(31)「正面から勝負をして相手を止めたい」東海大戦直前コメント
激戦必至の一戦が幕を開ける。選手権初戦で立命大を下した明治はラインアウトモールと留学生選手のアタックを武器とする東海大に挑む。中5日という日程にも「いいリカバリー、いい練習ができている」(スクラムハーフ福田健太主将・法4=茗溪学園)と強気の姿勢を崩さない。掲げたテーマは〝Physical fight〟。高いフィジカルを持つ東海大を相手にしてこそ真正面から戦い抜く。
福田健
――明日の試合のテーマを教えてください。
「〝Physical fight〟です。そのままの意味です。東海大がフィジカルを売りにしているチームなのでそこに対して負けないように。僕らとしてもフィジカルの部分で戦っていこうというイメージで試合に挑みたいです。周りからは中5日の日程はしんどいというふうに見られてしまいますが、夏合宿でもそういった日程ということを想定した上で試合を組んでいたので、中5日というのはあまり考えずに、いいリカバリーといい練習ができているので、明日も自分たちの強みをしっかりと出していきたいと思います」
――立命大戦後の練習の期間で取り組んだことは何ですか。
「特に特別なことというのはないです。東海大の強みはラインアウトモールの部分とはっきりしているのでディシプリン、規律のところをこだわってやってきました。明日の試合でもキーポイントは規律の部分だと思います」
左プロップ安昌豪(営3=大阪朝鮮)
――東海大はどのようなチームですか。
「まずはFWのラインアウトモールでストラクチャーからアタックをしてくるチームです。あとは外国人選手がすごく強いチームなので、そこに対してかわすのではなく正面から勝負して相手を止めるということをやっていきたいです。スクラムにも自信を持っているチームだと思うのでそこでしっかり相手にファイトすることを意識して、スクラムといえば明治というのを定着させたいなと思います」
左ロック片倉康瑛(法2=明大中野)
――明日の試合の意気込みを教えてください。
「負けたら終わりの戦いなので、気負っているわけではないですが責任は感じています。緊張はしていないですし、自分の仕事をしっかりやるだけです。(初の選手権は)最初は気張っていたところもありましたが、相手ボールのラインアウトで取って流れに乗れたので、いつもの自分通りのプレーが遂行できました。ラインアウトがラグビーの中で一番好きなので、見たり研究したりして、あれだけ奪取できました」
――東海大はどのようなチームですか。
「ラインアウトからのモールが一番強みだと思うのでそこをつぶしたいです。ジャンパーとしてもちろん取る気で挑みますし、自分が守るところではクリーンキャッチは絶対にさせないです。立命大戦は前半の相手ラインアウトをゼロパーセントにできたので、東海戦大戦も全部自分が取って、相手のラグビーをやらせないつもりで挑みます」
フルバック山沢京平(政経2=深谷)
――明早戦は欠場となってしまいました。
「出場したい気持ちでいっぱいだったのですが、見ることができて良かったです。あの競った試合をやる立場ではなく見る立場として臨めたのは、自分の中でプラスの経験につなげることができました」
――明日の試合の意気込みを教えてください。
「頑張ろうという気持ちが強いです。選手権は緊張感が対抗戦よりもさらに上がっていると思うので引き締めていきたいです。試合に出たいという気持ちがずっとあったので復帰して、すぐにスタメンで使ってもらっている期待に答えて責任を持って80分間走り続けたいと思います」
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