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(15)~4年の足跡~ 土井暉仁「チームを底上げできるようなリーダーに」

ラグビー 2018.10.12

 〝個の強い世代〟と言われる4年生。本企画では紫紺を目指し戦った彼らの足跡をたどっていく。第1回は、FWリーダーとしてチームを底から支える土井暉仁(政経4=常翔学園)。「もともと人を引っ張る性格ではなかった」と語る土井がチームのためにできることを考えるまでのプロセスを伺った。


――ここまでの試合を振り返っていかがですか。

 「(流経大ジュニア戦)ミスが多くてきつい状況で、あまりキャプテンとして良い声かけができていませんでした。僕を含めた4年生、上級生がチームに発言すべきところがもっとあったので反省の多い試合でした」

 

――今年度リーダーに選ばれた意味は何だと思いますか。

 「今までキャプテン、副キャプテン、FWリーダー、BKリーダーしかなかったのに、今年から健太(福田主将・法4=茗渓学園)の下に8人リーダーがあるのを見て、一人一人に仕事を任されたリーダーだなと分かりました。剣(齊藤・政経4=能代工)とかイワ(祝原涼介・情コミ4=桐蔭学園)はスクラムで、遼(井上・政経4=報徳学園)はブレークダウン。僕はラインアウトの役割があるんだと、言われてはないですが明確に分かったので、任せてもらった以上そういう面で責任を持って臨みたいと思いました。もともと引っ張るという人柄ではないのですが、リーダーをやらせてもらって喋る機会だったり、チームを引っ張ることが増えました。ゲームキャプテンに選んでいただいたのも期待の表れだと思うので、僕だけでなくリーダーに選ばれた選手が頑張っていかないとチームとしてのレベルも上がっていかないと思います。ジュニアの試合であったとしても、もっとコミュニケーション能力を上げてチームを底上げできるようなリーダーになりたいです」


――リーダーとして今のチームのラインアウト状況はいかがですか。

 「春はモールとかではなくてクオリティーを意識して、BKにボールを供給することを目標にやってきました。細かいところのマックスリフトやムーブスピードだったりのデリバリーまでしっかりするというのがクオリティーボールの意味合いです。夏からモールを始めて獲得率自体も上がって、流経大戦もモールで一つトライが取れましたが、一つトライも取られているのでまだ自分たちが思っているようなラインアウトでトップレベルに達していません。春に磨いた一人一人の自覚を大事にしたいです。セットプレーで崩れてしまったらチームとして流れに乗れないので、ラインアウトをチームで取るというのが僕のリーダーとしての仕事につながってくると思います」


――これからの個人のテーマはなんですか。

 「運動量です。特にタックルだったりボールキャリーです。春シーズン自分自身調子が上がらなくて思うように動けていなかったです。運動量を上げることを考えた時に、監督と面談をしました。もっとコミュニケーションを取らないという話になってプレー中、動いている中でコミュニケーションを取れば動きやすくなるし運動量も上がるので、運動量のためにコミュニケーションを意識したいです」


――個が強い4年生の中での役割は何ですか。

 「積極的にいくプレーヤーが多い中で、僕はサポートの部分でアピールしていかないと駄目です。キャリーは好きな選手がいっぱいいると思うので、サポートなどの分かる人には分かる仕事をやらなければならないです。周りをしっかり見て気を配るというのもリーダーとしての役割ですし、コミュニケーションにつながっていくと思います。僕に与えられたリーダーの延長線上としてみんなのサポートが必要だと感じています」


――土井選手にとって〝Exceed〟とは何ですか。

 「今Bチームなので上にいるカズミ(小宮・文4=目黒学院)や外岡(悠太郎・商4= 国学院久我山)、舟橋(諒将・文4=札幌山の手)だったり4年生のロック争いが熾烈(しれつ)なので、そのメンバーに勝ってAチームの4番、紫紺の4番を背負うことがExceedです」


――ありがとうございました。


[鈴木貴裕]

 

◆土井 暉仁(どい・あきひと)政経4 常翔学園高 187センチ・107キロ

  FWリーダー。ラグビー部に入って「オフの時にみんなでお酒飲みにいったり、自由時間にしょうもないことではしゃいでいたことは何だかんだ楽しかったです」。


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