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(20)~4年の足跡~ 大塚健太郎「うまい人から技を盗んだ」

ラグビー 2018.11.08

 〝個の強い世代〟と言われる4年生。本企画では紫紺を目指し戦った彼らの足跡をたどっていく。第5回は、持ち前のボールキャリーと4年間で磨き上げられたスローイングを武器とする大塚健太郎(商4=佐賀工)。密度の濃いFW陣の中で、自らを錬磨していく秘訣を伺った。


――ジュニア戦のこれまでの振り返りをお願いします。

 「(帝京大戦は)ラインアウトの入りがよく、スクラムでもペナルティーが誘えました。しかし終盤はスローミスがあり、全体を通して、自分の持ち味であるボールキャリーがうまく出すことができませんでした。そこは自分の仕事として責任を持ってやりたいです。前節の慶応戦では、気持ちの部分で負けてしまったので、みんな勝ちたいという気持ちを持って、いい明治のペースでラグビーができたと思います。試合までのスパンが短かっただけに、スキルアップというより、変えられるところ、朝練に臨む気持ちなどを大事にやってきました」


――4年間明治でやってきていかがですか。

 「とてもレベルの高いチームだと思います。正直、自分に満足することすらできません。むしろ満足したらそこまでだと思っていますし、これだけ全国から人が集まった中で練習しているからこそ、自分を出していく方法を考えさせられるきっかけにもなりました。その結果として、スローイングやスクラムだけでなく、個人的なスキルに関しても入部当初よりスキルアップできたのだと思います」


――明治に入って成長したことを教えてください。

 「技術面では、自分は大学に入ってからフッカーを始めたので、スロー、ずっと前に放る練習ばかりしていました。スクラムでも全然自分がリードできるようなスキルがなかったので、それこそうまい人から技を盗んで自分を高めていきました。精神面ではどれだけプレッシャーに勝つか、フッカーとしてどれだけチームを引っ張っていけるかです。まだまだこれからも成長し続けたいです」

――現在のチームに不足しているものは何だと思いますか。

 「コミュニケーション力だと思います。練習とかやっていて、一人一人のスキルは良いのですが、それをチームとしてプレーする時に十分な力を出せていない感じがあります。個々は強いと思いますが、いざ15人でまとまった時に力が生きていない。それこそ今回(ジュニア帝京大戦で)意識できていた声や気持ちのように、今よりさらにコミュニケーションの質を上げていく必要があると感じます」


――大塚選手にとって〝Exceed〟とは何ですか。

 「いくらその時期のプレーが良くても、満足しないでどれだけ上を見てできるかです。チームとしても僕らチャンピオンチームでは無いですし、個人としても、昨年度決勝のグラウンドに立てた訳では無いので。明治にいる間は日本一になるまで満足することなく、日々成長していきたいです。そして、最終的にどれだけ自分をプラスの方向に持っていけるかだと思っています」

 

――ありがとうございました。 


[高智琉太朗]

 

◆大塚 健太郎(おおつか・けんたろう)商4 佐賀工業高 176センチ・97キロ

 高校まではナンバー8として活躍。「今年こそはメンバーに入って結果を残したい」。


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