(13)「最初の10分でゲームを決めたい」日体大戦直前コメント

ラグビー
2018.09.29

 攻撃の意思を狩る。88―0と完璧な試合運びを披露した対抗戦初戦から2週間。連勝で勢いをつけたい明治は、外国人を擁する日体大戦を迎える。テーマである〝アグレッシブハンターズ〟を基に2試合連続の完封勝利を目指す。

スクラムハーフ福田健太主将(法4=茗渓学園)

――今試合のテーマは何ですか。

  「アグレッシブハンターズです。ディフェンスで相手に脅威と思われるようなハントをするという意味です。その上で一番大事なのは、相手のアタックの動きをまず知って早いセットをすること。あとはどんな状況になろうとしっかりコミュニケーションを取り続けて、相手がアタックする前に全部ディフェンスを立てていくような状況をつくれたらと思っています。大雨の中でかなりボールも滑りますが、まずはキックでエリアコントロールして、あとは明治の強みのスクラムで圧倒して、最初の10分でゲームを決めたいと思います」

右ロック箸本龍雅(商2=東福岡)

――ロックのディフェンスで意識することは何ですか。

 「青学大戦の時も一人一人のディフェンスで横とのつながりの部分でラインブレークされることがありました。ロックは選手との距離が近いのでその分早くセットしないと相手を有利にしてしまうので、明日は個人的には早くセットしてディフェンスからでもこちら主導で仕掛けていきたいです。また相手のロックは外国人選手で大きいのでしっかり体張って止めていきたいです」

右フランカー朝長駿(農4=長崎北陽台)

――今試合意識していることは何ですか。

 「青学大戦では前半の入りが課題になっていたので、日体大戦ではしっかり意識していきたいです。今日の練習はコミュニケーションが昨日よりも良く取れていて、良い練習ができました。自分の強みであるジャッカルだったり、相手からボールを取り返すプレーでチームに貢献したいです。相手がどこであろうと、いつものプレーができるように頑張ります」

左ウイング山﨑洋之(法3=筑紫)

――今試合ポイントはどこですか。

  「アタックに関しては、自分たちはボールを持てばゲインできるという自信があるので、ディフェンスのところです。自分のトイメンに外国人がいるので、オフェンスはもちろんですが、ディフェンスでしっかり止めて勝利に貢献したいです。自分の役目は声を出してチームを鼓舞していくことだと思っているので、1、2年生が伸び伸びとプレーできる環境をつくるための声かけだったり、鼓舞の仕方だったりを考えていきたいなと思います」

左センター児玉樹(政経1=秋田工)

――対抗戦初スタメンはいかがですか。

 「前回対抗戦の雰囲気は1戦1戦の重みを感じました。ディフェンスで意識していることは相手のスペースを奪うことです。ラインスピードを上げてタックルをするために、いかに強く刺されるかを意識しています。持ち味を生かしてボールを前に運ぶことと、相手の15番にキーマンがいるということでその選手に思いっきりタックルでぶつかっていって相手の流れを摘み取ってこっちのリズムに変えられるようにしたいです」

右ウイング山村知也(営3=報徳学園)

――雨の中での試合が予想されます。

 「先週の慶応戦でアティチュードが問題になって、どのカテゴリーでもチームの代表として出場しているのでジュニアとして単体で考えるのではなくチーム全体の問題としてみていました。トライを取ることは期待されている分取るべきところは取らなければならないので積極的に呼び込んで狙っていきたいです。雨の中でやはり滑るのでパスの幅を考えなければならなので、コミュニケーションを取ってトライを目指していきたいです」

井上遼(政経4=報徳学園)

――調子はいかがですか。

 「左膝のケガが順調に回復したので、メンバーに入れてもらいました。久々の試合ですがしっかりとコミュニケーションを取って、リザーブですがチームを引っ張っていけるようにしたいです。僕らバックローはハンティングディフェンスといって、相手のボールを奪うのが仕事だと思うので、そういうプレーでチームにエナジーを与えたいです」