(40)桜のジャージを経験した若武者がセットプレーで魅せる!/慶明戦直前特別対談vol.1 山﨑太雅×佐々木大斗 前編

2026.10.27

 11月1日、黒黄と紫紺が織りなす伝統の一戦は、新たな時代への一歩を踏み出す。101回目を迎える慶明戦に向けて、両校の注目選手による対談が実現した。第1弾となる今回は、1年次からチームの主力として活躍し、今年はU—20日本代表にも選出された慶大・山﨑太雅と明大・佐々木大斗(政経2=常翔学園)にインタビュー。日本代表のジョージア遠征では同部屋だったという二人のマル秘エピソードや、2年生となった今感じていること、さらに慶明戦という大舞台に懸ける思いに迫った。

※今回は慶應スポーツ新聞会様とのコラボ企画となっております。後編は慶應スポーツ新聞会様のWEBサイトに掲載されていますので、併せてご覧ください!
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——他己紹介をお願いします。
佐々木:ラグビーの面では結構器用というか、詳細にこだわってプレーしている印象です。器用なプレーヤーで、ラインアウトではすごく信頼できるプレーヤーでもあります。ラグビー以外では、(U—20代表の)合宿中は同じ部屋だったのですが、SUPER BEAⅤER(バンド)が好きで、音楽を聞いているイメージがあったり、読書とかもしていますね。賢いふうなのか、賢いのか分からないですけど(笑)

山﨑:彼の一番の持ち味であるスクラムでは海外相手にもかなり押していました。その部分は尊敬しています。試合中はスクラムだったりモールの場面で結構熱くなったりしているんですけど、その中でも冷静に相手のことを分析して「相手はこういう特徴があるからここを狙おう」みたいなことを結構言ってくれるので、熱いけど、頭は冷静にプレーしている選手なのかなと思います。それ以外の所で言うと、基本はおっとりとしていて、ハンバーガーとか甘いものが好きです。部屋の中では音楽の話をしたり、恋バナをしたりして盛り上がっていました。

——お互いの第一印象を教えてください。
佐々木:第一印象でもかなり話しかけやすくて、すぐに仲良くなりたいって思いましたね。とても話しやすくて、誰とでも仲良くなれる印象がありました。

山﨑:僕は最初(佐々木選手を)見た時、なんかめちゃくちゃ体でかいやついるなと思ってすごくびっくりした記憶があります。あとは、笑顔がすごくニッコニコで可愛くて(笑)。話してみて、話しやすいと思いましたし、僕も仲良くなりたいなって思ってました。

——U—20代表での活動を振り返っていかがでしたか。
山﨑:予選プール2位以内でトビリシ(※決勝トーナメントの開催地)に行くというのが目標だったのですが、最初の3試合のプール戦は難しい試合が続き、それを果たすことはできませんでした。そんな中でも、チームはキャプテン(坪根章晃/帝京大)を中心に気持ちを切らさずに、順位決定戦の2試合を勝ち切ることが出来た部分は良かったんじゃないかと思います。

佐々木:自分たちは初戦のニュージーランド戦を意識して練習してきたのですが、そこで結果として負けてしまいました。その試合の負け方も手応えがあったからこそとても悔しくて、沈んでしまった部分もありました(※ニュージーランド戦は悪天候のため後半途中で試合終了となった)。それでも、そこから立て直す過程でチーム力を上げることができたことが最後の2試合を勝ち切れた要因になったと思っています。

——ジョージアに3週間滞在されたが、日本との違いを感じたことなどはありますか。
佐々木:本当に食が合わないなという印象でした。気候は暑いと聞いていたのですが、自分たちの試合時間は結構涼しいときが多くて、あまり暑さを感じるときはなかったです。一番は食に悩まされました。

山﨑:僕も一番は食なのですが、それに加えて日本との違いで言うと、お風呂にバスタブがなくて、ずっとシャワーだけだったというところで疲労が溜まった印象はありました。あとは街中に野良犬がたくさんいて、その犬たちが夜になると結構狂暴になってきて。僕たちは1回野良犬が猫を食べているのを見てしまって……怖かったですね。

——代表活動を通して学んだことを教えてください。
佐々木:フィジカルが強い相手に対して、力で太刀打ちできないときにどう工夫するか、自分の引き出しが増えたと思います。スクラムでどう組むかであったり、アタックの際にどこを狙うかであったり、力で上回ることが無理だったらどうするかを考える力がついたと感じます。

山﨑:体格だけが全てではないというか、体格で劣っていても、それを覆すことが出来るという自信はついたと思います。あとは、明治大学や帝京大学の選手と一緒に練習する中で、ウエートの質であったり、練習に対する意識というのは学ぶべきところも多かったので、そういう部分は今も活きていると思います。

——ジョージアでの印象的なエピソードを教えてください
山﨑:ジョージアのご当地マッサージですかね。口頭だと説明しづらいのですが、ジョージアならではのマッサージみたいなものがあって。リカバリーの時にその施術を受けたのですが、それがすごいスピードで叩かれる感じなんですよね(笑)

佐々木:ふくらはぎを叩かれまくりました。結構激しめなマッサージで、一番ジョージアを感じた出来事でした。

——それぞれ明大、慶大に進学した理由を教えてください。
佐々木:自分はもともと大阪の高校に通っていたのですが、関東の強い大学でプレーしたい、親元を離れて自立したいという思いがありました。そんな時、高校の監督から薦められたのが明治大学で、明治大学の監督も自分を呼んでくださったという感じでした。

山﨑:僕の高校はラグビー強豪校ではなくて、受験は一般入試しか考えていなかったので、その条件で大学でラグビーを続けたいと思った時に選択肢にあったのが慶應と筑波大学でした。その2校で迷っている時に、僕が高3のときに、慶應の4年生の代に僕と同じ高校の先輩がいて、その方にお話を聞いたり、練習に誘っていただいたりしました。また、練習に参加したときに感じた雰囲気だったり、学生コーチの方にすごく色々話をしていただいたのがすごく印象に残っていて、それで慶應義塾大学を受験しようと決めました。

——お互いの大学に対する印象を教えてください。
佐々木:ディフェンスが固いチームという印象があります。

山﨑:やっぱりパワーを一番感じるチームだと思っています。特にFWなのですが、スクラムも強いですし、全員背が高くてラインアウトも強く、スクラムとラインアウトの両方ですごくプレッシャーをかけてくるチームだなと思っています。

——それぞれの大学に交流のある選手はいらっしゃいますか。
佐々木:申驥世、西野誠一朗、小林祐貴、尾関航輔はU—20の活動で一緒で、高校ジャパンの時に一緒だった安西良太郎、草薙拓海とも交流があります。あとは、学年1個上のキーヴァーブラッドリー京は高校の先輩で、このあたりがよく話したことがあるという感じです。

山﨑:僕はU—20の交流だけだったので、佐々木くんと百武聖仁(商2=東海大仰星)くん、熊谷鼓太郎(政経2=東福岡)くんは仲良いなと思っています。

——お忙しい中ありがとうございました!

[髙木謙(慶應スポーツ新聞会)]

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