AチームとBチームをつなぐ役割というのを意識するようになりました。そこでお互い切磋琢磨(せっさたくま)してできたところが良かった部分だと思います」

 

――BKリーダーとしてここまでやってきたことは何ですか。

「BKは一つ一つの精度やコミュニケーションが大事だと思っています。試合をする前に声掛けや、誰がどこを動くかという細かい部分をしっかり確認するようにしました。自分から盛り上げていけるようにということも確認してやっているので、チームをコントロールする部分をこれからも強化してやっていきたいと思います」

 

――昨年度、帝京大との大学選手権決勝戦で敗戦したことをどう振り返りますか。

「最後に自分もグラウンドに立っていました。僅差でしたし勝ちたいという気持ちも強かったんですけど負けてしまいました。4年生だった梶村(祐介・平30政経卒・現サントリーサンゴリアス)さんたちにも声をかけてもらって、来年ここに戻ってきて僕たちが優勝すればいいという言葉をもらいました。それが1年間心の中にあって、あと明日勝てばもう一歩というところまで来ているので、その優勝を実現するためにあと二つ頑張っていきたいと思います」

 

――試合中のゲームメイクで心掛けていることは何ですか。 

「BKは明治も良い選手がいるので、FWの強い縦を生かしてスペースがあればしっかりとBKに供給できるようにやっています」

 

――この4年間で成長した点はどこですか。

「コミュニケーションを取って、ゲームコントロールをうまくするという部分とコミュニケーションからリンクさせる部分や、空いているスペースがあったら持っていくというプレーも成長したと思います」

――現状、ケガから復帰した忽那選手とスタメンを争っている状況ですがどのような点で勝っていきたいですか。

「自分の持ち味は大きくBKラインを外まで振って、ボールをしっかり動かして外にいるいいフィニッシャーに供給することと、スペースに運んで空いていたら自分で仕掛ける部分だと思います。そのようなプレーをコーチ陣にも求められていると思うので、自分のやるべきことでやっていきたいなと思います」

 

――松尾選手から見た福田健太主将(法4=茗溪学園)はどんな選手ですか。 

「強気なプレーヤーだと思いますしクレバーなプレーヤーだとも思います。でも、あいつも結構自分が自分がという部分があるので、一緒に試合に出られれば自分がコントロールできるようにやってきたいと思います。チームのことを考えて動いている選手なので、そういった部分ではキャプテンらしいプレーヤーだと思います」

 

――選手権優勝まで、残りの試合に懸ける意気込みをお願いします。

「早稲田はディフェンスが堅くて粘り強いチームで、BKに良い選手がそろっています。明治はそこに気負うことなくいつも通り、自分たちのやってきたことを信じてプレーを出すだけだと思います。明治の良い部分を出すことができれば勝てると思います」

 

――松尾選手にとって〝Exceed〟とは何ですか。

「最後には勝つことにつながるということだと思います。そのままだと超えるということなんですけど、一人一人が持っている、昨日の自分を超える、ライバル選手を超えるという自分の課題を超えていくことで、最後はしっかりと勝つというところで優勝につながっていくと思います。そういう意味で自分は〝Exceed〟をあともう少しで体現することができると思うので、それができるように頑張っていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[清水康佑]

 

松尾 将太郎(まつお・しょうたろう)商4 東福岡高 170センチ・83キロ

福田主将とはプライベートでも仲良しでコンビネーションも抜群。対抗戦の明早戦では「気持ちを上げていこう」と同色の金色のスパイクに変更した。リベンジの懸かる明日の一戦でも、おそろいのスパイクが見られることに期待したい。



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